マガジンのカバー画像

りぴーと

150
素敵な作者さんたちの作品。私が読み返したいと感じた記事をまとめています。敢えて平仮名のりぴーと。
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

+14

【就活エッセイ第9話】This land is your land(2/2)

うまく会話ができない、友達を自分から誘えない時。「凪のお暇」を見たい

凪のお暇というドラマ、ご存知ですか? 黒木華さん演じる主人公・凪が空気の読みすぎで会社で倒れたことをきっかけになにもかも捨ててひと夏の「お暇」を過ごしながら人間的に成長する、というストーリーです。 役者さん、ストーリー、雰囲気。 どれをとってもほんとうに大好きなドラマなのですが、このドラマの中ですごく心に残ったシーンがあり、書き残しておきたいと思います。 * そのシーンは、主人公の大島凪がバイト先のスナックのママに「お客さんとうまく会話ができない」と相談するシーンです

婚活とCIA

陰があるから陽が輝く。なんか怪しいこと言ってるみたいだけど、べつにそういう方面の話ではない。 ある編集者とオンラインでしゃべってたときのこと。彼は、音楽好きで、なんていうか陰のあるイケメンだ。彼が僕に言う。 「ふみぐらさん、婚活ってだいたいうまくいかないんですよ。なんでか知ってますか?」 「あ、いや。……婚活…?」 この話の先に何が待ってるんだ? 何のくだりからこうなったのかわからないけれど、野郎同士で平日の昼間からオンラインで婚活トーク。CIAが盗聴してたって「こい

孤独を選び続けた私が、贈与のバトンを渡すなら。

長年の観察の結果、私は「人付き合い」に疲弊すると心のシャッターを閉じる傾向があるとわかった。 小学生の頃から所謂「人付き合い」が得意ではなかった。だからと言っていじめられていたわけではないし、仲の良い友達もいた。でも、女の子特有のグループ同士のいざこざは絶えなくて、今思えば先生も手を焼いていたのではないだろうか。 通っていた地元の中学校は不良が多く、運悪く荒れていた。私がターゲットになることはなかったけど、友達がからかわれているのが絶えられなくて、言い返したり闘ったりした

会社員→フリーランスへ。うまくいかないときの対処方法

こんにちは、さやかです。 私は大学卒業後、テレビ番組制作会社で会社員の経験を経て、2017年にフリーライターに転職をしました。現在は取材やインタビュー記事を中心に、基本的に在宅で仕事をしています。 さて、会社員からフリーランスへキャリアチェンジする際、自分なりにいろいろなことを考えていました。どんなことを考えて、何をしたのか、忘れないようにnoteに書いていこうと思います!(過去記事は下記からご覧ください) 前回、退職をしてから仕事を獲得するために行なったことをご紹介し

短歌 恋する星座 十首

1 偶然が必然になる瞬間は辞書には「恋」と記されている 2 また会える約束だけがオリオンのとなりで今も瞬いている 3 綺麗事という必要悪があり今日もなんとか生きてゆけます 4 オリオンのいちばん右で光る子はあたしの好きなにおいがするはず 5 恋をしたという自認はないようねどうやら重症みたい(あたしは) 6 涙腺が大渋滞で迂回路を探していたら星座になった 7 頼むから冷たくしてね好きじゃないならなにもかも凍らせるほど 8 新宿でヒールが折れて帰り道今日はもういいこ

物語るひとに【感想文の日㉒】

こんばんは。折星かおりです。 第22回感想文の日、今回ご紹介させていただくのは利瑚 莉朱(Lyco Ris)さんです。 2020年9月からnoteを始められ、毎日投稿を続けられている利瑚莉朱さん。普段書かれているのは、日常のことやショートショート。週末には一週間を振り返る短歌も書かれています。振り幅の広さが本当にすごいなぁと思いながら、楽しく読ませていただきました。改めて、ご応募くださりありがとうございます! それでは、ご紹介いたします。 ■地下の世界というのは今何処

#私の晩酌セット

おお〜〜❣️これは書かねば。 私は毎晩ワインを飲む。仕事から帰ってオフのスイッチに切り替えるには毎晩の晩酌は欠かせない。 この企画はキリンさん主催なので、本当はビールに合うおつまみが求められているのはハナから承知だ。だがしかし天邪鬼で正直者の私は毎晩のワインが何よりも楽しみな時間なので躊躇なくワインに合う晩酌セットをここに書こうと思う。 作るのは仕事から帰ってきてササっとできるもの。私は大体15分〜20分で作る。それには少々コツがある。それは作る順番が大切。少し「置く時