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大学アンチだった私が大学院まで行った話

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【完結済】自身のエッセイ(?)シリーズです。私が大学院に進学した経緯を書きました。一本あたり1000字〜1500字程度です。
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2022年11月の記事一覧

大学アンチだった私が大学院まで行った話-0:大学受験の失敗

高校の現代文の授業で、中島敦の『山月記』を読んだ。主人公の李徴は、私だった。

「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」と表現されたこれが、「あの国立大学に行きたい」と言いながら全く受験勉強をしない自分にぴったりと当てはまる。

「自分の能力なら、努力すれば叶う目標だ」という自負がありながら、「そうでなかったらどうしよう」と恐れ、努力を躊躇っていた。

あまりにも耳が、心が痛かった。

勉強しなかったのは

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大学アンチだった私が大学院まで行った話-1:絶望の大学生活

「大学ぼっち系YouTuber」なるものが、少し流行っていたらしい。

私は全く知らなかった。

なぜなら、ちょうどその頃、私自身が「大学ぼっち」だったからである。

ぼっちには、流行を教えてくれる友達がいない。

需要があることを知っていたら、私もYouTubeで何か発信したかったなぁ。

前回の記事に書いたように、入る大学をあまりにもテキトーに決めてしまった私。
入学式も、さして緊張していなか

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大学アンチだった私が大学院まで行った話-2:コロナ禍から好転し始めた人生

タイトル不謹慎でごめんなさい。
シリーズ第2回です。

〜ここまでのあらすじ〜
大学受験にやる気がなさすぎて、生態学をやりたいって言いながら森林系の学科に入っちゃった私。友達もできないし、こんなに毎日が憂鬱だなんて😩大学なんか大っ嫌い!私のキャンパスライフ、一体どうなっちゃうの〜!?

バイトだけが生きがいの、クソみたいな大学生活。

単位を落としまくり、1年次後期のGPA※は、
「1.00」。

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