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「対話」によって発見する

こんばんは、Mihoです。
GWもいよいよおしまいですね~!
わたしは全然GWって感じがしなかったけど😂

今日はご依頼を受けて軽く発表させていただきました。
ざっくりいえば、発達障害の方がどのように自尊感情を取り戻していくのかというテーマです。

集まっていた方たちは「発達障害」が専門でない方がほとんどでしたので、そもそもご依頼いただいたときに「わたしで大丈夫なんですか?😲」と驚きもしたのですが、これも経験だと思ってお引き受けした次第です。

実際は「私は専門ではありませんが……という感想を抱きました。Mihoさんはそれについてどうお考えになりますか?」などと積極的にご発言、ご質問いただき、フロアとの質疑応答がたくさん起きました。

わたしの研究テーマは自閉症スペクトラム障害ですが、自閉症スペクトラム障害のためだけに研究をしているのかというと、決してそうではありません。

世の中には、孤立して苦しい人、自分を「異常ではないか」と疑ってしまっている人、自信がない人など、それを引き起こしている直接的な要因は人それぞれだと思いますが、手助けを必要としている人はたくさんいます。
そして自分自身が苦しい立場にあるときに感じる生きづらさは、決してその人だけの特別な出来事でなく、多くの人がさまざまな場面で経験してきたものであると思っています。

なので、わたしの研究テーマは自閉症スペクトラム障害ですが、わたしの講演を聞いていただいた人には「自分にも身に覚えがある」と感じてもらいたいと思っています。
その点、今日は発達障害をよく知らない方からも「ああ、わかるな…と思ってしまいました」と素朴なご感想をたくさんいただいて、とっても嬉しかったです😊

わたしもまた、知らない人に説明しようとするときには、すごく勉強になります。
ベタな言い方になりますが、「相手の視点に立つ」ということは工夫する訓練によってできるようになっていくものですから、知らないフィールドにこそ出て行かなくてはいけないと思います。
実際のところ知識を覚えてもらうよりも、単に「興味深い」とか「面白い」と感じてもらうこと、身近な話だと思ってもらうこと。
そういうことに同じ時間を共にする喜びもありますね。
何よりも、たくさんご質問やご感想をいただいて対話するうちに、わたしのなかでもより考え方が磨かれ、新しい洞察も生まれてきました。
「対話」の効能はすごいです!

博士論文はとても長い道のりですが、「ぜひ読みたい」「楽しみにしています」といっていただくと、やはりこの道を登りきるぞ…と励まされました。

みなさんもよい日曜日の夜をお過ごしください。
ここまでお読みいただいてありがとうございました!


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