私は彼に甘えている

私は、彼と同棲している現在、毎日、彼の帰りを楽しみに待っている。そんな私が【毎日、飽きもしないで楽しみに待っていられる理由】について、考えてみた。まずは、その理由を考えるきっかけになった日常生活を振り返ってみる。
私は、自分1人で彼の帰宅を待つ時間も、より充実した時間を過ごす努力を重ねているつもりでいる。それなのに、彼が帰って来た途端、急にダラダラしたくなるのだ。私の中で、これまではきっと無意識だったのだが、【2人で家で過ごす時間=2人で一緒にくつろぐ時間】みたいな感覚が強かったみたいだ。というのも、どちらかと言うと私の方が、すぐにダラダラして甘えたい気持ちになる。そしてそれを行動に移したとしても、なかなか彼は無反応なことが多い。夏でも冬でも「近づくと暑い」とか「体が筋肉痛だ」とか言って、私の望む反応の時の方が少ない気がしている。私はきっと、【2人で家で過ごす時間=2人で一緒にくつろぐ時間】として、『毎日当たり前のようにダラダラするんだ』と自分勝手に楽しみに思っていたことを自覚した。

以前、『愛されていない』の持論についてブログ更新した際にも、『愛情表現なんてものは人それぞれ』ってことを発信した。『自分の希望を全て叶えてくれるだけが愛情な訳でもないよね』って話。私は、そんな感覚を持って同棲しているので、彼の反応が『毎日、私の希望を叶えてくれる訳でもない』ってことを対して何とも思っていなかった。ところが、『毎日のように同じやり取りが繰り返されること』に対して『何の意味があるのか』と思うようになった。そして、『何の意味も持たないやり取り』に対して、【時間の無駄】とか【私の勝手な一方通行】だと思った。【私自身】が、そんな『違和感を抱くようになった』ので、冒頭のように思考を発展させたのである。
とは言うもの、忘れた頃に急に、彼が【彼の意思】で私の希望に沿う反応をする時がある。そんな時があるだけでも、十分に幸せだ。それに、そんなことよりも、【安定した日々の会話や生活】の中で、【彼なりの愛情】を『素直に実感して過ごしている毎日の方が明らかに尊い』ことだと思った。そして、それ以上のこと、つまりは【彼の意思】に沿わないことは、私も無理に求めることはない。と言うよりも、彼が【自分の意思】に【沿うことしか基本的にしない人間】だと私は認識しているからだ。なので、それが『今のお互いの関係性』だと思って納得している。

ただ、そんな彼に対して【私】を客観的に見た時に、要は『私は彼に甘えたいだけなんだ』と自覚した。明らかに『私だけが毎日のように彼に甘えてしまう』って話。しかも一方的に。そう考えた時、初めて『自分のこれまでの行動を改めよう』って気持ちになった。別に、『私が甘えるために彼がいる訳じゃない』って話。当たり前の話。私の中では、【甘える=愛情表現】の感覚が無意識にあったみたい。だけど、【一方的に甘え続ける私】って、たぶん子供。その上『全然自立してないじゃん?』って自分で思って反省した。お互いに『毎日の様に甘えるために相手がいる訳じゃない』し『希望を叶えてもらうためでもない』ってこと。それら全てが『お互いにとっての愛情表現だ』とは限らないよねってこと。私は【お互いがお互いに、気持ちのままに過ごしてなんぼ】だと思う。ただ1つ言えるのは、お互いに『一緒にいたい、大事にしたい』と思って同棲しているってこと。ならば、『我慢しない』『無理しない』『変な気遣いはいらない』ってことが大前提ってな話。

だから私は今日以降、『甘えたい』気持ちは程々に、『もっと自立した私』を目指したいと思う。
そして、恥ずかしながら【甘える=愛情表現】って勘違いしていた私。そんな自分から、『もう少し大人な愛情表現ができる私になりたい』気持ちになった。私らしく、私が彼を思う愛情表現を模索していこうと思う。

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