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リゾートライフのリアルな衣食住事情を紹介していきます。第三弾は、【住】。


私たちの住居は、リゾートの真ん中に位置しています。そう、いわゆる住み込みです。GMからマネージャークラス、スタッフレベル、インターンの子に至るまで、誰しもが小さな島の中に住んでいます。

モルディブは1島1リゾートが基本なので、ある意味世界で一番安全な場所と言っても過言ではありません。

だって、リゾート(島)にいるのは、宿泊ゲストとスタッフだけだから。そのうえ、24時間体制でセキュリティがパトロールをしてくれているので、ほんとに無問題です。

【基本情報】スタッフ・アコモデーション

スタッフ・アコモデーションを何て訳して良いのか分からなかったので、あえてカタカナで書きましたが、いわゆる従業員寮というか、従業員住居ですね。

ポジションやレベルによって、部屋の大きさやシェア人数も様々。

コロナ前は、多い部屋で6人シェアのところがあったとか。今は多くても3〜4人が最大とされてるようです。

お陰様で現在私は管理職なので、1人部屋です。決して広くないし、wifi環境も宜しくないですが、2階の角部屋で快適に生活してます!

【驚愕】キッチン無し

ただ、どの部屋もキッチンは当然のようにありません。部屋で火を扱うことのリスクと、衛生面を考慮されて備え付けのキッチンはありません。

え、じゃ食事はどうしてるの?って思った方は、
赤裸々リゾートライフ③食をご覧ください。

【赤裸々】スタッフルームを大公開

先に書いたように、現在は1人部屋で生活していますが、ルームシェアをしていたときのことを少し記します。

お陰様で、幼少期から何不自由なく育ててもらったため、小さい頃から1人部屋を与えてもらい、常に自分の空間というものを持っていました。

突如、20代後半でモルディブに飛び込んだ私は、見ず知らずの子とルームシェアを開始。

自分でも驚くほど、ルームシェアに抵抗なく一瞬もかからずして受け入れられました。

では、Six Senses Laamuにて働いていた時の私の部屋を大公開します。

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↑グリーンが生い茂る、3階建ての入口

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↑階段を上ると…(私の部屋があった)2階の共有スペース

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↑到着した日のウェルカム・アメニティ

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↑3人のシェア部屋。ドアを開けると共有スペースがあり、奥のカーテンのプライバシーが仕切られているところに1人。私は、テレビの手前側の2人使用のところを使用。

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↑左の柄のベットがシェア相手。右の白い方が私。ね、プライバシーも何もない空間。ここに約1年。

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↑バスルームは清潔だか不潔だか、理解不能。トイレットペーパー掛けが当然のようにないため、ペットボトルを切って、トイレットペーパー入れを作成。ちなみにシャワーは、写真の左側に位置。

この空間を見たみなさんの率直な感想はコメントしてくださいね。笑

【知識】ルームシェアから学んだこと

生まれて初めてのルームシェアの相手は、イスラム教の女の子。(当時の役職:料飲部スタッフ)

夜中に到着したため、携帯の明かりだけで最低限の荷物を取り出して、着替えて寝た翌朝、頭に布を巻いた女の子がルームメイトだということが判明。

モルディブ人の女の子は、笑顔で迎え入れてくれました。

それまでムスリムとは一切無関係だった私は、彼女から宗教的なことを沢山学びます。

・女性の前では、頭を覆う布を外してもいい。

モルディブでは、頭を覆う布のことを、ブルガと呼びます。

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↑私が被らせてもらったとき(オシャレ用)

・ブルガの種類は様々。

ユニフォーム用、普段使い用、オシャレ用、お祈り用など。

シーンに合わせて使い分けます。

・1日5回お祈りをする。

無宗教の私にとって、お祈りの時間は聖なるもののように感じ、なんだか見てはいけないようなものの気がしていました。

ある日、勇気を持って「お祈りってどうやるのか見ていい?」って聞いたら「いいよー!」って言われたので、公式に見させてもらうことに。

その時間は、なぜか空気感が張り詰めたような少しピンと背筋が伸びるような感覚がありました。

その後、たまたま部屋に戻ったタイミングがお祈りの時間だったりした場合、部屋の外で終わるのを待っててあげたり、無宗教の私はできる限りの敬意を払ったつもりです。

(正直それが敬意に値するのは分からないし、結果的に自己満だったかもしれないけど、その子は「終わったよーありがとう」って言ってくれてたから、少なからず宗教的な部分をリスペクトしてるということは、分かってくれてたと思う。)


ルームシェアをしていたからこそ学べたことが沢山あり、今振り返ってみると良い時間だったなと。

2つ目のリゾートでは、ルームメイトとの相性がバッチリすぎて笑える結末になってるので、別途書きますね。

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