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うまく会話ができない、友達を自分から誘えない時。「凪のお暇」を見たい

凪のお暇というドラマ、ご存知ですか?

黒木華さん演じる主人公・凪が空気の読みすぎで会社で倒れたことをきっかけになにもかも捨ててひと夏の「お暇」を過ごしながら人間的に成長する、というストーリーです。

役者さん、ストーリー、雰囲気。
どれをとってもほんとうに大好きなドラマなのですが、このドラマの中ですごく心に残ったシーンがあり、書き残しておきたいと思います。

そのシーンは、主人公の大島凪がバイト先のスナックのママに「お客さんとうまく会話ができない」と相談するシーンです。

凪は「せめて投げられたボールぐらいは上手く返したい」というのですが、ママはその悩みを「あなた人に興味がないもの」と一蹴します。

ママはこう続けます。

「なぜボールを「投げられる」前提なの?もしかして、自分のこと聞き上手と思ってない?本当の聞き上手は相手が返しやすいボールを自分から投げてあげるのよ。あなたがボールを投げられないのは、そもそも人に興味がないのが原因よ。」

その場面を見た時、「あ、わたしのことかも」と思いました。

わたしも一見すると、おとなしく、気弱で、「空気を読むタイプ」と言われることが多いですが、人に話しかけたり連絡したり人を誘ったりするのが、すごく苦手なんです。

苦手というより、自分から誘う必要がないと思っているという方が近いかもしれません。

仲良くしてくれている人は「向こうから来てくれる人」ばかり。とにかく向こうから来てくれる人に対して、うまく返そう、嫌われないようにしよう、と。凪と同じですね。

でも、このセリフを聞いた時、その付き合い方でいいんだろうか、とふと気付かされました。

自分に興味を持ってくれない人としか仲良くできないなんてとっても勿体無いし、なにより仲良くしてくれる友人を失わないためにも、友人同士でも、きちんと相手に自分から愛情を表現することは大事だな、と。

与えられ待ちが身についている自分を変えたくて、怖々ではありますが早速ふたりの友人に自分から連絡してみました。

二人とも喜んでくれて、すぐご飯に行くことに。ひとりとは小籠包、もうひとりとはカレーを食べに行きました。

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会う前は、「面倒だ」とか思われていないかな?と不安に思っていましたが、いざ会ってみると相手の子は二人とも、「誘ってくれて嬉しかった」と言ってくれました。

優しさが身にしみるとともに、わたしはこんなにちゃんと誘ってくれた人に対して毎回お礼を言えていただろうか、と反省。

なにより自分で誘って作った機会は、自分の楽しみ方も少し違うような気がしました。自分で人を誘う、自分から人に声をかけるって、自分で人生を選びに行ってる感があるというか。

小学生みたいな気づきなんですけど、わたしにとっては大きな一歩になりました。大分大人になってしまったことに後悔はありますが、いま気づけて良かったな、と思っています。

長くなってしまいましたが、何が言いたかったかというと、「凪のお暇」は人生の大事なことを教えてくれる素晴らしいドラマだということを皆さまにお伝えしたかったのです!

人との付き合い方とか、空気を読む読まないとか、自分らしく生きるためのエッセンスが詰まっていると思います。

Amazon Primeならいまも見放題なので、皆さん是非みてみてくださいね。

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お読みいただき、ありがとうございました。

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