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連載小説:芸能人の僕が干されたから、フリーランスになりました(フリーランス編)②

2年間のポートフォリオ作成と、家賃に全額消えてしまうようなデザイナーとしての仕事は役者をやりたくなったときの感覚に似ている。
やりたいことを見つけてその仕事に没頭することができる環境があることは、感謝しなければならない。僕は人として大きく成長できるいるような感覚がある。

フリーランスは会社に所属していないので、人との関係が希薄になる。役者の頃には常に周りに人がいたが、今はいない。しかし、結果として残る友人や仲間は少ないが濃い関係を作ることができた。
役者仲間で1人。保育園から高校まで同じだった友人1人。この2人とは毎月会っており、食事をする。

フリーランスは毎年確定申告というものがある。所得税の納税するために1年間いくら稼いだかを申告するものだ。これが結構めんどくさくて、その年の1月1日-12月31日稼いだ金額が20万円を超えてしまう場合、税務署にこれくらい稼ぎましたと連絡をいれなければならず、それをしないと脱税で、来年以降の税率が上がってしまったり、かなり不利な状況になりますので確定申告してきました。仕事友達と食事に行った際に
「領収書下さい」というと「え?いいなあ〜経費。無料じゃん」と言ってくるが、これは違くて若干税金が安くなるだけだ。勘違いしないでほしい。

芸能界を干されてから人との関わることが怖くなった。やはりもう信用してしまうと最後裏切られるということが頭をよぎる。
しかし、フリーランスという1人で行う仕事にはこの前仕事での横のつなが
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