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フランス詩を訳してみる

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#フランス

ひよこのるる訳詩目録

2018年11月以来発表してきたぼくの訳詩約70編の、作者別の目録です。もし気に入った作品を見つけたら、同じ作者や時代の他の作品も読んでみていただけたらとてもうれしいです。

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作曲家・ミュージシャン別の索引も用意しております。

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以下、作者の生年順に並べています。

Marcus Valerius Martialis/マルクス・ウァレリウス・マルティアリス(ローマ)
c.40-c.

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アポリネール「ミラボー橋」(フランス詩を訳してみる 21)

Guillaume Apollinaire (1880-1918), Le Pont Mirabeau (1912)

ミラボー橋の下 セーヌ川が流れる
    ぼくらの恋もまた
 忘れてしまってはいけないのか
喜びはいつだって苦しみの後に来た

   夜よ来い 時よ鳴れ
   日々は去り ぼくは残る

手と手をつなぎ 顔と顔を合わせていよう
    ぼくらの腕が
 橋をつくる その下で
波が過ぎ

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ヴェルレーヌ「よく見る夢」(フランス詩を訳してみる 18)

Paul Verlaine, Mon rêve familier (1866)

(上田敏・堀口大學・渡辺洋・大熊薫の訳を参考にした。)

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レオ・フェレによるシャンソン(1964年)があります。