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【映画感想】 『美しき仕事』 Beau Travail - クレール・ドゥニの隠れた傑作

ああああああああ

良い映画を観た。
すごい映画を観た。

クレール・ドゥニってこういう鑑賞後感あるんだよなああああ
だから好きなんだよなあああ

あらすじ:仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うように。ある時、部隊内のトラブルの原因を作ったサンタンに、遠方から一人で歩いて帰隊するように命じたガルーだったが、サンタンが途中で行方不明となる。ガルーはその責任を負わされ、本国へ送還されたうえで軍法会議にかけられてしまう…。

『美しき仕事』公式サイトより

捻りも変哲もない直訳の邦題だけど、ロゴすら美しい。
ロゴデザイナーの端くれとして惚れ惚れするタイポグラフィ。

これはたまんねーーーーー!!!!!!!

そしてそして、主演はあのドニ・ラヴァン。
そう、カラックス青春三部作(『ポンヌフの恋人』『汚れた血』など)で有名なあのドニ・ラヴァンですよ!!!!

おっさんになってるかと思いきや、いやおっさんの役なんだけど、身体はキレッキレであのときのままなのよ。『ポンヌフの恋人』でジュリエット・ビノシュと踊り回る花火のシーンを思い出す。
これは、、、、ジャン=ピエール・レオーみたいに、おじいちゃんになったドニ・ラヴァンも観たくなってしまったよなあ。

監督クレール・ドゥニによると、彼のために書いた映画なんだそう。
大好きなんだね、彼女。


そして忘れちゃいけない影の王者、ミシェル・シュボール。
最近観たのだとフィリップ・ガレルの映画でマフィアと手を組んだプロデューサー役がどハマりしていたけど、今回の役もシビれるんだわ。

なんというか「この人には敵わない」感がとてつもないよね。

てなわけで、
女性がほとんど出てこない雄々しい映画だけど、

今までに650本以上観たわたしでも「なんだこの映画は」って、観たことのない映画という感じを与えられた大傑作、そして怪作。

もうこの公式サイトの映像だけでもシビれるから見て。

最高。




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