れいこ

最近、図書館生活はじめました。 本の感想などを。小学生の時は、作家になりたかった。

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最近、図書館生活はじめました。 本の感想などを。小学生の時は、作家になりたかった。

最近の記事

きれぎれのダイアリー 柴田聡子 文藝春秋

そのまんまな きれぎれのダイアリーを 読む シンガーソングライター柴田聡子さんを 知っていたわけではない もちろん詩人としての彼女がいて 賞も、貰っていたりとかするのも ぱっと本を開けたところに 「あの桜が全部散っても、きっと誰も死にません」 後表紙の 「大丈夫という鈴を鳴らしながら、誰かのために、 という森を行く。」 っていうのに惹かれて 独特の文ってわけではなく 独特の視点ってわけでもない かといって全てがそうそうーあるあると 共感できるというわけではない けれども

    • あまカラ食い道楽 谷崎潤一郎他 河出書房新社

      図書館の新しい本コーナーにて ぷらーっと見ていたら気になった本 表紙からしておいしそうなのさ 文豪たちのエッセー って感じです 大物たちが、こういうエッセーって 寄せていたのね なんだか親近感がわきます 戦後から、うまいもんの雑誌って あったんやな いつの頃も変わらないね 関西の雑誌だから当たり前だけど 関西人にはなんだか馴染み深いもの 卵焼きの話とか 今でも全然続く話よね 関西風と関東風 甘辛いのとしょっぱいと 関西関東に関わらず 家庭の味問題でも話題になる 鉄板

      • 山の村のこわい話 堀真一郎 黎明書房

        和歌山ことはじめ にて 和歌山関連の本棚 きのくに子どもの村学園の中学生たちが 集めた伝説集 小さな子どもたちが読めるよう フリガナもついている本 私が無知で全然知らなかった学校 橋本市の彦谷ってとこにある 小学校中学校なのね そしてググってみると色々でてくる… こわい話っというか そこの土地に伝わるものは こわいお話ほど 世の中に伝わりやすいということよね 国城山のキツネ キツネは人をだますときに 眉毛を数えるっていうのは 初めて知った キツネってやはりすごいな

        • 牡丹灯篭  著大橋崇行 監修柳谷喬太郎 二見書房

          読み応えあったー 前にも読んだ落語の噺を 文庫化したもの 今回は、怪談&ミステリーで なかなかの読み応え 面白かった ほんまに一大ドラマ 江戸時代に本当にあった話などと 中国からの怪談話などを 織り込んだもの 歌舞伎でもしてますな お奉行様が謎を解いていくのも 文章が会話が 面白い 最後に向けて全てがつながっていくのが ある意味ですっきりとまとまる っていうか安心?する 全てが絡み合うのです これを落語ってなかなか 大変難しいのだろうなあと感じました 幽霊がカランコ

        きれぎれのダイアリー 柴田聡子 文藝春秋

          オッス!食国 美味しいニッポン 小倉ヒラク 角川書店

          図書館での 新入荷のコーナーで 表面でディスプレーされていて 目に留まった 足も止まった オッス!食国(おすくにと読みます) 料理本とか 発酵食とか 詳しくないし 興味もわかないのだけど 新刊ってだけでも興味がわく 食文化のことが書かれている 参考文献も書かれていて でどころがわかる 入門書的にも読むことができます まず初めの神饌という 謎めいたカルチャーからのお話 確かに不思議だ それが面白くて どんどん読みすすめられる 個人的には 日本独自の味噌の成立 ローカル味

          オッス!食国 美味しいニッポン 小倉ヒラク 角川書店

          僕とおじいちゃんと魔法の塔 香月日輪 角川文庫

          和歌山県生まれの作家さん 図書館生活にて 漫画にもなっています 前に読んだ香月さんの作品が サクサク読めて楽しかった 今回もサクっと読めるけど 少し教育的要素が 児童書だからそんな感じなのかな 小学6年生の男の子が主人公 完璧に幸せな家庭の中で、違和感を感じていた そんなときにサイクリングでみつけた ある塔にいたのは幽霊の実のおじいちゃん そこに最終的には住むようになる 善とは何か?悪とはなんぞや? とかを、はっと分かる瞬間とか おじいちゃんの言葉の意味が 分かってい

          僕とおじいちゃんと魔法の塔 香月日輪 角川文庫

          今昔百鬼拾遺 天狗 京極夏彦  新潮文庫

          しおり紐がついているのは 新潮文庫の証 新潮文庫ってこれがいいよね しおり紐の名称さえ思いつかなくて 調べたら、正式名称はスピン ってそれよりもう無くなっていたらしい… 残念なり 私の世代には Yonda?キャンペーンです 今の子は知らないよね 最後は家じゅうの文庫をあさり マークをためて応募したものだ 今では、新潮文庫の100冊 とか、しおりもらえたりかな 本屋さんで、自分で選んで もらえるの嬉しかったな っと新潮文庫との思ひ出に 文章を費やしてしまいましたが 妖

          今昔百鬼拾遺 天狗 京極夏彦  新潮文庫

          桜大の不思議の森 香月日輪 徳間文庫

          香月さんの作品を読んでいきたい気分 っで、こちらの作品 和歌山県出身の作家さん こちらは表紙の絵がすごくかわいい ジャケ選びでもオススメです こちらは、幽霊やおばけが 出てくるってわけではなく 神様です 神様を信じて育っていく桜太も 大きくなるにつれ不思議な世界を 感じられない信じない人々がいるのも わかってくる そうなると外に出たくなくなる けど、外からの世界をみてくることも 重要だとわかる 暗いとこは一生懸命に見ようとしない っていうのもなんだか久しぶりに思い出

          桜大の不思議の森 香月日輪 徳間文庫

          和歌山県謎解き散歩 小山譽城 新人物文庫

          実家でふと 本棚にあったもの そういえば私が買ったのかな? まあそうだけど 改めて読んでみた 各県で出されているのね 和歌山ってほんまに 近畿のおまけやと思ふ だって、JRは日根野(関空近く)から ほぼ各停で和歌山まで 大阪まで行くのにやたらと時間かかります 地図でみると近いけど なんでなん?ってなるの まあ交通の問題だけど 短文で構成されているので 読みやすく ほうーって思う ここからの!って感じです 自分でもっと知りたいことが 増えていく感じ 暴れん坊将軍吉宗

          和歌山県謎解き散歩 小山譽城 新人物文庫

          禁忌習俗辞典 柳田国男 河出文庫

          この前、久しぶりに会った 大学時代の友人 アドベンチャーワールド ←パンダ様に会いたいとのこと 向かう電車の中での大学時代の友人に 勧められた本 アマゾンで見ていて そしたら図書館にあったわ というかなぜにこの本の話になったかというと 私が普通に、高野山に喉仏様をね もっていってねって普通に 話していたら えっ?喉仏様?お骨を分けるの? って、こっちが普通に思っていたのに そこで話が止まって お互い民俗学的な宗教学的なことは 興味あり でも、こっちが普通におもっている

          禁忌習俗辞典 柳田国男 河出文庫

          妖怪アパートの幽雅な日常 香月日輪 講談社

          こちらも、和歌山市民図書館で見つけた 和歌山県出身作家のもの 2014年永眠されている 全然知らなかった←すいません アニメにもなっていて いっぱい並んでいたのは シリーズだったのね 十三歳で両親を亡くした主人公が 高校進学とともに入居したのが 妖怪アパート さくさく楽しく読めちゃいます その初回シリーズ 妖怪アパートっとなっているけど 妖怪より なんだか幽霊的なやつ 成仏できたないものたち 幽霊アパートですな そういえば幽霊と 妖怪って 幽霊は死んだ人の霊 妖怪

          妖怪アパートの幽雅な日常 香月日輪 講談社

          くるみ割り人形 E.T.Aホフマン作 アノニマ・スタジオ

          こちらは表装が飾っておける素敵な本 ってめっちゃ季節外れでございますが クリスマスのころの頂き物 絵がとっても素敵なのです 開けるとすぐに素敵なんです 中を開けて飾っていてもいいなあって思う ただなんとなくページをぱらぱら 挿絵を眺めてる (んだがそんな飾って素敵なお家ではない) くるみ割り人形って バレエのイメージ っでなんとなくの内容は覚えているけど クリスマスシーズンのワクワク きらきら感を感じる作品 だが。改めて思ったのだが 女の子も勇気をもってるし 望みをも

          くるみ割り人形 E.T.Aホフマン作 アノニマ・スタジオ

          アマールカ 子羊を助けた日 LD&K

          こちらも頂き物の絵本 小さな正方形の絵本 (ノンタンより小さいかな) 私は、全然知らなかった可愛い女の子 大きな瞳で 金色の長い髪に、青い花の王冠 こう書いてるだけでかわいい チェコで70年代からの 子供向けのアニメ しかし! 表紙の帯に驚愕 男の子が女の子のなみだによわいことを知っている アマールカ ちょっぴり小悪魔な妖精 いやいや 小悪魔レベルじゃないよ あざと女子になるですな あまく ひかる なみだを ポロリ えっ!私の涙も甘く光るかな うふふって思うのです

          アマールカ 子羊を助けた日 LD&K

          紀州怪談 田辺青蛙 竹書房

          こちらは ふらりと本屋さんで 積まれていて ついつい手にとって ついついレジへと♪ 妖怪は好きだけど 妖怪はなんだか可愛い 人間っぽいとこがあるから けど怪談とか怖いのは苦手だから 一瞬悩んだけど 裏帯に書いているように 魅惑の和歌山裏ガイド!! 私も知らないことばかり 七は不吉な数字だと なんとなく聞いたことがある 七って私にとって読み方が よく分からなくなるもの 和歌山では、7時をななじ 普通はしちじ これは私が幼稚園の頃 和歌山から高知に親の転勤で 住み始めた

          紀州怪談 田辺青蛙 竹書房

          李歐 高村薫 講談社文庫

          高村薫様 の作品って今まで手が伸びなかったけど 今なら読めるかな っと手を出せるのも図書館生活の良いところ 全く内容とか気にせず 李歐って中国ぽいな おもろいかの… とだけ でも、後ろの説明には 惚れたって言えよ 美貌の殺し屋は言った その名は李歐 ちょっと衝撃的です 高村薫様 大阪出身社会派サスペンス 最初読み進めたときは 大阪下町の工場や 中国や朝鮮や 拳銃やヤクザや 闇社会に引き込まれていく 大学生時代の主人公に なかなか難しく感じることもありましたが 簡

          李歐 高村薫 講談社文庫

          牛鬼の滝 宇江敏勝 新宿書房

          順番とか関係なく 気になるタイトルから読み進めている 三重県尾鷲市出身で 林業や熊野古道の語り部をされている 山人からの話 宇江さんの身近な世界は 私たちにとっては 貴重すぎる世界 今回は狸や雉や狼がでてくる それと共に、リアルな人の生業 狸の穴は、ちょっと怖い終わり方 山祭りに参加せず殺生をしていたら 穴に閉じ困られる 雉撃ちは、戦死したと思われていたが方が 戦後何年もたってから帰ってきてとかの ストーリーも含まれている 嬉しいことだけど、残されていた家族には

          牛鬼の滝 宇江敏勝 新宿書房