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トラウマの乗り越え方について「風間公親教場-0-」から

テレビドラマ「風間公親-教場0-」の染谷翔太さん演じる新人刑事・中込のセリフが心に残りました。

言語化できると乗り越えられる?

新人刑事・中込の「気持ちを言葉にできたのでこれからは感情をコントロールできます」に共感。

そしてドラマのセリフとして出てくる時代になったのだな~としみじみ思いました。

幼少期のトラウマを乗り越える術はあるのか?ドラマが進むにつれ、そんなことをストーリーを通じて思っていました。

そして風間教官によるカウンセリング(?)で、中込(染谷)本人がカウンセリングと使ったので、あのシーンが「そうだったのか…カウンセリングだったのか…」と分かりました。(説明がなかったら分からなかったです 笑)

ただ、自身の苦しみを言葉にできた瞬間から表情が変わりましたし、人に対する姿勢や尊敬の念も出ていましたよね?

気付きを得て一気に成長する姿は素晴らしかったと思いました。

【ネタバレ要注意】
気持ちを言葉にできたのでこれからは感情をコントロールできます

新人刑事・中込は、子どもの頃に誘拐された過去が原因で、常に苛立ち、感情をコントロールできずにいました。しかし第10話で、過去の出来事に向き合い言語化できたことが事件解決に向かうキッカケとなり被疑者を逮捕します。セリフは、風間教官の「これからもストレスを抱えて仕事をするのか?」との質問に答えたものです。見事に過去の出来事を乗り越えました。

出典:クランクイン!

メンタルの回復にはカウンセリング?

さて、今の時代、発達凸凹っ子のメンタル回復に、カウンセリングを希望する親御さんは多いと思います。

また、課題解決の為に自ら心理の勉強をする親御さんも多いと思います。

私も学びの一つとして、心理の本を読むことで心との向き合い方に役立てています。

実は、本を読むだけでも自身の気付きを得られたり、専門家を介さなくても解決できることも分かってきました(自己セラピー)

発達障害は治りますか?の中で、精神科医神田橋先生(とASD当事者の藤家さん他3人)の会話の中で語られているところを引用します。

神田橋先生:僕が代替療法を薦めるのはね、患者さんが自分で取り組めるからなんです。
本を買ってきてどういう作用があるのかとか勉強してみて、じゃあ自分にどれが合いそうか考える。これがもう自己セラピーの始まりなんです。

出典:発達障害は治りますか/代替療法を否定しない理由


藤家さん:私も診断を受けたあと、自閉症やアスペルガーについて書いた本をむさぶるように読みました。知識がつくだけでも自己セラピーになったと思います。

出典:発達障害は治りますか/代替療法を否定しない理由

障害があっても無くても、気付きを得るって必要なんだな、と自分の気持ちの表現の在り方を考えさせられます。

そして生活に支障が出るほど問題が大きく膨れ上がる時は、言語化できない痛みが襲ってきているのかもしれません。

カウンセリングってなに?あなたは必要?

知的障害のある人や発達障害ある人は、気持ちを言語化することを苦手とします。伝わらない場面が多かったことから、言語化できず自傷、他害、パニックなどの症状となって表面化することもあります。

それを解決へ導く手立ての一つがカウンセリングだそうです。

心理士の白目みさこさんは、カウンセリングは、悩みを持つ人が自己の気付きを得る作業だと仰っています。カンセラーはその援助者なので守秘義務があり、(気付きを得るために)何でも話していいと仰っています。

カウンセリングについて、もう少し知りたい方は、参考リンクにとんで下さいね。

言語化し表現する、感情のラベリング

感情のラベリングって知ってますか?心理学用語で、自身が感じていることを言語化して表現することなのだそう。

「 感情のラベリング」とは心理学の用語で、 今の自分自身が感じていることを言語化して表現すること。 ストレスを緩和したり、ストレスへの耐性を高めたりする効果があるとされています。

ストレス対策はやっぱり「言語化」が最強だった。“自分のキモチ” を言葉にできますか?


モヤっとした感情を言葉にできると、一歩前に進むのだそう。その為に必要なのが言語化してゆく旅(セルフケアやカウンセリング)なのかもしれません。

トラウマになる事柄が重たくなると日常生活へも影響を及ぼしてきます。発達凸凹っ子への支援にカウンセリングやモヤッとした感情を自傷、他害などの暴力ではなく別の形で表現できる方法を周囲も模索して欲しいと思います。


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