ぼくとラッキーとおばあちゃんとぼく

1996年生まれ|空いた時間に小説作成|現在は「芸能人の僕が干されたから、フリーランス…

ぼくとラッキーとおばあちゃんとぼく

1996年生まれ|空いた時間に小説作成|現在は「芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました」「チェインフェリス-幸せの再定義」を毎日更新

マガジン

  • チェインフェリス-幸せの再定義

    幼少期の孤独から、『世界を幸せにできる会社の設立』という夢があった。 幼馴染の淳平と再開をし、起業。 しかし、自分の中での幸せとは何なのかを迷う日々。 結果としてあるまじき行為をとってしまう。

  • たまにはエッセイでもいかがですか?

    日々モンモンと思ったことやハッピーをシェア

  • 芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました

    日本Topの芸能人が調子に乗った結果、芸能界を干されて結果として 誰とも極力関わらないように生きたいと思い「フリーランス」を志す物語。

最近の記事

大人のコミュニケーションについていけない26歳

「正直に言ってほしいんだけど」 僕は驚いた。ある会社の面接を受けているときに言われた言葉で、 何をやりたいのかと言われた際に自分の強みと会社が持っている強みで これだと思ったことを言った後に言われた言葉だ。 『正直に言ってんだよ。俺の心の中見えてんのか?  仕事したことないんだから憶測で話すしかないし、  何を根拠に正直じゃないと思っているの?神様なん?』 まじで謎すぎてこんなことを思っていた。 本当に僕ができそうで、やりたいことを言ったし、よくそんな自信を持って 俺のこ

    • チェインフェリス-幸せの再定義#15

      売上は引き続き高い位置をキープしていた。そして社員はのモチベーションも最高潮まで高まっていた。 一方で、ここ数年で会社の売上が伸びていることに関して怪しまれるようになった。なぜチェインフェリスの記事がそこまでPV数が伸びるようになったのか。なぜ掲載されたインタビュー記事の有名人が次々とスキャンダルに巻き込まれるのか。 警察はスキャンダルなどが起きているうちには動くことができなかった。しかし、赤城俊樹が交通事故で亡くなった。数ヶ月前に記事に掲載されていた有名女優だ。警察が操作し

      • チェインフェリス-幸せの再定義#14

        引き続きアンチェインフェリスにおける悪の生成とチェインフェリスにおける幸福の生成により、メディアとしての価値は高まっていた。 妹に褒められて雄大の仕事へのモチベーションは高まっていた。 雄大チームは会社内だけではなく、メディア業界においても注目されるようになり、取材力・記事の企画力と両方の軸で評価された。 雄大のモチベーションは高かった。しかし、葛藤していた。自分のやっていることは本当に幸せを創り出すことに直結しているのだろうか。また、幸せって何かを迷っていた。 淳平に相

        • チェインフェリス-幸せの再定義#13

          近頃目安箱にこのような意見が多い。 「幸せってなんですか?幸せを売っている僕たちが1番理解しなければ  ならないのに理解できない人間が増えてきております。  対策案をお願いいたします。」 社員数も増えたということで、改めて幸せとはなんなのかの再定義を行っても良いと思っていた。 役員会議にて 「我々のビジョンである『幸せ』がなんなのかが社員メンバーが  迷走してしまっている。改めてなんなのかを考え直してみよう」 鈴木が間髪入れず 「一層のことこの曖昧な『幸せ』という言葉を取っ

        大人のコミュニケーションについていけない26歳

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        • チェインフェリス-幸せの再定義
          14本
        • たまにはエッセイでもいかがですか?
          2本
        • 芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました
          13本

        記事

          チェインフェリス-幸せの再定義#12

          不幸専門企業アンチェインフェリスを密かに設立。 内密に行うため、裏社会の人間とコネクションをとることにした。 そこで出会ったのが長尾という名前の男だ。 顔を見せないで、チャットで連絡をとることにした。 「要望としては事件やスキャンダル。不幸を起こしてほしい。  それを事前に連絡してくれ。なるべく具体的だ。」 「わかりました。その代わり従業員や外部委託にかなり金が必要に  なるかと思います。それでもよろしいでしょうか。  年間契約1億ほどでお願いしたい」 「大丈夫だ。金はある

          チェインフェリス-幸せの再定義#12

          大切な人が亡くなって1年が経ちそうです

          昨年5月僕は世界で1番大切で愛していた祖母をなくした。 僕にとってこの人がいたおかげて生きていると言っても過言ではない。 2歳の頃母が車を運転している時に、僕が発作を起こした。 僕はチャイルドシートに座っていたので、後ろの席にいたので気づかないで運転した可能性があった。 その時たまたま祖母が隣にいた結果、早期に異変が気づきすぐに病院へ連れて行くことができた。 もしも、後15分ほど遅れていたら死んでいたらしい。 とこんな感じで祖母に命を救われた。 僕以上におばあちゃん子の人

          大切な人が亡くなって1年が経ちそうです

          チェインフェリス-幸せの再定義#10

          パーティーをした翌日役員会議を実施。4人で話し合った結果株式上場。結果瞬間的ではあるが日本のメディアの中で1位の企業価値がついた。そして株式公開を行い、市場で売買ができるようになった。 現在の株の所有割合は 雄大:55% 淳平:20% 廣瀬:8% 鈴木:5% その他:12% となっていた。 雄大の株保有割合が高すぎると言われたが、創業者として会社を愛していることやビジョン実現のために、どのようなことをやってきたかをプレゼンしたことによって売却しなくて良いとなった。 上場し

          チェインフェリス-幸せの再定義#10

          チェインフェリス-幸せの再定義#9

          以前から問題だった社員数の増加においての経験値のなさを補うための、ヘッドハンティングの準備が進んでいた。 「誰が良いと思いますか?僕はこの人でいいと思うんですけど」 「いや、事業サイドというより達観して支援している人が良いと思う  現場責任者の3人はどう思う?」 「開発側からの意見ですけど、パッション的な人よりもロジカルな人が良いと思います。パッションの部分は社長が持ってらっしゃると思うので、そこをコンサルして一緒に歩める人がいいですね」 開発責任者の田端ゆうきが言った。

          チェインフェリス-幸せの再定義#9

          チェインフェリス-幸せの再定義#8

          会社設立をして7年がたった。オフィス移転をして社員数が200人まで増えて、社長として表に立つことが増えた。なので、秘書をつけることになり、飯村美理を採用した。秘書歴は5年で、ベンチャー企業での仕事は初であるがバリバリ仕事ができ雄大は社長職に集中ができるようになった。 また、事業責任者とデザイン責任者そして、開発責任者をたてて、 淳平と廣瀬はマネジメントに周るようになった。 そんなある役員会議にて廣瀬が 「今、幹部が3人でやっておりますが僕たちまだ全員20代で経験値が少ない

          チェインフェリス-幸せの再定義#8

          チェインフェリス-幸せの再定義#7

          徐々にサービスが大きくなり社員数も20人まで増えた。廣瀬は大学を卒業して、役員にフルコミットすることができるようになった。20人のうちビジネス職が15人(メディア側:6人・広告側:9人)・エンジニア5人となった。純利益も300万まで増えた。オフィスもそろそろ移転しようと思っていたある日。 よくチェインフェリスに出向してくれているお客様から 「そろそろ自社独自のインタビュー記事も載せていいんじゃないですか?」 と言われた。 今までは他サイトから、記事を買ってそれをまとめていた

          チェインフェリス-幸せの再定義#7

          チェインフェリス-幸せの再定義#11

          設立して11年目になってあることが起きた。メディアが伸び悩んだのだ。 会社の売上は引き続き高いが、毎年更新していた企業成長率が120%以上だったものが昨年は105%で、今年は100%となりそうだった。 メディアのPVランキングも5位に下がっていた。 メディアが何か悪いわけではなく、炎上が起きることもなくなってきたが何かマンネリ化していた。 目新しいものがなくなり、記事自体のPVが伸び悩んでいた。 事業責任者と役員会議を行い問題解決策を話し合った。 「現在PV数が伸び悩んでい

          チェインフェリス-幸せの再定義#11

          チェインフェリス-幸せの再定義#6

          仲間を採用を決めてから、どのような人を採用するか話し合った。 俺は 「やっぱり即戦力の人がいいよな。1人アドバイザーとしてついてくれたりするバリバリの社会人がいいな。あとは、理念への共感だね。幸せな世界を創りたい。この思いを持ってくれるのも条件にいれたいなあ、、、、」 条件を俺が一方的に話していると淳平が一言 「何もわかっちゃいないなあ。。。雄大は3人目の社員採用だぞ。  俺ら幼馴染以外の人間が入ってくるんだから1番重要な人間だからな」 「わかっているよ!重要なんだから高

          チェインフェリス-幸せの再定義#6

          チェインフェリス-幸せの再定義#5

          幸せな情報を載せるメディア。考えたのは良いが、具体的にどのような内容にするかを話し合った。 「幸せって基準なんだろう?」 「一旦最初は社長の雄大が決めてどのような情報が良いかを判断すればいいんじゃないかな」 「そうだな!でも、毎日幸せな出来事ってあるかな」 「なくなることはないでしょ!毎日何かしら幸せなことは世界で起きているよ!」 コンセプトはそこまで具体的に決めることはできなかったが、とにかく一旦サイトを作りその後修正をしつつ、サービスを大きくしていくアジャイルという形で

          チェインフェリス-幸せの再定義#5

          連載小説:芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました(フリーランス編)②

          2年間のポートフォリオ作成と、家賃に全額消えてしまうようなデザイナーとしての仕事は役者をやりたくなったときの感覚に似ている。 やりたいことを見つけてその仕事に没頭することができる環境があることは、感謝しなければならない。僕は人として大きく成長できるいるような感覚がある。 フリーランスは会社に所属していないので、人との関係が希薄になる。役者の頃には常に周りに人がいたが、今はいない。しかし、結果として残る友人や仲間は少ないが濃い関係を作ることができた。 役者仲間で1人。保育園か

          連載小説:芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました(フリーランス編)②

          チェインフェリス-幸せの再定義#4

          就職先に辞退すること連絡を入れて、いよいよ本気で起業することになった。淳平に相談しつつ、どんな事業が良いかを考えていた。 「雄大くん?起業の準備どう?」 「いやー俺も色々考えているが、なかなかしっくりこなくてさ  あともう副社長なんだから雄大でいいよ。」 「あ、、、ごめん!そうだよね!雄大か社長って呼ぶね」 「社長って慣れないなあ」 この前まで就職して安定を求めていたので、社長と言われることがむず痒かった。そんなことを考えている暇はなく、とにかく事業案を考えて何をするのかを

          チェインフェリス-幸せの再定義#4

          連載小説:芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました(フリーランス編)①

          芸能界を引退して2年がたった。 古川の本を読んでから、僕はフリーランスに恋い焦がれていた。 芸能界にいた際の自粛中に勉強したデザインが自分にあっていると思っていたので、フリーランスの中でも「デザイナー」になることを決めた。 毎年前年の所得税でかなりの金を持っていかれたが、なんとか2年間は仕事をガッツリしなくても生きていくことができた。 2年間デザイン勉強をしてポートフォリオを多く作ってきたことによって、徐々に仕事依頼は来るようになった。 特に自分が作った「ゴーヤ猫」というキ

          連載小説:芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました(フリーランス編)①