[詩]砂時計
パラパラパラ、変わることはない。
落ちるしかやることもなく、
ひたすら落ちつづける。
落ちつづけたら、何がある?
ひとつぶの砂が言った。
もうひとつぶの砂も言う。
けれどあるひとつぶは、
いや、やってみようさ、と言った。
真面目こと言うなよな、と反論の声が聞こえてくる。
それでも砂の動きはとまらない。
パラパラパラ。
あと少し、そんなところで瓶にへばりつく砂がいる。
ぼくらは決して落ちないぞ。
人の手が加わり、瓶がゆれる。
あっけなく抵抗していたつぶも落ちる。
なぁんだ、積もったつぶたちはそう言う。
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