【面談編】vol.3 共感の本当の意味
言ってはいけないことを言ってしまった
経験はありますか?
私はあります。
面談をしていると、
どうしても伝えなければならないことが
出てきたりする。
時には厳しい指摘も。
結果、
それが波紋を呼び、
『なんでそんなことを言ったのか』
みたいになる。
お決まりの指摘は、
『もう言わないようにしてね』
『気をつけてね』
私も教育のプロであって、
言い方や言うタイミングは確かにね、
と理解する部分はあった。
でも、
同時に思うことがあった。
『なぜ俺の話を聞いてくれないんだろう』
『なぜ、そうした背景を聞かないんだろう』
つまりは、
指摘だけされて、
腑に落ちていない状態なわけだ。
特に、
正義感を持って、
誰も言わないけれど自分だけは言おうと、
そうやって頑張った時なんかは、
結構、
引くくらいショックだったりする。
じゃあ、
もう、
やめよっかな。
じゃあ、
もう、
いいや。
本音を言えば、
そんな気持ちにだってなる。
(じゃあ、なんで俺がやる必要があるんだ?
とまでなる)
ふと思った。
そうか、
こういうことが現場でも、
あらゆるところでも起きているんだろうなと。
だからこそ、
離職の時の理由なんて、
正直に言う人なんて居ないというデータも
あったりする。
組織の中には、
誰が悪いのか、
誰の責任なのかと、
まるで監視員のように目を光らす人もいる。
その結果、
『あぁ、この人の前では、
本音は言わんとこ~・・・・』
ってなる。
すべての行動プロセスには理由がある。
たとえ、
短絡的であったり、
楽観的であったり、
忘れっぽかったり、
聞くとイラつくようなこともあるかも
しれないけれど、
すべての行動プロセスには理由がある。
だから。
聞いてあげて下さい。
人は、
話を聞いてもらえたからこそ、
今度は、
あなたの話を聞こうと、
思ってくれるのですから。
『わかるよ、、、』
『あるよね、、、』
『優しいんだね、、、』
『優秀だからこその悩みだね、、、』
共感こそ、
面談の99%を占めるものです。
どうしようもなく凹んだ時に、
どうしようもなく挫折したり、
どうしようもなく心が折れたり、
どうしようもなく人生の道に迷ったり、
どうしようもなく
人生が暗闇だと感じている時に、
その時に、
浮かぶ顔に、
私や、
あなたが、
入っているだろうか。
もし顔が浮かぶ人が居ないのだとしたら、
もしくは、
信頼していたはずの人が、
顔が浮かぶ人のリストから消えた時、
組織への帰属意識なんてものは無いだろうし、
離職する絶対的理由になるのだと、
あくまで私はそう思っています。
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