加藤美歓さん ②『ラトビア留学が夢への決め手』
こんばんは。『クローズアップNPO法人 〜現場の声から〜』の時間です。
初めてコモンビートを知る人が団体に対して持つイメージで最も多いのは、「なんか楽しそう」という言葉。
でも、ただ楽しいだけじゃないんです。
企画の現場にいつだってある“楽しんで学んでもらうための仕掛け“は、NPO法人として「社会貢献活動」を実現させる一つの手段でもあります。
では一体、その仕掛けは誰がどう作っているのか、企画がどう社会貢献に繋がっていくのか。
コモンビートを運営するメンバーの皆さんに伺います。
今回お話を聞かせていただいたのは、国際交流事業部で長期インターンから事務局スタッフになった加藤美歓さん(以下、みかんさん)です。
本日9月20日(火)は、②『ラトビア留学が夢への決め手』をお伝えします。
なお、みかんさんのシリーズは全4回。
21日(水) ③『“ファシリテーション“は場の潤滑剤』
22日(木) ④『ファシリテートお悩み相談(と、おまけ)』
と今後お送りしていきます。
⭐︎前回の記事はこちらから
①『興味と縁からインターン生活へ』
https://note.com/lucky_oxalis903/n/n95b007c2828b
⭐︎みかんさんの企画【ファシリテート道場】はこちらから
NPO法人コモンビート 公式HP
https://commonbeat.org/blog/47898/
取材担当:広報インターン ジュン
⒈「日本語教師」という選択の背景
ーー質問、二つ目に入ります。早速、みかんさんの目標である日本語教師についてです。数ある国際系のお仕事の中から、日本語教師という選択をしたのはなぜでしょうか。
日本語教師がちょっといいなっていう思ったきっかけは、大学の時に1年間ラトビア(☆)に留学していて。
ラトビア大学の日本語学科というところで友達が結構できて、その子たちが日本語の勉強してるのを手伝ってあげたり宿題を見てあげたり、日本語の会話パートナーとして一緒に話したりするうちに、「日本語教えるのって楽しいかもな」ってちょっとそのときに思ったっていうのが一つ。
あと、全然喋れないんだけど私はいろんな言語の授業が好きで、大学とかでも色々な言語の授業を取ってそのクラスの雰囲気とかを楽しんでたり。そこでは異なる国の人たちが集まって同じ言語を勉強するんだけど、そこでお互いのことを知れたり交流できたりするっていうのがすごい楽しいなって思ったのも一つ。
そういう授業の言語の先生がすごい好きだなあとか、こういう授業できるのはすごいなっていう憧れを思い返したら、「なんか前から(言語の教師への憧れを)持ってたのかな?」って。だから、言語が好きなのと、日本語を教える手伝いするのが楽しいかも、っていう気持ちが合わさって「もしかしたら日本語の先生やったら楽しいんじゃないかな?」と思って目指すようになったっていう感じ。
⭐︎ラトビアとは(正式名称 ラトビア共和国)
「バルト諸国の真珠」と言われる、バルト海に面したヨーロッパ北西に位置する国。
古代からラトビアは東西、南北の交通が交差する要所で、他国の伝統が融合されかつ培われ、独特の文化や環境を創りだしている、世界に類を見ない国。
ちなみに、(私の調べによると)ラトビアでは主にラトビア語が使われており、一部の情報媒体ではロシア語が使われている。
しかし、ラトビア料理は特にドイツの影響を受けている。不思議!
↓詳しくはラトビア政府観光局公式ポータルサイトへ
https://ww3.latvia.travel/ja/項目/ラトビアとラトビアの人々を知ろう
⒉教える“だけ“じゃない教師へ
ーーなるほど。実は、みかんさんへインタビューする前に日本語教師になる方法を調べてみたんですよ。
調べたんだ笑
ーー調べました笑
国が定める日本語教師養成講座の修了や、日本語教育能力検定試験の合格、または大学や大学院で特定のプログラムの履修が条件と書いてあったのを見つけました。
そこで気になったのが、みかんさんはこの条件をクリアして大学卒業後すぐにどこかの日本語学校へ就職することもできたはずなのに、今こうやってインターンっていう選択をとってるのは何でなんだろうなって思ったんですよ。
うんうん。日本語の先生として日本語を教えたいなっていうのはもちろんあるんだけど、ただ言語を教えるっていうだけじゃなくて、大雑把に言うと「日本と世界の架け橋」みたいなことができたらいいなっていうのは結構前からうっすらと思っていて。
だから日本語の先生になったら、日本語の文法を教えるとかだけじゃなくて、いろんなイベントを開いて、何かお互いの文化を知り合うとかそういうこともできたらいいなって。
それもあって、この国際交流チームでのインターンを通して、国際交流プログラムの作り方を学んでみたいなっていうふうに思ってる。
⒊ラトビア留学が夢への背中を押した
ーー言葉を学んでコミュニケーションができると言っても、文化的な背景を知っている方が幅が広がりますしね。
そう。あと、ラトビアでラトビアの日本語を勉強してる子たちを観て思ったのが、ラトビアの国内にはあんまり日本人が多くないからせっかく日本語を勉強してもそれを使う機会があんまり多くないんじゃないかな?っていうふうに思ってて。
そこで、もっと日本人と交流できるようなイベントとか、今だったらオンラインで日本と繋ぐプログラムみたいなものがあったら良いなって、それがもっと何かを勉強する動機とかにもなるかもだし、楽しく勉強できると思うし、実際に使える日本語なんだっていうふうに実感を持ってもらって勉強をしてもらえるかなって思って。
ーーラトビアでの出来事がみかんさんの中ではとても大きいんですね。
そう!留学しなかったら日本語教師になろうと思ってなかったかも。ほんとに留学してよかった。
ーー「日本と世界の架け橋」という言葉のように、国同士を繋ぎたいなっていう気持ちがあったっていうのは中高生からですか。
その言葉がかっこいいなっていうのは中学生ぐらいから思ってて。私が通っていた中学校では「真の国際人を育てる」みたいなのをモットーにしてて、それに影響を受けて国と国の架け橋ってかっこいいなってその時からうっすら思ってた。
ーー国際的な架け橋として大きいところをいうと国連職員がよく挙げられたりしますが、日本語教師として生きるのに必要な言葉を直接教えるというのも素敵ですね。
うん。世界の大きなところを変えるというよりは、学んでる人1人1人と向き合って、その人個人に直接教えて、いろんな可能性を広げられるっていうのがすごくいいなって。
明日21日(水)は
③『“ファシリテーション“は場の潤滑剤』
をお送りします。
関西公演情報
【ミュージカル「A COMMON BEAT」再開記念シリーズ 関西公演】
▼日程
2022年10月2日(日)
初公演:開場 12:30 開演13:00
千秋楽:開場 17:00 開演17:30 ★オンライン配信あり
▼会場
吹田メイシアター 大ホール
▼詳細
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