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#バロック
グリューフィウス「重病の涙」(ドイツ詩を訳してみる 17)
Andreas Gryphius, Thränen in schwerer Kranckheit (1640)
自らの感覚すら分からず 溜め息をつきつき
昼も夜も泣き暮らす。 千の痛みに耐えつつ
さらなる千の痛みに怯え 心の強さは消え
精神はやつれ 両手はだらりと垂れる。
頰は青ざめ、 爛々たる目の輝きも
燃え尽きた蠟燭の火のように 失われた。
三月の海のように 魂には嵐が吹きすさぶ。
何なの
Andreas Gryphius, Thränen in schwerer Kranckheit (1640)
自らの感覚すら分からず 溜め息をつきつき
昼も夜も泣き暮らす。 千の痛みに耐えつつ
さらなる千の痛みに怯え 心の強さは消え
精神はやつれ 両手はだらりと垂れる。
頰は青ざめ、 爛々たる目の輝きも
燃え尽きた蠟燭の火のように 失われた。
三月の海のように 魂には嵐が吹きすさぶ。
何なの