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牛鬼の滝 宇江敏勝 新宿書房

順番とか関係なく
気になるタイトルから読み進めている

三重県尾鷲市出身で
林業や熊野古道の語り部をされている
山人からの話

宇江さんの身近な世界は
私たちにとっては
貴重すぎる世界

今回は狸や雉や狼がでてくる

それと共に、リアルな人の生業
狸の穴は、ちょっと怖い終わり方
山祭りに参加せず殺生をしていたら
穴に閉じ困られる

雉撃ちは、戦死したと思われていたが方が
戦後何年もたってから帰ってきてとかの
ストーリーも含まれている

嬉しいことだけど、残されていた家族には
また新しい形ができている
それを誰もがどっちが悪いっていうのは無理で

狼のおぼる夜にの場合
もういなくなっているという日本狼
でもみんな声を聴いたり姿をみたことある
ここでは、開拓地の話
でもなかなかすんなり進むわけではない
電気もやってきたけど、その開拓地まではのびない

子供のころの父も、兄と川では鮎をとって
近所の旅館に買ってもらっていたり
山に兎をとりにいったと
こちらは自分たちのお腹を満たすため
という話を思い出した

ほんまにリアルな民俗学だなあ

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