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#132 主動筋と補助動筋のお話⑤

私たちは、日常生活やスポーツ
などを行っていく上で、
たくさんの筋肉を使っています。

人には何個の筋肉があると思いますか?

人の筋肉は、筋肉は640個と
言われています。

筋肉には2通りありまして、
自分の意志で動かせる筋肉を骨格筋といい、
全体の筋肉の約40%になります。

残りは、自分の意志で
動かせない筋肉となりまして、
ここには心筋と平滑筋がございます。

普段、身体を動かすために使っている筋肉は骨格筋になります。

骨格筋で身体を動かすときに、その動きを
行うために主に働く筋肉は主動筋と呼ばれ、
補助的に働く筋肉は補助動筋と呼ばれます。

今まで多くの方を施術を
させていただいておりますが、
主動筋(メイン)と補助動筋(サブ)の
逆転現象が起きてしまっている方や
主動筋の中でもバランス悪く使われている方を多く見てきました。

メインはメインの働きを、
サブはサブの働きをさせてあげることが、
ケガをしないためには大切になります。

ここでは、膝関節の主動筋・補助動筋
綴っていきたいと思います。

主動筋をメイン、
補助動筋をサブとしていきます。

膝関節の関節運動には
・屈曲
・伸展
・外旋
・内旋

があります。

・屈曲
メイン:半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋
サブ:大腿筋膜張筋、縫工筋、薄筋、
腓腹筋、膝窩筋、足底筋

・伸展
メイン:大腿四頭筋、大腿筋膜張筋
※大腿四頭筋は大腿直筋、内側広筋、
中間広筋、外側広筋があります。

・外旋
メイン:大腿二頭筋
サブ:大腿筋膜張筋

・内旋
メイン:半腱様筋、半膜様筋
サブ:縫工筋、薄筋

膝関節には、歩いたり走ったりすると
体重の3~5倍の負荷がかかると
言われております。

そのため、膝関節のケガは
スポーツ傷害の約6割を占めるほど、
全てのスポーツ競技者にとって頻繁に
ケガをする関節の一つ
となってしまっております。

膝関節(脛骨大腿関節)は
屈伸運動と回旋運動を行う
らせん関節となります。

らせん関節は、蝶番関節の変形と
みられております。

ここに出てきます回旋運動を
スクリューホームムーブメントといいます。

スクリューホームムーブメントに
関しましては、
こちらの投稿も参照していただけると
幸いです。

膝関節は、骨自身の適合が
とても不安定になっており、
これを補うために、内側・外側半月、
前・後十字靭帯、内側・外側側副靭帯
が存在しております。

膝関節の上下にあります
太ももの筋肉やふくらはぎの筋肉は、
肉離れを起こしやすい筋肉であり、
柔軟性が低下してしてしまうと
膝の安定性を担保できなく
なってしまうため、
日頃からマッサージやストレッチ
などのセルフケアを
行っていただけると幸いです。