玉置ゆう

小説家.開運案内人(九星気学).エッセイスト . 紅茶と映画鑑賞、読書が趣味。日本のみ…

玉置ゆう

小説家.開運案内人(九星気学).エッセイスト . 紅茶と映画鑑賞、読書が趣味。日本のみならず、タイドラマ、台湾ドラマも好きです。アロマテラピーアドバイザー、魔女ビネガーアドバイザーとしても活動中。

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記事一覧

「ひだまりが聴こえる」を原作、映像それぞれから語ってみる回

現在テレ東で放送中のドラマ「ひだまりが聴こえる」。 ジャンル分けをするのならば、BL作品ということになろうかと思うのだけれど、全体を包み込む雰囲気が恋愛ストーリー…

玉置ゆう
5日前
8

日本のBLドラマについて語ろう2024

BL、ボーイズラブ。 最近日本のテレビドラマでじわじわとその存在感が増してきている。 BL、いわゆる男性同士の恋愛を描くという文化(ジャンル)は日本においては歴史が長い…

玉置ゆう
2週間前
5

Netflixドラマ「地面師たち」

SNSでも話題になっているNetflixのオリジナルドラマ「地面師たち」 2017年に起こった積水ハウスの地面師詐欺事件。被害額55億、被害者が日本でも名の知れた大手ハウスメー…

玉置ゆう
2週間前
14

映画「くれなずめ」 持て余す喪失感をしょーもなく乗り越える青春ストーリー

おそらく若葉竜也をキーワードにオススメに出てきたので次に干渉したのは映画「くれなずめ」。前評判なしに見たのでどんな話か全く知らなかったけれど、男子たちのバカ騒ぎ…

玉置ゆう
1か月前

映画「街の上で」ぐるりと回って戻る、螺旋系物語

2024の春ドラマでの好演が界隈を賑わせていた「アンメット」の三瓶先生の若葉竜也。その影響もあっただろう、あちこちでリバイバル上映も決まったとSNSで見かけたのでよう…

玉置ゆう
1か月前
3

ドラマ「モアザンワーズ」のモヤモヤしたところを検証してみる

先日、アマゾンプライムにてドラマ「モアザンワーズ」のシリーズを見た。 途中までは好きなタイプの話だなと思っていたけれど、後半とてもシンドくて、いまだにその理由が…

玉置ゆう
1か月前
4

水のまち 長野 松本旅〜諏訪大社〜

松本を旅すると決めてから、お得意Google検索していると、松本から南東方面に指先を滑らせたところに「諏訪大社」を発見。 諏訪湖に鎮座する合計四社ある神社は国内にある…

玉置ゆう
4か月前
3

水のまち「長野 松本旅」②

今回「水のまち」とタイトルにつけたのも、松本市に行ってとにかく感じたのが「水」が豊富である、ということ。 旅検索はGoogleさんにお任せ、などと何かの宣伝文句みたい…

玉置ゆう
4か月前
4

水のまち「長野 松本旅」①

去る4月上旬。桜前線を追いかけるように長野県松本市へ旅に出た。 長野県には幼少の頃に一年ほど住んだことがあるらしい。らしい、というのは雪深い場所、もこもこの上着…

玉置ゆう
4か月前
3

星読み占師 飊鏜翠李(ひょうとうすいり)迷いの羅針盤

EP.2 彼女の事情  人が生きている間の一番の「しがらみ」とは何だ。 人間関係?出身や性別?それともお金? それらを引っくるめても最も縛られているのは「生まれた日」…

玉置ゆう
7か月前
1

星読み占師 飊鏜翠李(ひょうとうすいり)迷いの羅針盤

EP.1 出逢い 「誕生日おめでとうー!浬桜」  
ランチコースの最後、デザートの段階になって店内の照明が一段落とされ、向かいに座った友人2人から祝福の拍手が起こった…

玉置ゆう
7か月前
4

映画「怪物」-人の中に住まう怪物の正体とは-

映画「怪物」を観た。フランスの映画祭では日本映画というのは割と評価が高いイメージがある。そこには何かしら共通する感情的な特徴があるような気がしてならないが、坂元…

玉置ゆう
1年前
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Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑧Last

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と…

玉置ゆう
1年前

Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑦

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と…

玉置ゆう
1年前
1

Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑥

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と…

玉置ゆう
1年前

Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑤

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と…

玉置ゆう
1年前
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「ひだまりが聴こえる」を原作、映像それぞれから語ってみる回

現在テレ東で放送中のドラマ「ひだまりが聴こえる」。 ジャンル分けをするのならば、BL作品ということになろうかと思うのだけれど、全体を包み込む雰囲気が恋愛ストーリーにとどまらないところが広く支持されている。 ドラマは今EP8まで放送済(2024.8.22現在)、U-NEXTでは地上波よりも先行して一週早く最新話を視聴可能。こういうの最近多いなー。 このドラマは主役である大学生二人が惹かれ合う話。 高熱が原因で高校生から難聴となった航平が、声がよく通る同級生の太一にノートテイ

日本のBLドラマについて語ろう2024

BL、ボーイズラブ。 最近日本のテレビドラマでじわじわとその存在感が増してきている。 BL、いわゆる男性同士の恋愛を描くという文化(ジャンル)は日本においては歴史が長い。その詳しいところは過去、書いたことがあるので割愛。 それがコロナ禍でおこもり期間に、手軽にYouTubeで無料配信しているタイのBLドラマがどっと日本に流入し、一部の人だけの楽しみではなくなってきた。おそらくここに反応したのが日本のテレビドラマ界ではないだろうか。 もちろんその前にもBLドラマは作られていて

Netflixドラマ「地面師たち」

SNSでも話題になっているNetflixのオリジナルドラマ「地面師たち」 2017年に起こった積水ハウスの地面師詐欺事件。被害額55億、被害者が日本でも名の知れた大手ハウスメーカーだったことで大きな話題となった実際の事件をベースに書かれた同名小説が原作。 メガホンを取ったのは「モテキ」などで知られる大根仁監督。地面師グループを演じるのは、豊川悦司、ピエール瀧、北村一輝、小池栄子、染谷将太、そして綾野剛。詐欺事件を追う刑事役として、リリー・フランキーと池田エライザ。そしてタ

映画「くれなずめ」 持て余す喪失感をしょーもなく乗り越える青春ストーリー

おそらく若葉竜也をキーワードにオススメに出てきたので次に干渉したのは映画「くれなずめ」。前評判なしに見たのでどんな話か全く知らなかったけれど、男子たちのバカ騒ぎを呆れて見ている女子高生、の気分になる映画でした。 ストーリー 友人の結婚式の余興を披露するために久しぶりに集まった男6人。かつてのように集まればバカを言い合って盛り上がる。なぜ久しぶりなのか、何となく奥歯にものが挟まったように、ある部分を避けるようにして昔話をする面々。 披露宴当日、スベリにスベッた余興の余韻に項

映画「街の上で」ぐるりと回って戻る、螺旋系物語

2024の春ドラマでの好演が界隈を賑わせていた「アンメット」の三瓶先生の若葉竜也。その影響もあっただろう、あちこちでリバイバル上映も決まったとSNSで見かけたのでようやく鑑賞。「街の上で」 全体を包むムードはカフェ、アングラなBar、ライブ、古着、そして舞台、ざらざらした世界観、そこに漂うまったりとした空気。映画が始まると同時にぼんやりと、シモキタの街をぶらぶらできるようなそんな空気があった。 ストーリー と語るほどのことは特にないのだけれど、主演は若葉竜也。こちらは三

ドラマ「モアザンワーズ」のモヤモヤしたところを検証してみる

先日、アマゾンプライムにてドラマ「モアザンワーズ」のシリーズを見た。 途中までは好きなタイプの話だなと思っていたけれど、後半とてもシンドくて、いまだにその理由が何なのかよく分からない。モヤモヤしている、というのが一番しっくり来る気がする。 ストーリー 美枝子は恋愛が得意じゃない高校生、ある日親しげに話しかけてきた同級生の槙雄(マッキー)と親しくなり一緒にアルバイトをするようになる。そのアルバイト先で優しく接してくれた永慈(エイジ)とよく3人でつるむようになり、そのうち槙雄

水のまち 長野 松本旅〜諏訪大社〜

松本を旅すると決めてから、お得意Google検索していると、松本から南東方面に指先を滑らせたところに「諏訪大社」を発見。 諏訪湖に鎮座する合計四社ある神社は国内にある最も古い神社のひとつとされているとのこと。 「これは行きたい!!」 諏訪大社は、上社と下社、上社には「前宮」と「本宮」そして下社には「春宮」と「秋宮」とに分かれています。 ただし上社は茅野駅、下社は下諏訪駅ということで、最寄駅が違う。その上、上社は茅野駅からは距離があり、徒歩で行くと50分と出る! 50分

水のまち「長野 松本旅」②

今回「水のまち」とタイトルにつけたのも、松本市に行ってとにかく感じたのが「水」が豊富である、ということ。 旅検索はGoogleさんにお任せ、などと何かの宣伝文句みたいに語った舌の根も乾かぬうちに何だけれど、「実際に行かないとわからないことがある」のも事実。 将来VRが発達してどんどん世界が縮んでも、実際に行く喜びに勝るものはない、とこの令和に思う。ただ体の動く今だから言えること、でもある。 魂だけでも飛んでいきたいところだけれど、まだ生身の体がある私。体験したことをまとめて

水のまち「長野 松本旅」①

去る4月上旬。桜前線を追いかけるように長野県松本市へ旅に出た。 長野県には幼少の頃に一年ほど住んだことがあるらしい。らしい、というのは雪深い場所、もこもこの上着を着せられた私が雪だるまの横でバンザイしている写真に「長野にて」と書かれていたというのと、両親から聞かされた話を総合して認知しているもので、本人としては住んでいた実感なく、懐かしいというよりは初めて訪れるという感覚なのだ。 これまで善光寺に旅行に行った記憶はあれど、初めていく松本市。 今は便利なもので、旅の計画は

星読み占師 飊鏜翠李(ひょうとうすいり)迷いの羅針盤

EP.2 彼女の事情  人が生きている間の一番の「しがらみ」とは何だ。 人間関係?出身や性別?それともお金? それらを引っくるめても最も縛られているのは「生まれた日」飊鏜翠李はつくづくそう思う。  誕生した日を、年を重ねる日として意識し、お祝いしてもらうことに疑問を持たない人は多いと思うけれど、この世に産まれ出てきた日に吸い込んだ最初の「気」が実は一番大事で、その運命は一生付きまとう。  それを知っているかどうかで、その人の運命の「乗りこなし方」はガラリと変わっていく。

星読み占師 飊鏜翠李(ひょうとうすいり)迷いの羅針盤

EP.1 出逢い 「誕生日おめでとうー!浬桜」  
ランチコースの最後、デザートの段階になって店内の照明が一段落とされ、向かいに座った友人2人から祝福の拍手が起こった。店員がうやうやしくキャンドルの炎が揺らぐケーキを運んできて「おめでとうございます」と真ん中に置いて去っていく。その様子に周囲のテーブルからも祝福の拍手がパラパラと沸いた。
 「わあ!ありがとう」  
鬼灯浬桜(ほおずきりお)は半分は予想していた展開にも、サプライズを受けたときの一通りのリアクションをしてからホ

映画「怪物」-人の中に住まう怪物の正体とは-

映画「怪物」を観た。フランスの映画祭では日本映画というのは割と評価が高いイメージがある。そこには何かしら共通する感情的な特徴があるような気がしてならないが、坂元裕二脚本、是枝裕和監督作品ということで日本でも注目の話題作となっている。いつもは子役には台本がほとんどない状態で口伝えで演技を付けていくという手法が有名な是枝監督が、今回は台本をきっちり渡して望んだということで、ここからも坂元脚本への厚い信頼が窺える。 ここからは本編のストーリーに絡む表現もあるため、これから鑑賞予定

Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑧Last

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と偏見満載でツアーレポをお届けする。なお、この⑧において13000歩を超えたレポート、ついに完結です。 アンコールを待つ間、これも恒例となっているが、ペンライトを使った観客全員でウェーブを起こす。そんな中、観客のペンライトの色をコントロールすることによってLippyがスタン

Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑦

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と偏見満載でツアーレポをお届けする。なお思いのまま書き綴ったところ13000字を超す長文となったためいくつかに分けてお届けする。 続いては、別ゾーンへと移行したドラマがスタート。 画面の中では、自粛期間だろうか、画面を見ながら一心不乱にゲームをするNissyの姿。ゲームカ

Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑥

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と偏見満載でツアーレポをお届けする。なお思いのまま書き綴ったところ13000字を超す長文となったためいくつかに分けてお届けする。 ここで話題は、入口で配られたカイロに及ぶ。 実はライブ会場の入口で、帰宅の混乱を避ける意味もあり、会場の出口を図解したものが配られたが、そのチラ

Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート⑤

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と偏見満載でツアーレポをお届けする。なお思いのまま書き綴ったところ13000字を超す長文となったためいくつかに分けてお届けする。 今回のライブツアーに先立って「HOCUS POCUS 3」というアルバムが発売されているけれど、このアルバム制作は実は2020年以前より既に始ま