シェア
今西えま
2022年11月23日 15:33
その毛糸の編み物には黄色を選んだ瞳と紡いだ手とがあった知らず知らずの内に包まれていた陽だまりの様な眼差しに泣いて泣いた試合の帰りベンチで待っていてくれたあの人ホッとしたらお腹が空いていたことに気付いた沈む夕日にあんなに心がふるえたのは隣にいたのが君だったから宵闇に紛れて繋いだ手を引き寄せたかったてがみ テガミ いろんな手紙があったけどあの時 あの字で綴られた あ