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自分を「治す」のではなく「育てる」

こんにちは、Mihoです。
本日はお昼から1件トレーニングのご予約をいただいていたのですが、クライアントの都合で延期になりました。
わたしのサービスでは事前にご連絡いただけたら、1回無料で別の日に振り替えていただけます。
丸々1日休むのが久し振りなので、延期は残念だけど、お休みはお休みとして、うれしい。
掃除や洗濯をしています(今は洗濯の終わり待ち)🧦

最近、発達障害の傾向で悩んでいる方のトレーニングをさせていただくようになりました。

発達障害は既存の医学だといわゆる治療法のようなものはないといわれており、「特徴」を軽減させることを目的とした投薬がされている、ソーシャルスキルトレーニングを行うなどの対症療法が主流です。
また、そもそも「障害」として認定されたとしても、いわゆる幼少期に発見されるような特徴が強い人たち(たとえば、言語・知的・身体障害があるなど)以外は、利用できるサービスに限りがあるのが現状です。

わたしの現在のクライアントのような、専門家から見れば、診断基準を完全に満たさないけれどもご本人はすごく困っている、悩んでいる人たちの受け皿は決して多くないと考えています。
というのも、「高機能」な方であればあるほど、発達障害の傾向や特徴の表れ方が複雑になるからです。

わたしもそうでした。
わたしは高い言語能力や知的能力があったため、長らく「性格」の問題として考えられて来ました。
ずっと「やる気がない」とか「怠け者」と思われ「優しくしなさい」とか「仲良くしなさい」とか「頑張りなさい」と言われてきたのです。

もちろん、昔は発達障害自体が知られていなかったので、そう指導するしかなかったという事情があります。

しかし、近年明らかになってきているような、生物学的な要因・生理学的な状態がその人の性格・言動に与える影響を知り、適切なケア・トレーニングを受けられていたら本当に良かっただろうなと、勉強すればするほど強く思います。

トレーニングでは、その方を「治す」のではなく「育てる」ことが目標です。

「治す」とは「間違った状態や具合の悪い状態などを本来あるべき姿にしたり、好ましい状態にしたりすること」(goo辞書より)です。
それに対して「育てる」とは「手間をかけて養い成長させる」「能力などが伸びるように教え導く」「ある考え方・気持ちなどが伸びていくように力を尽くす」(goo辞書より)ということです。

わたしもみなさんも、それぞれに素晴らしい存在だし、現状がどうあれ頑張っています。
だから「本来あるべき姿」なんていうものはないのです。
今の「その人」がいるだけです。

ただ、まだ十分に心身や能力が成長しきっていないということはありますし、傷ついていたり疲れていたりしてその人のよさを充分に発揮できないでいる可能性はあります。

だから、わたしはトレーニングを通じてクライアントの方を「治す」のではなくクライアントが「育つ」お手伝いをしたいと思っています。

実は、わたしが「育てる」ですらないんですね。
結局のところ、自分の人生は自分で生きていかなくてはいけないし、自分で自分を大切にして、育てていかないといけないのだと、最近実感しています。

要は自分のことは自分で世話をしなくてはいけないのだけど、そのちょっとしたお手伝いや励ましはなんとかできるのではないかと。
そう思えるようになってきたので、トレーニングをお引き受けするようになりました。

思考錯誤のサービスにお金を払ってくださるクライアントのみなさんには感謝しかありません。
わたしもまた新しい経験を通じて自分を育て、鍛え、クライアントの方と一緒に成長していきます。

なので、最近は普段のお仕事や研究に加え、そちらのプロジェクトの方に集中しているということもあり、自分としては結構忙しくしていたのですが、思わぬお休みをいただいたことにもまた、感謝の一日です。

いろいろとやっておりますが、さらに成長したい方、自分をもっと好きになりたい方をお待ちしております。

ここまでお読みいただいてありがとうございました。


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