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ろりーたふぁんたじー

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人類と魔族が共存した平和な世界で大魔王の娘、サティが学校に通い、個性的な面々と接し、成長してゆくハートフルコメディ。
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2023年5月の記事一覧

「ろりーたふぁんたじー」 第11話:勇者ヒーロ

「今日はスペシャルゲストにお越しくださいました!」  いつも通り、学校の授業をしている最…

「ろりーたふぁんたじー」 第10話:林の国

 今日は学校が休みだ。学校がない日は戦闘訓練と勉強、昼寝をしていたが今日は違った。  今…

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「ろりーたふぁんたじー」 第9話:屋台体験

「今日は体験学習をしたいと思います!」  学校で勉強を始めて数日が経ったある日、先生は朝…

「ろりーたふぁんたじー」 第8話:飲み会

「いやあ、わが娘ながら可愛くてしょうがない!」 「サタンは相変わらず娘大好きだな」 「そう…

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「ろりーたふぁんたじー」 第7話:石が一番強いもん!

「今日はあっち向いてホイをしたいと思います!」  教室に生徒6人全員が集まり、挨拶と点呼…

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「ろりーたふぁんたじー」 第6話:優しさ

 自室に入り、ベッドで本を読んでいると扉が開かれた。 「あ、サティちゃん?」 「ノックを…

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「ろりーたふぁんたじー」 第5話:大魔王サタンの妻

「ただいま戻りました」 「おかえりなさい」  学校でお昼を食べた後、解散になったため私は学校の図書館にある本を持ち帰ってきた。  本を片手に魔王城に入ると、サリィ様(お母様)が出迎えてくれた。 「学校はどうだったかしら?」  お母様は私に問う。  お母様は長い黒髪に黒のドレスを着ている。見た目は魔術で若く見せているので10代後半に見える。 「……わからないことばかりで大変でした」  私は正直に言うと、お母様は微笑む。 「それもそうよね。サティは魔の地から出たこ

「ろりーたふぁんたじー」 第4話:友だち

「うーん」 慣れない本の内容に頭を悩ませ、首をかしげる。 「もぐ、もぐ、何読んでるのサテ…

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「ろりーたふぁんたじー」 第3話:学校

「それではまずみなさんにはテストをしてもらいます」 「テストってなんだ?」  カエンが机…

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「ろりーたふぁんたじー」 第2話:風林火山

 翌日、私は指定された場所へと足を運んだ。  そこは平和の地と言って、魔族と人類がともに…

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「ろりーたふぁんたじー」 第1話:勇者の娘

 ワープした場所は魔王城の入り口。魔王城の中に侵入者が入らないよう常に門番がいるのだが―…

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「ろりーたふぁんたじー」 プロローグ

 広く薄暗い巨大な部屋。  入り口のドアは10メートルほどの高さがあり、木造でできている…

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