自分を認める、褒める

先日、友人と会って話をしていました。
春に長年勤めた会社を辞めて、しばらくは少しゆっくりしながら、やりたいことを見つけようかなと思ったようです。

本当に真面目な子で、仕事も一生懸命やってきたのだと思います。
責任感も強いので、「しっかりやらないと」という気持ちでずっと気を張ってきたのだと思います。

でも、ずっと頑張り続けるってできない。
気を張ったままでは、疲れますよね。

慎重なタイプの子なので、会社を辞めたと聞いたときに「随分思い切ったな」と思いました。
そういうことをやるタイプの子ではないのです。

なので、「きっとものすごく勇気がいったよね」と言ったのです。
その時、ほんの少し彼女の目がウルっとしたのがわかりました。

あまり自分の感情を表に出さない子なので、余計「あぁ、頑張ったんだね、大きな決断だったんだね。」と思いました。

そして、これからの結果ではなく、自分の気持ちに正直に「辞めてみる」という決断ができたこと。
まずは、それをちゃんと自分で褒めてあげてほしいと思いました。

そして、当たり前のことのようだけど、約20年毎日働いてきたこと。
これもスゴイことだと思います。
ちゃんと自分を認めて褒めてあげてほしい。

大人になると他人から褒められるなんてことはなくなります。
だからこそ、自分で自分をちゃんと認めて褒める。
そうすると、誰かにそれを求めることもなくなる。

自分で自分を大事にする。
これが自立することの大事な１つだとも思います。