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新幹線どこかに冒険daysの感想


どこかに冒険daysとは

鉄道開業150年記念のイベントだそうです。
JR東日本がオススメする行き先を3つのグループに分け、グループA(新青森、米沢、白石蔵王、新潟)、グループB(八戸、福島、長岡、上田)、グループC(盛岡、上毛高原、郡山、飯山)、それぞれ4つの行き先の中から、どこか1箇所に新幹線で日帰り旅行するという流れです。
グループまでは当選時に発表され、行き先は当日になるまで分からないです。
グループは第1から第3希望まで選択することができました。私は運良く第1希望のグループAに振り分けられました。Aはどこも行ったことがなかったので、どこになっても新しい発見があると思って選びました。欲を言えば、1番遠い新青森に行きたいなぁ…と思っていました。

当日までの間のお話

7月か8月だったかな…当選した通知が届き、しかも第一希望としていたAコース(新青森、新潟、米沢、白石蔵王)と分かり、小躍りするくらいには嬉しかったです。

しかし当日までの間にハプニングが…

定期的にフラグ付けておいたりするメールですら容赦なく突如消し去るGmailが、当日までメールを保管しておいてくださいと書かれたメールまで消してしまいました。
9月初旬に問い合わせを重ねて、何とかメールを再送していただき、事なきを得ました。
(今後大事なメールはyahooメールを使おうと決意しました。)

そして当日…

2022.9.29  東京駅

集合場所に時間に少し余裕を持って到着。既に6、7組くらい居ました。みんな早い。

そして、手続きを済まして、注意事項とカードを渡されて再度待機。

定刻になり、スタッフさんの案内のもと、抽選会場に移動しました。

抽選会場は丸の内駅北口に設置された特設ステージ。報道陣もちらほらいて、一気に緊張…!

駅長さんの話、緊張してあんまりちゃんと聞けず申し訳なかったです。今回の企画のご準備等ご苦労様でした。


東京駅のゆるキャラ ドームくんというらしいです。近くにいたから、ガン見していました。

私の抽選順は6番目、抽選の機械が3つ設置されていたから2巡目でした。
隣に居た9番目のご家族(お母さんと小学生くらいのお子さん)が、日テレの取材を受けていて、これはちゃんとしたメディアが入るんだ…テレビ写る可能性あるのか…とより緊張している間に1巡目の方々のインタビューが入り、1番端の機械を使っていた方が「どこがいいですか?」と尋ねられて「新青森に行きたいです!」と言っていたのを聞いた後、カードを所定の位置にタッチし、3組の方々が一斉に抽選をしました。
「新青森がいいです!」と話していた方が新青森になっていました。4分の1引き当てるのは凄いな!と思い、私の案内をしてくださるお姉さんに「あの方良かったですね!」と思わず話しかけてしまいました(お姉さんすみません。お姉さんも反応してくださりありがとうございました。)

そして程なく自分の番がまわってきました。
うひーテレビ入ってる姿勢良くしないと猫背だから…
と無駄に気にしつつ…そしたらめちゃくちゃ近くにカメラが入り、結構近くで撮られている感覚にひえ〜となりながら…いざ、抽選!とカードを当てると…

撮られている…と緊張していたので、当選した時の画像撮る心の余裕が無く、当選画面を準備できませんでした。

当選後に、切符代わりに使うトートバッグを受け取り、そそくさと駅の構内に吸い込まれていきました。この場所の記念撮影とかしておけばよかったと後で後悔。

切符代わりのトートバッグ。
たくさん物が入るから、お土産詰めよう!と思っていました。

蔵王はキツネ村!フルーツ!と大まかには知っていましたが、しろいし?しらいし?とどちらの読みかも分かっていないくらいには白石市は知らない場所だったので、新幹線の車内で調べまくろう!と意気込みました。

新幹線まで少し時間があったので待機していたら同じ行き先のご夫婦(1巡目の方)や、ご家族連れの方も待っていました。

そして新幹線の待機列でまたも報道陣、ひえーっと思って前に並んでいたご家族連れの方のインタビューを聞きつつ、自分の番の時には、めちゃくちゃ緊張して饒舌になり過ぎるし、差し出されたマイク握ろうとして、「大丈夫です」と言われて恥ずかしかったし、インタビュー途中で新幹線入ってきて爆音だったから「こりゃあ使われないな」とホッとしたり…とそんなこんなで待ち時間はあっという間に過ぎて、新幹線に乗り込みました。行きも帰りも指定席なので、安心して座って旅に出られます!やったね!

ご家族連れの方が観光本を購入されたようで見ていました。1人だと本は持て余すから、友人とこういう旅行出来たらいいなとほんのり思いました。

携帯を充電しつつどう巡ろうかと考えていると、白井市はお城があるらしいと分かりましたが、残念ながら地震による修繕工事のため休業とのこと。
どうしようか…いっそ仙台出た方が色々ある…?いやいやせっかく白石蔵王駅になったのだから!とあれこれ考えている間に到着。

東北新幹線は初だったので、ずっとウキウキしながら乗っていました。
背もたれも枕?もあって乗り心地よかったです。

観光やグルメばかり調べており、真田幸村のことまで調べていなかったので、真田幸村!?とちょっぴりテンション上がりました。笑

私のイメージする真田幸村。
戦国BASARAのイメージが強いです。笑

改めて外に出ると、何もない!というのが正直なところでした。
駅前にはコンビニと宿泊施設、バス停と駐車場?とレンタカー屋さん。
レンタカー借りて自力でキツネ村や御釜に行くというのもありましたが、初めての道をレンタカーというのも怖いなと思い却下。
とりあえず…お腹空いたから何か食べようと思い、宿泊施設の横にある飲食店へ。

それらしいものを食べようと思って、とりあえず牛タンにしました。

美味しくいただきました。
薄切りのものより厚切り派というのもあり、満足です。

とりあえず、歩いて行けそうな場所もないし、バスに乗るか…と思い、バスの行き先を調べると
遠刈田温泉なる場所に行くらしく…何と読むのかまたもや分からなかったけれど、お風呂!いいな!と思い、最初の行き先を遠刈田温泉に決めました。

私の中で決めた今旅のプランとして

  1. バスで遠刈田(とおがった)温泉に行き、日帰り風呂を楽しむ。ついでに温泉街も歩けたらいいな。

  2. タクシーでキツネ村に行く

  3. タクシーで駅まで戻り、所定の時間の新幹線で帰る

という計画のもと、いざバスへ乗り込みました。

バス移動は約50分間。寝不足ということもあり、ぼんやりとしつつ降り逃しの無いように寝ないようにだけ気をつけていました。
あと、[遠刈田温泉 日帰り]で調べて、1番人気の温泉に行こうと思って調べたりしつつ、景色を楽しんでいました。

途中、白石駅を通過しましたが、駅前が明らかに白石蔵王駅より栄えていました。温麺のお店やお土産屋さんもあって、帰り余裕あったら寄りたいけど、滞在時間考えたら難しいかな…と色々と考えていました。
白石駅前は工事中で、作業員さんが交通整備をしていたのですが、バスの運転手さんと工事現場の作業員さんが仲良しのようで、作業員さんがニッコニコの笑顔で手を振っていて、何だか心がほっこりしました。

そうこうしている内に、遠刈田温泉に到着しました。

遠刈田はこけしが有名らしく、後述する酒屋さんやプリン屋さんでもこけしが売っていました。

先程調べた、湯の里温泉を目指し歩いていると…

温泉のタンクのようです。
とても急坂の神社だったので断念。
宿泊で行った際は改めて立ち寄りたいです。
ほんのり湯気が見え、温泉のにおいもほのかに感じました。これから入りに行くと思うとテンション上がります。
温泉をパイプで引いていました。
湯の里温泉の案内も風情があっていい感じです。

香ばしい風景に魅力を感じ、持ってきたカメラで撮りながら湯の里温泉に向かいました。

温泉にどうやら到着したぞ、と思い、坂を登る途中…男性用の露天風呂が見えて、おじさまのハンケツを見てしまい、おじさまのプライバシーを見てしまい申し訳ないと思いつつ…笑
日帰り温泉は900円だと思っていたら500円だったようで、思ったよりも安くてびっくりしつつ、お風呂に入りました。

ややぬるぬるしたお湯で、お湯の色は先程見た源泉?と同質の茶褐色。泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性中性高温泉らしいです。
身体を洗った後に入浴しました。
程よく温かく、身体にしっとりと纏う湯が気持ち良くて、これだけで元が取れるくらいに来てよかったと思いました。
内風呂から露天風呂に移動すると、景色も良く、山々に囲まれて自然を感じ、更に癒されました。キツネ村の営業時間のことや、仮に行けなかった場合のバスの時間のこともあるので、ある程度身体が温まってリラックスしたので出ました。

そしてお風呂上がりには…

やっぱり珈琲牛乳!

風呂上がりの一杯は最高ですね!それなりに歩いて疲れも出てきた身体が喜んでいます。

湯上がりでちょっと暑かったので、休憩所で涼んでいました。

遠くの山々が美しくて、光が綺麗に入る癒し空間でした。

日帰りは湯の里、宿泊は三治郎という名称のようです。とても癒されたので、また機会があればここにも宿泊したいなと思いました。

タクシーの電話番号を受付の方にお聞きしてかけましたが、残念ながら予約でいっぱいらしく、観光案内所の方に聞いたタクシー会社にも、ここからはちょっと難しいと丁寧にお断りされたため、キツネ村は泣く泣く断念。
先ほど行けたらいいな思っていた、白石駅周辺で下車してお土産買いつつ、白石蔵王駅に戻るルートにしました。

バスの時間まで30分程度時間があったので、温泉街を歩きました。
まずは酒屋さんに。東北にはきっと美味しい地酒があると思い…ただ、白石駅から歩くことを思い、お酒を買うのは断念。こけしのブローチを家族に買ってあげました。ゆるくてかわいい。笑

次は、比較的新しく出来たお店であるプリン屋さんへ。

お店の佇まいも可愛らしくて、中も明るくて綺麗でした。桶に買いたいものを入れるのも温泉地らしくて良いですね。

猫の形の岩?の小さい置物?とこけしとだるまのブローチを購入しました。可愛い、やはりゆるい。笑
あと、家族と自分に、とプリンを複数購入しました。
1番人気の昔懐かしプリン、季節限定のクリームチーズの上に梨のコンポートが乗ったプリンを買いました。
店員のお兄さんが「どこから来られたのですか?」と尋ねてきたので、「千葉です」と答えると、以前千葉の方で働かれていたことがあるらしく、話が盛り上がりました。千葉の中でも私は田舎ですが、お兄さんは比較的都心に近い方で働かれていたらしく、大変だったけど、充実していたそうでした。
今こうして蔵王で働けていることを楽しんでいらっしゃるらしく、ここに住む人は、心に余裕があるからみんな優しいんだろうなぁと思いました。同じ千葉のよしみで…とこっそりおまけしてくれて、ありがたく頂きました。

帰宅後にいただきました。クリームチーズと梨のバランスが良くてめちゃくちゃ美味しいし、とても優しい味でした。また食べたいなぁ。

お店を出て少し歩きましたが、そうこうしているうちにバスの時間が近づいて来たので、乗り遅れたら完全にアウトだと思って急ぎバス停に行きました。

白石駅にて下車、定番中の定番だけど…萩の月を買おうと思っていて、せっかくならお土産屋さんじゃなくてちゃんとしたお店で買おうと思い、菓匠三全さんの白石にある店舗で購入しました。ついでにずんだ餅も買いました。

しばらく歩くと、仙台牛の焼肉屋さんがあり、気になって見ていると、味は美味しいけどお店の人がオリジナルマナー?があるみたいな評判があり、一見の旅人には敷居が高いとあきらめました。勇気のある方、一緒にいきましょう。コスパめちゃくちゃいいらしいので!笑

白石蔵王駅周辺まで着いて、あと50分程度時間があったので、夕飯食べてしまおうと思い、お昼に食べたお店と同じところにしました。
夕方から開けているバーのような方に行くと、お着物を着た女将さんが出迎えてくださり、色々とお話ししました。こういう企画で白石蔵王で楽しんできて、日帰りで〜とお話をすると
「駅前は何もないから、大変でしたでしょう」と言われて、「確かにプランを考えるのが結構大変で、計画通り行かなかった部分もあったけれど、とても充実した旅になりました」と伝えました。

最後くらい贅沢するぞと思い、仙台牛のイチボ90gをえいやと思い切って頼みました。

脂が甘くて美味しかったです!

これは私から、とお酒を今日は飲まないと伝えていた私に対して女将さんから葡萄ジュースを1杯いただきました。本当に優しい…!

嬉しくて撮る前に一口飲んでしまいました。ありがとうございました。

食べ終わり、宿のフロントの方にお土産屋さんがあると伺ったので、購入したのちに女将さんとお別れしました。最後までお心遣いありがとうございました。

お部屋も綺麗で女子旅に良いとのことだったので、いつか旅の拠点にしたいです。

そして、お土産の牛タンなどなどを駅のNewDaysのお土産コーナーで購入し、新幹線に乗り、東京に戻りました。
帰りの新幹線も指定席のため、歩き疲れた身体には有難かったです。

新幹線どこかに冒険daysの感想など

前々からしっかりと計画的に場所を選んで巡る方が楽しい思っていたけれど、いざいきなり行く場所が決まって、計画立ててうまく行かなくても立て直すというのも悪くないと思いました。
帰りの新幹線の時間もあるから、行き当たりばったり過ぎるとヤバいので、ある程度の枠組みは考えつつ、無理のない範囲を考えつつ…になるので、頭は常に忙しかったです。
あと、私は初めての場所で運転するのは非常にリスキーだと思ってやめましたが、複数人の場合はレンタカー借りて交代交代で運転して巡るのも楽しそうだと思いました。特に今回の白石蔵王は車があるから行ける場所もあるので、運転テクニックに自信があれば更に楽しめたかも…と思いました。
本スタートは12月ということです。今回は先行イベントということもあり、クレカ払いOKでしたが、本スタートからはJREポイント6000ポイントとのこと。ポイントを貯めるのは大変だけど、またやりたいくらいには楽しかったので、いずれまた行きたいなと思いました。

白石蔵王という場所について

SNSの評判を見ると仙台までいかないのは…と書かれていました。実際、最初は駅前は何もなくてどうしよう…と思ったのも正直なところでした。
しかし、遠いながらも温泉地もあり、今回は行けなかったですがキツネ村、白石城、御釜などもあり、車があれば日帰りでは収まらないくらい楽しめる場所だと思います。
また、今回は食べられなかったけれど、この時期に食べられるはらこ飯も美味しそうだったし、温麺もお土産で買ったけれど現地で食べたいし、焼肉も…と思うと、巡りきれていない場所もまだまだあり、仙南地域や南三陸などの土地を改めて巡りたいと思うくらいとても良い思い出となりました。
何より、現地の人の暖かさがとてもありがたかったです。お話しして、「遠いところからありがとうございます」と言っていただいたり、タクシーを断られた際も、忙しい合間だろうに「本当にごめんね、またの機会にぜひ」と優しい言葉をかけていただきました。優しさにたくさん触れて、記憶に残る旅になりました。

今回の旅の記録や感想が、本キャンペーンに興味のある方の参考になればと思います。



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