#323 とりあえず，思いっきり仕事したい

僕は，去年の７月１０日にうつ病を発症し，その日から今日まで１年３か月以上にわたり働いていません。

３０歳のおじさんが，１年３か月以上も働かずに一人暮らしを続けているわけです。

その期間の生活費は，「傷病手当」を受給して工面しています。

サラリーマンの方は，毎月給料から社会保険料と年金と税金が源泉徴収されていますが，その中の「社会保険料」は，病院を３割負担で受診するための費用でもあるわけですが，それ以外にも，万が一働けなくなったときに収入の３分の２を「傷病手当」として受給するための対価でもあるわけです。

毎月社会保険料を支払っていたおかげで，僕は今，傷病手当を受給することができ，毎月の生活費を工面することができています。

僕もうつ病発症前は毎月社会保険料を支払ってきたとはいえ（今も支払っていますが），僕が傷病手当を受給する直接の原資は，僕以外の健康な大多数の方々が毎月支払っている社会保険料ですから，毎月社会保険料を支払ってくださっている皆様には，本当に感謝しています。

こういった社会保険制度のおかげで，当面の生活費は不自由していません。

ただ，いつまでも傷病手当が受給できるわけじゃなく，僕の場合，受給できるのは来年（２０２１年）の２月分までです。

それから先の生活費は，貯金を切り崩せば少しの間は工面できますが，一生ぶんの蓄えはまだないので，そのうち，生活費をどうやって工面するかの問題に突き当たります。

たぶん，生活費を得る方法は４種類あって，

①生活保護を受給する

②働いて給料をもらう

③個人事業主として収入を得る

④ホームレス小谷さんのように生活費を稼がなくても生活できるスタイルで生きる

という感じだと思います。

①～③は，お金を手に入れ，そのお金を使って日々の生活をやりくりする方法ですが，④は，そもそもお金を手に入れずに生活するというアプローチです。

言うまでもありませんが，この４種類の間に優劣はありません。それぞれの生き方が尊重されるべきで，どの選択肢を選ぼうと，みな必死に日々の生活を送っていることに変わりはありません。

日々の生活費を工面しながらも自己実現して人生を充実させているし，そもそも，自己実現と生活費を稼ぐ手段が一緒になっている人も，今の世の中にはたくさんいます。

じゃあ，僕が①～④のどの生き方をやりたいか，ということですが，今のところは②ですね。従業員として働いて給料を得て，その給料から生活費を工面する，ということをやりたい。

僕は２０１７年１月から弁護士として働いてきて，ちょうど２年半働いたところでうつ病を発症しました。それから１年３か月以上仕事から離れています。

これだけ長期間仕事から離れてみると，仕事がしたくなりました。もう一度思いっきり働きたいと思うようになったのです。

離れてみたら，僕がやってきた弁護士の仕事はとてもおもしろいことがわかりました。

まあ，「弁護士」と十把一絡げに行っても，その仕事内容は結構差があります。

僕の場合，離婚や相続，交通事故，刑事弁護，破産とか，そういった「弁護士っぽい」仕事が主でした。まあ，こんな枠に入らない，リフォーム詐欺事件や借地の事件，はたまた強姦事件の損害賠償請求や，投資用物件の管理会社の変更，譲渡制限株式の買取価格決定の申立てなんかもやっていました（笑）。

もうね，なんでもかんでもやっていました。弊所が特に依頼に制限を設けず，なんでもかんでも受任していたから，その余波をモロにくらって，なんでもかんでも担当していました。

個人的には，こういった，「なんでもかんでも」方針はダメです。なんでもかんでもやっていては，本当にやりたいことに注力できないからです。弊所は，特に「やりたいこと」や「ビジョン」もないので（ホームページにも，直接的にはそう書いてありませんが，記載内容を解釈すれば，結局こういうことになります），なんでもかんでも受任していますが，それじゃあ，社会の役に立たないし，自分の自己実現にもなりません。

「やれないこと」をきちんと切り捨て，分野を絞って注力することで，初めて仕事は社会と自分の幸せを実現するんです。

そんな文句を言っていても仕方ありませんが，まあとにかく，僕がやってきた仕事内容はこんな感じで，それをもう一度思いっきりやりたい，という思いが今はとても強いわけです。

うつ病を患ったことで，経営にもものすごく興味が湧いたので，③個人事業主として収入を得る，という方法にも，将来必ずアプローチします。それは断言できます。

僕の人生において，経営を経験せずに死ぬことはあり得ない。

自分の責任で仕事を決め，人を雇い，新しい弁護士のあり方を模索する。その挑戦が失敗するかもしれませんが，失敗したならしたで，失敗した経験がほしい。

自分が幸せでいるために必要な生活費も，かなり安いということがうつ病のおかげでわかったので，失敗することも怖くなくなりました。

金銭的な困窮は，そんなに苦しくありません。今の時代は，安い物でもおいしいし，図書館で借りた本を読んでブログを書いていれば，それで心は満たされますから。金銭的な困窮を怖がる必要はないのです。

そういう感じで，将来的に経営者になるのは確定しているんですが，今はとにかく思いっきり仕事をしたいです。仕事をして，忘れていることを思い出したくて仕方ありません。

僕は，ほぼ１００％間違いなく，仕事のやり方は忘れています。きれいサッパリ忘れていることも多々あるでしょう。

それをまたゼロから始めるのは，正直なところ，めちゃくちゃに億劫です。せっかく２年半かけて積み上げたものが，ズタボロに壊れてしまっているわけですから。

僕は結構なハイスピードで積み上げていました。物わかりはいいし，吸収も早かったので，それなりに成長は早かったほうだと思います。

でも，そんな成長の成果はガラガラと崩れ落ちてしまいました。僕は同期の弁護士たちと比べると周回遅れです。はっきり言えば，めちゃくちゃ落ちこぼれています。

確かに，うつ病をきっかけにいろいろと勉強しましたが，とはいえ，その期間ずっと，同期の弁護士や，後輩の弁護士たちも，必死で仕事に食らいつき，大きく成長してきたわけです。

僕みたいに途中リタイアすることなく仕事してきた人たちは，僕が得られなかった弁護士としての成長を獲得しているんです。

だから，成長が２年半で止まり，なおかつ，１年３か月以上の休職期間のせいで弁護士として獲得したスキルが失われている僕は，間違いなく，弁護士としてはおちこぼれです。

この瞬間の僕は，同期の中では最底辺で，後輩弁護士たちにもどんどん追い抜かれています。

はあ，書いていて悲しくなってきました（笑）。僕はこれまでの人生でおちこぼれになった経験がありません。おちこぼれってツラい・・・。

ただ，せっかくうつ病をきっかけに弁護士の仕事がおもしろいと思えるようになったので，巻き返しを図りたいです。

もう一度思いっきり，弁護士の仕事をやりたいんです。

だから，今すぐの仕事復帰はまだ難しいですが（僕はまだ３連勤までしか疲労の回復が追いついていません。３連勤しかできない状態で仕事に復帰されても困ります笑），仕事復帰したら，思いっきり仕事に集中したいです。

残業は一切したくありませんけどね（笑）。残業したら，あっという間に疲労回復が追いつかなくなりそうなので（笑）。疲労回復が追いつかなくなると，疲労が蓄積し，蓄積量が一定のラインを超えたら，また強い不眠症状→休職，に逆戻りです。

残業を一切せず（というか，最初は早退する日もたくさんあるでしょう），限られた時間内にフルパワーを発揮して，最高のパフォーマンスを出したい。

仕事に集中したいからこそ，生活費のことを考える必要のない②の選択肢（給料をもらって生活費を工面する）がいいんです。

さて，明日からまた疲労回復が追いつくかどうかの実験をスタートさせますが，引き続き，焦らず騒がず，疲労の蓄積を敏感に察知し，一切遠慮せず早めに早退・休養しようと思います。

【今日のうつ病】（うつ病経過まとめ：こちら）

今日までに経過した期間↓

・うつ病発症（２０１９年７月１０日～）：４６８日（１年３か月と１０日）

・実家療養後の１人暮らし（２０１９年９月２７日～）：３８９日（１年と２３日）

・午前中の散歩（２０１９年１１月７日～）：３４８日（１１か月と１３日）

・毎日ブログ（２０１９年１２月３日～）：３２２日（１０か月と１７日）

・出勤練習（２０２０年３月３０日～）：２０４日（６か月と２０日）

今日で，出勤練習を始めて６か月と２０日目になります。新型コロナウイルスの影響で，４月１３日～５月１１日までの約１か月間，一時中断されていましたが，それを差し引いても，５か月以上出勤練習を積み重ねてきました。

今日は休みでした。先週は㈫～㈯まで５連勤でしたが，フルタイム出勤は㈫～㈭の３日だけで，㈮・㈯は，疲労回復のため午後１時には退勤しました。疲労の蓄積が見て取れたので，休養するため早退しました。㈮は帰宅直後から２時間ほどめちゃくちゃ爆睡昼寝していました。案の定，めちゃくちゃ疲労が蓄積していたみたいです。

そんな今日の「SleepCycle」を見ると（睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら），昨晩は午後１１時３５分に布団に入りました。昨日と同様寝つきは良かったです。朝は午前７時４３分に目が覚めました。今日は休日なので，もっと遅くまで眠っていたかったのですが，８時間の睡眠時間を確保できているので，まあ及第点でしょう。今日は，昨日と違って，SleepCycle独自の睡眠品質も８８％／１００％と高得点です。

（なお，僕のうつ病は，主な症状が不眠（①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない）で，この不眠症状の有無が，その日の調子の良し悪しや，回復の進み具合を左右します。そのため，毎日の睡眠時間や睡眠の質について，睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。）

今日は，午前中に親知らずを抜歯した後の経過観察＋消毒のため病院に行き，その後，不要な洋服を売りにリサイクルショップにも行きました。

そして，午後からはこたつをクローゼットから引っ張り出しました。こたつをセッティングしていたらちょっと疲れを感じたので昼寝しようと思いましたが眠れずに今に至ります。

今日も，昨日と同様，昼寝したら走りに行こうと思っていましたが，昼寝できず，身体の疲れもとれていないようですし，雨も降っているので走りに行くのはやめようと思います！

今晩はゆっくり休養します！

今日もブログ書けてよかった！

それではまた明日！・・・↓

昨日のブログ↓

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