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6.不安定な心と向き合う方法。(Siomn&Girfunkel/The Sound of Silence)から考えてみた。

皆さんは心が不安定な時、どのようにして向き合いますか?

私はパニック障害という病気を抱えていました。

病気を発祥した当初は、外に出ることが怖い。人に会うのが怖い。汗とめまいが止まらない。ご飯も食べられない。毎日、嘔吐し、常に戦いでした。

以前、荻野選手の記事でも書きましたが、今では無事、乗り越えて元気に過ごしていますが、それでも時々、ふとした瞬間に、当時、抱えた恐怖や心の闇に、今でも遭遇してしまう時があります。

そんな時、私は心にこう話しかけるようにしてます。

「やぁ、暗闇、私の古い友達。また君と話にきたよ」

これはある有名な歌の歌詞の一部から。

それがこちら。

(Simon & Garfunkel/The Sound of Silence)

Simon & Garfunkelは主に1964年にアメリカ合衆国にて、デビューしてから、1970年にかけて活躍した、ポール・サイモン氏とアート・ガーファンクル氏によって結成されたデュオです。

もし、聴いていただいたなら、わかる通り、そのハーモニーは素晴らしく、彼らは世にヒット曲を数多く残し、1990年にはロックの殿堂入りも果たしました。

今回はSimon & GarfunkelのThe Sound of Silenceという曲から。

(歌詞)

Hello darkness , my old friend
I’ve come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within the sound of silence

In restless dreams I walked alone
Narrow streets of cobblestone
'Neath the halo of a street lamp
I turned my collar to the cold and damp
When my eyes were stabbed by the flash of a neon light
That split the night
And touched the sound of silence

And in the naked light I saw
Ten thousand people, maybe more
People talking without speaking
People hearing without listening
People writing songs that voices never share
And no one dared
Disturb the sound of silence

"Fools" said I
"You do not know, silence like a cancer grows
Hear my words that I might teach you
Take my arms that I might reach you"
But my words like silent raindrops fell
And echoed
In the wells of silence

And the people bowed and prayed
To the neon god they made
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming
And the signs said
"The words of the prophets are written on the subway walls
And tenement halls
And whisper'd in the sounds of silence

(訳:やあ。暗闇。僕の古い友達。
 また君と話に来たよ。
 何故ならビジョンが僕の眠っている間に種を残していったからさ。
 (そして)頭に残ったビジョンはまだ残っている。
 静寂の中で。

落ち着かない夢の中で、僕は1人、石畳の細い道を歩いていた
街灯の輪の中を湿った寒さの下、襟を立てた
僕の目にネオンの光が差した時、それは夜を引き裂き、静寂に触れた

すると、光の中に、1万人か、それ以上の人々が見えたんだ。
(人々は)何も発さず話している
(人々は)耳を向けずに聴いている
(人々は)決して分かち合うことのない歌を書いている。
(そして)誰も静寂を邪魔しない

愚か者!君たちは知らないのか!沈黙は癌のように広がることを。僕は言った。
教えてあげるから、僕の声を聞いてくれ
腕を差し伸ばすから、君は腕を掴んでくれ
しかし、僕の言葉は静かな雨粒のように落ち
そして、井戸の中に静寂が響いた

すると人々はしきりに、彼らの作り出したネオンの神に祈った。
同時に警告のサインが点滅した
並んで文字が姿を見せている
「預言者の言葉は借家の入り口や地下鉄の壁に書かれている」と。
たちまち静寂が囁いた。)

なんどか、随分と歌詞に隠されたメッセージの強さを色々と推測し、感じてしまいますね。

細かいことはさておき、私は不安に襲われた時、この曲のように心の静寂に話しかけて落ち着かせます。

私もパニック障害という病気を発症した当初、見えない何かに対して、必死にわかってもらおう、声を届けようと訴えていたような気がします。

しかし、私の発する声は、この歌詞の主人公の如く、無数の人々に届くことはありませんでした。

当時は、理由もわからず、訴えた声に対して答えを探し求めていましたが、見つかるわけもありません。

ただ、この歌からわかったことは、ネオンの神が警告する言葉を見てとることはできるということです。

つまり、日常生活において、自分の声は届かなくとも、声なき会話でも、相手を理解すれば、自ずとリスクも回避できるということに気がつきました。

しかし、ネオンの神が警告した言葉は、未だにしっかりと読めたことはなく、その答えは恐らく今もどこかの家や地下鉄の壁に書いてあるのだと思います。

よって、不安に対する答えとはそのようなものであり、不安を取り除くには、自分の暗闇としっかり向き合って、割り切って相手のことを含めて理解をした上で、しっかりと話しかけてやることが大事だと理解したら、私はとても楽になりました。

いかがでしょうか?

皆さんも、心が不安定な時は、あなたのどこかにいる暗闇の静寂さんに話しかけてあげてみてください。

今は怖くとも、いつか、慣れしたんだ友達になれば充分に分かち合えるはずです。

しかし、何はともあれ、名曲ですね。

気が向きましたら好評価とフォローをお願いします。

ではでは。


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