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仕事との距離感、複数の世界を持つということ

さて週末。

お仕事でもないのに5月の中旬から毎週電車や車に乗って出かけております。

来週の週末で一区切りです。

こういう時期ですのでいろいろ気を遣いながらとなりますが、一昔前の自分ならとてもこんな芸当はできませんでした。

平日働いたツケが週末2日間にのしかかり、とても出かける気力がありませんでした。

子供が小さいときも、せいぜい午後から準備を始め、ショッピングモールに連れて行ったり、近くの公園に行ったり、って感じでした。

子供が生まれる前は一歩も外に出ないなんてザラでした。

今の方が歳もとってるし、気力も体力も衰えているはず。

でも、むしろ今の方が活動的になっています。

その理由の一つは、仕事への慣れ、仕事との距離感。

若い頃は「人生=仕事」と言わんばかりに仕事中心の生活でした。

「人生=仕事」なんてこれっぽっちも思っていません。でも、自然とそうなってしまっていました。

もっとも、そういう時期があったからこそ今があるわけですが、同時に「人生とはなんだろう?」という問いから逃げていた時期であったかもしれません。

あれこれ考える余裕がなかったわけです。

今はどうかというと、仕事とちょっと距離を置いた感じです。

仕事に打ち込まなくなった、というわけではないのですが、きっと仕事の慣れもあって、要領を得てきた面もあるし、ONとOFFを明確にしてきた、という面もあります。

中でも仕事とはまったく関係のない世界を持ったことが仕事への適度な距離感を掴めるようになった要因かもしれません。

例えばこのnoteもそうですし、趣味の世界や別のコミュニティに顔を出してみること。

自分の中でいろんな世界を持つと、世界が仕事一つしかなかった状態から、二つ三つとなっていきます。

そうすると、自分の中の仕事の位置付けが100%から50%へ、50%から33%へと変わっていきます。

世界を複数持つと、大変になるんじゃないかと思っていましたが、意外と気が紛れて楽になるという側面もあることがわかりました。

複数の世界を全身全霊で駆け抜けない限りは、ですね。それぞれ適度な距離感っていうのも必要です。

これによって仕事に余裕が出てきます。余裕というのはとても重要で、さまざまなパフォーマンスに影響を与えるものです。

余裕を生み出すには、今没頭していることから少し目を逸らし、別の世界に足を踏み出してみるという手も有効かもしれません。

だからといって「人生とはなんだろう?」の答えが見つかったわけではありません。この問いは一生かけて考えることになるのかなぁ。

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