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水彩画歴1年と少し、個展をやってみた話【開催編】

水彩画歴1年7ヶ月、初心者が個展をやってみました。ここまで【決心編】【準備編】【駆け込み編】と綴ってきましたが、今回はいよいよ個展当日!今回は写真中心にお届けします。

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会場は小さな蔵のようなギャラリー

個展会場は鎌倉駅から徒歩5分にある「KATACOTO GALLERY」をお借りしました。静かな住宅街にある5坪ほどのこじんまりとしたギャラリーで、近くには古賀邸の美しいお庭と洋館が眺められる。内観の雰囲気も温かく、一目惚れした会場でした。

KATACOTO GALLERYの可愛らしい看板

そしてなによりも、ギャラリーのコンセプトが個展にピッタリでした。

KATACOTO GALLERYは「モノ作り・アートや地域のネットワークを大切にし、それぞれが自由に自分らしく表現できる場所」というコンセプトで開いております。初めての人でも手軽に始められるギャラリーを目指しております。作品の展示や販売、ワークショップなどにも使用できる空間です。鎌倉駅からも近く今では珍しい蔵の中で、いろいろな用途で自分らしく表現してください。
KATACOTO GALLERYホームページより

ということで、さっそく個展の様子をご紹介します。

個展当日は、雲一つない晴天!

真っ青な空。お天気も祝福してくれました
入口の看板。ひつじちゃん作のフライヤーをコンビニでカラー印刷。
残念ながらポスターサイズにすると画質が荒くなったため、今回はA4サイズでした

いざ、会場の中へ

入口左手の様子。手前からプロフィールボード。
壁の中央には《花の表現》ゾーン
反対側の壁の全体像。
左側が《陰と奥行き》ゾーン、右側が《水面と滲み》ゾーン
中央のテーブルは《絵のmaking》ゾーン
制作中の様子を手に取りながら見ることができる
机の反対側には、数日前に描いた絵と、いつも使っている画材道具。
お花や苔玉は家族や友人の差し入れ(ありがとうございます!)

個展を彩った小物たち

個展のコンセプト「the making」のメッセージボード
個展に込めた想いをしたためたメッセージボード。
お得意のパワポに打ち込み、コンビニで印刷。ボードに貼ったお手製。
個展を開催するのに、プロ並みの道具はいらない
2日目の午前中は来場客が少なく暇だったので、
制作過程のラミネートカードをボードに貼ってみた。
針ピンで固定しているため、裏側は針山状態
中央にタイトルカード、右上には「水彩画をはじめて○日目」ポップ。
くそダサい「制作中の心の声」(※詳細は駆け込み編をご覧ください)をやめ、
シンプルにして正解だった
夜のテンションで描いたタイトルカード
(これはまだ恥ずかしくないもの)
額装した作品は下部に吹き出しとタイトルカード。
ちなみにここは《水面と滲みゾーン》
額装しない絵はスチレンボードに入り、100均のイーゼルに飾った。
イーゼルは一店舗に5個くらいしか在庫がなかったため、5店舗ほどまわって買い求めた。
(※ネット購入すればよかったが、納期的に間に合わない状況だった)

習い始めの恥ずかしい絵も、勇気を出して展示

水彩画塾に通い始めて4-5回目くらいに描いた絵。
人様に見せるのが恥ずかしかったが、成長を観てもらうためにも思い切って展示。
「そんなに下手じゃないよ!」という方は1つ下の写真をご覧ください。
人間を描くはずが、怪しい人物に。
ほら、やばいでしょ。

日が暮れた会場も、なかなかの味わい

夕方、扉の格子越しに見る会場の様子。
「おや、なんだろう?」とつい気になってしまう雰囲気がいい
夕方はなかなかムードがある。
ただ夕方は激寒で、凍えながら来場客をお迎えしていた
夜は夜でいい。本当に寒かったけど

こうして写真を見ながら振り返ると、初心者にしては個展の完成度が高い。2週間前の駆け込み準備がまるで嘘かのようだ。そして、あれほどクヨクヨ悩んでいたのに、気づけば個展が開催できている。アートも個展も素人のはずだったのに、当初の想像を遥かに超えることができた。

どこかの芸人の決め台詞ではないが、本当に「やればできる!」んだな。美大も出ていない、水彩画は習い事程度、仕事の傍らで細々と企画した自分でさえ、やればできる。ってことは、きっと誰でも、やろうと思えばできる。恥ずかしさや失敗への恐れを手放すちょっとした勇気、そして応援してくれる存在、ただそれだけで新しい景色が見えるのかもしれない。


次回は【余韻編】です。やってみて、何を感じ、学んだのか。よろしければまたお立ち寄りください。

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