僕と彼女は箱推しになれない 第十二章
「ちょっと待った!静かにして僕の話を聞いてくれ」
はるるんがいなくなる運命が変わらないのなら、出禁になってもいい、身を削ってでも伝えたいことがある。佐伯稔は前向上でオタクを一蹴するために乱暴な台詞を飛ばす。
「まず、オタクども。写真を拡散されてはるるんがどれだけ追い詰められたか考えたことあるのか?ウジ虫のように涌いて群がるおまえらのことを言ってるんだよ」
「てめぇ、ここにいるオタク全員、誹謗中傷してるって決めつけてんのか!小僧のくせに俺らをなめんじゃねぇよ」
想像していたより