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【エッセイ】パイプオルガンが好きだという話

朝、毎度のごとくYouTubeの適当なプレイリストを作業用BGMにしていたら、思わず手を止めてしまう演奏動画に出会った。

いつも薄く遠く聞こえるくらいのボリュームで、作業画面の裏側で流すのだけれど、しっかり見入って最後まで聴き、その後数回聴き直した。

それくらい、この音色はやはり良いなあ…!と惹かれた。

今日はそんな、お話。


まず、私が出会った動画がこちら。

これまでにも音楽についてはちらほら語ってきたが、私の中の「音楽」は本当に雑多である。

昭和の歌謡曲も、JPOPもクラシックも、宗教曲もロックも、全部まるっと「好きなものは好き」のひとくくりで「音楽」として愛している。

これを前提として、さらに一段掘り下げると「楽器」にも好きな音色がある。
その好きな音色の一つが、「パイプオルガン」なのだ。

…動画、観ました?

伝わるだろうか、この高い天井に染みるように滲むように響く、透き通るような倍音。

そもそも「主よ人の望みの喜びよ」が好きな曲なので、それをパイプオルガンでオルガニストが弾く動画が私に刺さらないはずがない。

この、パイプオルガン独特の音色が本当に好きで、いつだったか東京芸術劇場で歌えることができたとき、その事実よりも「あそこにあるパイプオルガンが見られる…!」と興奮した。

こちらがその、東京芸術劇場のパイプオルガン。

本当に格好良い、壮大でたまらない。いつか音色を聴いてみたい…!

以降、私の記憶と記録に残っているパイプオルガンシリーズをいくつか勝手にご紹介。

大阪 住吉生命いずみホールのパイプオルガン。

初めていずみホールに入った瞬間、一人で大いに心の中で小躍りした。こんな立派なパイプオルガンに出会えるとは!
本番が始まるまでは、頭の片隅からこのパイプオルガンが消えることはなかった。本当に素敵。

直前リハーサルで、パイプオルガンの写真を撮っていたのは私くらいだと思う。アホの子。

ところ変わって海外のものも。

友人が出会わせてくれた、
フランス某所 教会のパイプオルガン。

このときは、ふらりと覗きに入ったタイミングが確か調律中で、幸運にも音色を聞くことができた。

よく響く場所と、パイプオルガンの親和性の高さたるや…!

最後は東京オペラシティ コンサートホールのパイプオルガン。

これはKOKIAのライブに行ったとき(【日記】KOKIAのライブへ)に出会ったもの。見たそのときにも書いているけれど、これも立派で素敵だったなあ…。


何だかニッチな話題を掘り下げてしまったが、そんなこんなで私はパイプオルガンの音が大好きだ。
また、楽器でいうなら他に「ティンパニ」の音も好きだ。やはりちょっとニッチ。一番馴染みのあるピアノは言わずもがな。

大前提として、音楽全般が好きなので楽器は何でも楽しく聴くのだけれど。

そして、パイプオルガンについて語ろうとすると、どうしても宮沢賢治の詩「告別」にも触れたくなる。
せっかくだし、それはそれでまた別な記事でがっつり語ってみたいなあ!

以上、唐突に語りたくなった好きな楽器の話でした。

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