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清風、脩竹を動かす-圓光寺-

おはようござます。
今日は、瑞巌山「圓光寺-enkouji-」を紹介します!名前を知っている人は少ないと思いますが、開基(開山)は皆さんご存じ、徳川家康公です。

以前に一度散歩で目の前を通り過ぎたことがあり、山門前の苔が美しかったのを覚えていました。6月ももう終わり。色鮮やかな緑を瞳に焼き付けるべく、曇天の中行って参りました!

京都市左京区一乗寺にあるお寺です。近場なので自転車でGOGOとこぎ出したものの、意外と上り坂で息ハアハアでした笑。

伏見稲荷大社での失敗を教訓に、今回はバッチリ一眼レフです!

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山門

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やっぱり苔は美しいままでした。入場料500円を払って潜入していきます!

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少し行くと広場があって、草原の中に仏様が鎮座していました。周辺に田んぼが多いせいか、雀がたくさん。長閑な雰囲気で、ついのんびりしてしまいますね!

奔龍庭-龍が奔り雲海が煌めく-

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1つ門をくぐると、「奔龍庭-Honryutei-」という枯山水の庭園がありました。ちなみに、僕は昔から枯山水が大好きです。将来、家の庭は枯山水にするという夢を抱いています笑。

この庭では、白砂が雲海を、石組が天空を奔る龍を表現しているようです。瓦が使われた枯山水を見たことがないので新鮮でした!要チェックや!

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きらびやかな「四季草花図」を横目に、次の門をくぐっていきます。

水琴窟-響き渡る澄んだ音色-

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綺麗な音がどこからか聞こえてきます。「水琴窟-Suikinkutsu-」というものです。手水鉢から地下の空洞へ落ちた水の音が地上に響いてくる仕組みみたいです。

水琴窟を初めて見たので、圓光寺にしかないのかと思いましたが、そんなことはなかったです。

将来、水琴窟のある庭を持つのもありですね!要チェックや!

十牛之庭-禅の悟りに至る道-

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水琴窟の周囲に広がるのは「十牛之庭-Jyugyu-no-niwa-」という池泉回遊式庭園です。ちなみに、この小旅行の目的地はここでした。なんせ緑が美しすぎる!

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紅葉シーズンは皆さん大好きだと思うんですけど、僕は新緑の方が断然好きなんですよね笑。人も少ないですし!今年は特にアレですけど・・・。

なんにせよ、苔むす庭、最高です!要チェックや!

応挙竹林

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十牛之庭の奥に、「円山応挙」がよく訪れた孟宗竹林があります。(円山応挙は伊藤若冲と並ぶ有名な絵師です。)彼はこの竹林の絵を描いたようです。

ちなみに、この記事のタイトルは禅語の「清風動脩竹」から付けました。

「清風動脩竹」
あるがままの姿は美しいが、それに執着しないことこそ素晴らしい。風に吹かれ雨に打たれる竹林の情景は、常に変化を続ける人間のあり方そのもの。

(圓光寺HPより抜粋)

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あとは庭園をぐるっと回って、おしまいです。

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というわけで、今回はあまり知られていない穴場「圓光寺」に行ってきました!庭園は大きすぎず小さすぎず。紅葉シーズンは穴場とはいえ人気があるみたいです。緑の絨毯に赤紅葉が映えるのが想像できますしね!

あまり期待せずに行ったのですが、満足度の高いところでした!まさに理想の庭って感じです笑。

写真の方はどうですかね・・・?一眼レフの方が光加減やボケ方が綺麗な印象です。アップで撮ると違いが顕著ですが、ズームで撮るとぱっと見の印象はそこまで変わらないかなっと思いました!

さて、長くなりましたが今日はこの辺で!こんな寺もあるんだな、美しいなと思って頂ければ嬉しいです!👍




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