熊橋そら子

作家になりたかった文学研究者。 同性の愛する人と、かわいい猫と暮らしを営む。

熊橋そら子

作家になりたかった文学研究者。 同性の愛する人と、かわいい猫と暮らしを営む。

最近の記事

掴め、掴め、掴め!

大学教員公募、今年の戦いを始めなければ。条件ばかりを気にして色んなところを選べる立場ではなくなってきたが、それでも自分の人生に合うところを中心に積極的に狙っていかなければならないと思っている。 先日書いた恩師からの推薦状は、断られてしまった。仕方がない、色んな事情があったとは言え、恩師から見たら私は大変な不義理を働いてしまったわけで、その過去を覆すことはできない。恩師に対する失望感のようなものは、不適切かもしれないが、少し前から抱いていて、それがお互いの間のわだかまりになっ

    • 年々、難しさは増すように思えて

      新年度が始まりましたね。今年も非常勤生活を続ける私は、例年と同じく大学教員公募戦線を見張って、少しでも可能性があるところについてはメモを取っています。家庭の事情で今の家から何とか通える範囲で勤めたいのだけど、そうすると一気に選択肢は絞られるし、いわゆる三大都市圏、競争率も馬鹿高い。パートナーはどこまでそれを肌感覚として理解してくれているのかな、と思うこともありますが、きっと彼女なりに理解しようと頑張ってくれているのだと解釈して応援を力に変えています。 タイトルの件ですが、そ

      • 上手くいかない日々

        先日の公募、かなり面接の手応えはあったものの、残念ながら不採用に終わった。労働条件の話や自分以外に猫好きの教員が多々おられる話まで伺えたのに、凄く悔しくて、更には家庭状況の苦境もあって、数日間なかなか何も手につかないほど落ち込んだ。いちいち落ち込んではいけないとは言うものの、私だってそりゃ落ち込む。切り替えなんてすんなりできない。人間として生きるというのも楽ではないね。 まあ、そんな数日を経て、来年度はまた非常勤を細々頑張ると心に決め(というか思い直し)、次の年度に向けての

        • えらいこっちゃ

          こんな年度末ぎりぎりの時期に面接が入ってしまった。不義理にもほどがあるやろと思ったので、面接通知を得てすぐに来年度お世話になる予定だった非常勤先に連絡を入れた。もしかしたら働けないかも。でももしかしたら残らせてほしいかも。なんという我が儘。先方もさすがに「分かり次第速やかに連絡をお願いします」とのことだった。本当にすみません。全力で今年度最後のチャンスを掴みに行こうと思うけど、上手くいくかは神のみぞ知る。 今回の面接、というか今回の公募、実は英語ネイティブ枠の公募で。私は英

        掴め、掴め、掴め!

          こんなギリギリの時期の公募…………不義理にもほどがあるしキツイ仕事だろうなと思うけど、そもそも受かる気もしないけど、飛び込んでみるだけ飛び込んでみるか…………

          こんなギリギリの時期の公募…………不義理にもほどがあるしキツイ仕事だろうなと思うけど、そもそも受かる気もしないけど、飛び込んでみるだけ飛び込んでみるか…………

          家族が増えます

          どうも。今日は、久しぶりに鬱々していない、なおかつ教員公募とも関係のない内容です。タイトルの通り、そして画像の通りなのですが、家族が増えます。ペットショップで一目惚れしてしまったノルウェイジャンフォレストキャットの子猫を、来週お迎えすることが決まりました。そんなことをこんな急に決めていいものなのかとか、金銭的に今は余裕がないのにとか、色んなことでパートナーとも揉めましたが、決めたものは決めたのだし、この子を絶対に幸せにしてみせるという決意は二人ともしっかり胸に抱いているので、

          家族が増えます

          この時期の年度内公募って、どれくらいで書類審査の結果が出るんだろう。大学側も大急ぎだよなきっと、と思っているけど、自分がどれくらい待てばいいのか分からないストレスもなかなか果てしない。

          この時期の年度内公募って、どれくらいで書類審査の結果が出るんだろう。大学側も大急ぎだよなきっと、と思っているけど、自分がどれくらい待てばいいのか分からないストレスもなかなか果てしない。

          不安に陥るのは簡単なこと

          応募していた公募先が締め切りを迎えた。ということは、これから正式に書類審査が始まり、候補者には連絡が行き、落選者はやきもきする時間がやってくる。そんなに勝算は高くない。それでも、この時期にあの条件で飛び込める人がどれだけいるのかと考えると、出してみる価値くらいはあるかと判断して、自分なりに頑張って書類を用意して応募してみたわけだ。 もしかしたら、時期が時期だから、もう今日の内に候補者には連絡が行ったのかもしれない。もしかしたら、そんなことはなくて、丁寧に書類を今日から確認し

          不安に陥るのは簡単なこと

          凄いでしょって思ってもらうために

          先日「不義理」問題で悩んでいた公募に、応募することを決めて、せっせと書類を作成していました。履歴書とか業績書とかは、他の大学に出したものをある程度使いまわせるから(といってもフォーマットが揃っていないのでそのまま出せるわけではないけど)いいとして、相変わらず「教育研究(研究教育の場合もある)の抱負」なんかは書くのにパワーがいりますね。 これでもだいぶ書けるようになったほうだと思うんですよ。初めて応募した頃はもう、当たり障りのないことばかりで、それは私じゃなくちゃいけないのか

          凄いでしょって思ってもらうために

          不義理ってなんだ? と、問うてみた

          先日の後日談。 恩師に聞いてもろくな返事が返ってこないことを見越して、ひとまず先に専任職をゲットした優秀な後輩に意見を聞いてみた。私は果たしてこんな時期に非常勤先に不義理を働くような真似をしていいのか。本当に他大学の公募に応募なんてしていいのか、と。彼女は「私なら受けちゃいます」と答えた。強かな子だ。そうやって生き抜いていくんだろうな、この世界を。ちなみに恩師の寵愛を受けているこの後輩、専任で遠方に行くにあたって恩師から言われたのは「お前が○○地方に行ってしまうのは寂しい」

          不義理ってなんだ? と、問うてみた

          不義理ってなんだ?

          表題のまんまなんですけども。 久しぶりに公募情報に自分が受けられる可能性のあるポストが出た。恐らくは誰かが急遽抜けられたんだろうな。めちゃくちゃ魅力を感じている、というわけではないけど、受けられないわけでもない。経済的に厳しくなる予定の来年度を考えると、そりゃお給料は専任である以上は魅力的。でも、週5勤務かあ、ちょっと学部所属というわけでもないし、うーむ……と思う部分もある。大学のレベルがめちゃくちゃ高いわけでもない。うーむ。 しかしまあ、この時期の求人って頭を悩ませます

          不義理ってなんだ?

          鬱病と闘う日々

          今日は一旦お仕事の話を脇に置いておいて、主に病気や通院、服薬の話をしたい。メモがてら、不安昇華がてら。 と言って、早速お仕事の話なんですが、先週は全然使い物にならなかったのよね、私。月曜の一校目は行けたんだけど、そこで来年度の話などを先生方と相談していたらそれで気力を使い果たしてしまったみたいで、それ以降の授業が全くできないまま一週間を終えてしまった。休講回数が大変なことになっているし、補講もどうすればいいのやら。ひとまず各大学の教務係などと相談せねば。 そういうひどい状

          鬱病と闘う日々

          大丈夫って私が決めた

          朝、パートナーの作ったキャベツたっぷりのシチューを頂きながら、ゆっくりと今の私たちが抱えている問題について話し合った。私の心身の状態が悪くなると彼女の状態も悪くなり、逆も然り。Vice versaってやつ。私に仕事をやめてほしい、休んでほしいと言ってくれる彼女は、とてもじゃないけど就労できる状況にはない。そして、私は本当は仕事がしたい。お互いの願望や要望のベクトルがあちらこちらに向いていて、小学生の寝癖みたいなことになっていた。 話し合うにつれて分かってきたことは、「私のし

          大丈夫って私が決めた

          人の助けを借りながら

          秋冬の大学教員公募戦線を眺めながら、自分の人生について考えるとき。 そもそも私は本当にこの道で生きていけるんだろうか。鬱病を抱えて、就労できる状況にない家族も抱えて、愛猫も抱えて、どうやって生きていけばいいんだろうか。民間で働いたほうがいいんだろうか。もはや障害者雇用の制度を利用してみたほうがいいんだろうか。私はどうすればいいんだろうか。 早く大学の専任教員にならないと。今みたいな非常勤講師の大量コマ消化の日々をこなしていくことは、もう続けられない。心も体も限界を超えてい

          人の助けを借りながら

          栄光を掴めずにいる私と、隣のあなた

          先日の公募面接の結果が出た。まあ、タイトルから察して頂けると思うが、駄目だった。また「祈念」されてしまった。「お祈り」されるよりも「祈念」されるほうが、何となく言葉に深刻さが表れている感じがして、嫌だ。祈り、念じなければならないほど、私の活躍は遠いのか。そんな気持ちになってきた。 今度こそ受かっているに違いないと決め込んでいた私のパートナーは、若干寝込むくらいの勢いで落ち込んでいた。私は落ち込んでいる暇はないとばかりにJRECを血眼になって見ていた。気が付いたら数時間画面を

          栄光を掴めずにいる私と、隣のあなた

          一つの大きな壁

          先日、大学教員公募の面接に挑んできた。なお、いつぞやのやたら分厚い封筒の公募は既に面接で散っている。がっかりする気すら湧かないほどの酷い面接だったので、ぺらっぺらの結果通知封筒が届いて、やっと終わったという気持ちになった。模擬講義をやっている間に先生方が眠りこけようとしていて、質疑応答も何だか攻撃的で、当日に諦めがついたというか、すっきりと諦められたので、それはそれでいい経験だったかなと思う。それとは別の、少し後に応募した公募の面接に挑んできた。 感触は、まあまあ良い。いや

          一つの大きな壁