半月間断酒してみて感じたこと
なかば強引に精神科病棟に入院して、半月ちょいが経った。
お酒も飲まず夜遊びもせず、ばかみたいに健康的な生活を送っているが、半月間断酒したことなんて飲み始めた18歳ごろからカウントしても自分の人生になかったんじゃなかろうかと思い、所感を書いてみることにした。
カラダは軽く、米は美味く、ツヤハリ肌に
許容量超えの飲酒ダメージを蓄積していた胃腸が回復した。
飲んでたときは飲んでも胃が悪い、食っても胃が悪いで上半身のコンディションは常に最悪。それにさらに酒を重ねるのだからコンディションが上向くことは絶望的だった。
酒を抜いて2週間以上経つと、上半身のコンディションはわたしが知らなかったほどスッキリしている。お米も美味しく感じる。何をやってもワントーンくすんでた肌も、今ではツヤンツヤンだ。
こりゃあいい。
そこの若いの、ウツから逃げんじゃねえ
ウツの自己治療として酒を使っていたということで(楽しいから飲むのではなく辛いから飲むというのが特徴だ)どこにも逃げ場のなくなったウツが心身を分かりやすく苛んでくる。
こりゃあつらい。
閉鎖病棟なので間違っても飛び降りたりできないし夜にどこかフラつくこともできない、これは不幸だが助かる。
頓服で安定剤をもらえたり、抗うつ剤がもっと効くように増強剤を追加処方されたりと、医師が手を尽くしてウツの改善に向き合ってくれるのが何よりの救いである。
今は先生を信じてなんとか耐え、泣きたいときは泣き、とにかくじっとして薬が良い方向に効くことを待つしかない。
一生懸命わたしの症状に向き合ってくれる、良い主治医と出会えて幸運であるというほかない。
昨今の歌には軽やかなトーンで絶望や行き詰まり感、心中にも似た行き場のないつらさを歌うものが増えたなと思う、わたしがそう聴いているだけかもしれないけど。
きみには明るい未来があるんだぜ
がんばれ、おれ。
プール行きたい。
一生懸命働きたい。
友人がほしい。
Emoru
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