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フランス詩を訳してみる

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2019年8月の記事一覧

ボードレール「アホウドリ」(フランス詩を訳してみる 10)

Charles Baudelaire, L'Albatros (1861)

『悪の華』第2版より。

しばしば水夫は慰みに捕まえる、
底深い荒海を滑りゆく船に
気だるげについて来る
雄大な海鳥アホウドリを。

甲板に降ろされるや否や
蒼天の王者は おずおずと不器用に
大きな白い翼を 惨めったらしく
櫂のように両脇に垂らす。

天翔る旅人の 無様でだらしないこと!
かつての偉丈夫の 滑稽で醜いこと

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ひよこのるる訳詩目録

2018年11月以来発表してきたぼくの訳詩約70編の、作者別の目録です。もし気に入った作品を見つけたら、同じ作者や時代の他の作品も読んでみていただけたらとてもうれしいです。

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作曲家・ミュージシャン別の索引も用意しております。

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以下、作者の生年順に並べています。

Marcus Valerius Martialis/マルクス・ウァレリウス・マルティアリス(ローマ)
c.40-c.

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ラマルティーヌ「湖」(フランス詩を訳してみる 9)

Alphonse de Lamartine, Le Lac (1820)

日本での知名度は低いですが、フランス・ロマン主義を代表する詩です。全64行と、これまで訳してきた詩よりも大分長いので、読み通しやすいように、いつもより若干意訳の度合いを強くしています。

(村上菊一郎・窪田般彌・入沢康夫の訳を参考にした。)

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この詩の人気により、凡百の歌曲が作られたようですが、かろうじて音楽史に残

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