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8月21日、土曜日。本。

8月22日、日曜日、天気は曇り。
梅雨かというくらいの雨続きで、少し気持ちが沈む。雨は好きだけど、災害になるような怖いものは苦手。ただ、雨が降る前の匂い、あれがとても好き。あ、今から雨が降るんやな、といつも匂いで察知する。
私にとって雨の日は読書をするのに最適な日。雨の音で外の雑音は聞こえないし、日差しもなく薄暗いから。薄暗い場所で読むのは、とても良い。物語の中にすんなりと入り込める気がする。私の主観ですが。人工的な白い明るい光のある場所ではなかなかそこに入り込めない。そういう雰囲気も、大事なんだと思う。空間の香り、温度、音、全てが完璧に揃ったときの入り込み方は驚くほど素晴らしい。視覚から文字として物語を取り込んでいるけれど、聴覚や嗅覚、空間も物語に入り込む。その場にいるかのように、もしくは描写が頭に流れるように。その作品の主人公が住む家の構造や雰囲気、立地。そして、登場する人々の顔や表情、纏っている空気や匂い。これらが頭の中に流れてくる。不思議だけれど、映像のように記憶に残るから良い。ただ、それが本で読んだのか実際にドラマなどで見たのか思い出せないこともある。それほど、鮮明。こんな面白いこともあるのです。だから本って、楽しい。無限に、面白い。
映像として再生されるのは、私だけではないような。作家さんや映画監督さんは、映像として流れるから、物語を書いたり実写化が可能なのでは、と。読み取る力が飛び抜けているうえに、すんなり映像が流れてくる。ある意味、一種の才能ですね。だから私にもその才能、雀の涙ほどはあるのかな、と、妄想。あれば良いな。映像として流れてくるこの感覚、歳を重ねても変わらなければ良いと思う。幸せな気持ちに、悲しい気持ち、怒りの気持ち、全部、感じ取れればいい。

今日は、ここらへんで。
本日も、良い1日を。

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