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不義理ってなんだ? と、問うてみた

先日の後日談。

恩師に聞いてもろくな返事が返ってこないことを見越して、ひとまず先に専任職をゲットした優秀な後輩に意見を聞いてみた。私は果たしてこんな時期に非常勤先に不義理を働くような真似をしていいのか。本当に他大学の公募に応募なんてしていいのか、と。彼女は「私なら受けちゃいます」と答えた。強かな子だ。そうやって生き抜いていくんだろうな、この世界を。ちなみに恩師の寵愛を受けているこの後輩、専任で遠方に行くにあたって恩師から言われたのは「お前が○○地方に行ってしまうのは寂しい」などという戯言だったらしいので、この時点で恩師には相談しないことが決まりました。事後報告します。

次に相談したのは、同じ恩師を持つ、恩師の後継者でもある、切れ者の先生。割とフェアなものの見方をする印象である一方、独特のゆるさもある先生で、どんなお返事をもらうのかヒヤヒヤしていたのですが、「専任をゲットした暁には、不義理を働いた先に恩返しをすればいい」という言葉を頂けたので、頑張ってみることにしました。「がむしゃらに」専任を目指せとも言われました。この先生、あんまり上昇志向の印象はないのだけど(研究以外はぼんやりしてらっしゃるし……。ただ、優秀すぎて気が付いたら上昇気流に乗っているタイプではある)、意外と専任職ゲットに関してはがむしゃらと言うんだな、と驚きました。ずっと下ではあるけど後輩でもある私に対して、掴み取ってほしいという気持ちを持ってくださっているんだなと思うと、ありがたい一心です。

たまたま相談できたのは、先述の先生ともう一人、いつも照会先としてお名前をお借りしている非常勤先でお世話になっている女性の先生。私が鬱になってろくに働けなくなったときもカバーしてくださった、母のような温かさで私を包んでくださる先生。非常勤出講日に廊下で鉢合わせした際、ちょっと聞いてみたら、少し「うーん」と悩んだあとに、「ええんちゃう? 時間割担当の先生にはご連絡しておいたほうがいいかもしれんけど、ええんちゃうかな」と柔らかい笑顔と強烈な関西訛りで返してくださった。正直ここが一番緊張したかも。この先生に嫌われるのだけは絶対嫌、権威とか学会とか関係なく、人間としてこの先生にだけは絶対に嫌われたくないと思っていたので、許してくださってよかったと思っています。よかったぁぁぁぁ……って声が漏れるくらい安心しました。

というわけで、これが私の周りの反応でした。恩師にはやっぱり言えてないけど、恩師からしたら不義理を働くな、だろうなと思います。そういう性格の方だから。まあそれでも、自分にとって大事だと思う部分に関しては一旦伺えたので、次は頑張って書類作ります。多分ネイティブをメインに欲しがっているんだろうなあというポストですが、逃げずに飛び込めるか試してみます。何かの参考になる記事だったらいいなとか、そういう実用性はさておき私を見守って下さっている方にはちょっとでも安心できたよ! と伝えられたらいいなとか。そんなつもりで、また長々と書いてしまいましたね。えへ。そんな後日談でしたとさ。頑張るぞ、おー。

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