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自然という被写体、フォトコミュニケーションという専攻

 私は自然を主な被写体にしたい。それはマインドマップ作成の中で、芸術とは人間が作り出す人間がつくれる制御できる有限のもの、自然はそれを越える大いなる存在、自然と謙虚になれる、自らを小さく感じる、それが自分にとってとても大切と感じるからである。大阪芸大の先生が、写真の勉強はいつか終わるが、被写体の勉強は限りなく終わらないとおしゃっていた。物理や分子生物学など理学を志したのも間違ってはいなかったと思う。ただ自然科学者にはなれなかった。それは自分でも解かる。それに一番近い職業の分野を選ぶ感覚だと思う。
 写真そのもののスタンスとしては、フォトコミュニケーションを挙げたい。自然とのコミュニケーションの取り方は自然をよく知り、大切にし、撮影経験を重ねてわかってくる、理解できると思う。それは写真に反映してくる。私の写真の専攻はフォトコミュニケーションにしたい。広く領域を越えて学ぶことも特徴だと思われる。音楽や絵画、映画なども知る必要がある。
 その為にどのような機材を使うか、適切か考える。機動性と画質の両立が望まれると思うので、これ迄通り35ミリのフルサイズ機やフィルムカメラシステムを用いたい。APS-Cでは小さく、4×5では大き過ぎると思われる。三脚も多用される。ライティングは自然光が多いだろう。ヒトに対比した自然への畏敬の念を写真に込めてゆきたいし、感じてゆきたい。
 実際的な話題として広角レンズや標準レンズ、マクロレンズ、望遠レンズ、エクステンダーの5本を用意している。できるならば単焦点レンズが明るく描写がいい。アンセル・アダムズの様に三脚に据えて限界まで絞って撮ることも選択肢に、スナップも良いと思うし、開放絞り値で明くるくボカシして撮ることもできる。自然写真、ネイチャーフォトにも様々な技法がある。重い機材を軽くなる様どう選択するかも重要だと思う。
 写真家になろうとかは思わない、そうなっていたらそれはそれでいい。大切だと思うのは真摯に愚直に恐れられる程学び、突き抜けた先は大らかで威張らず朗らかでいい。自分の小ささを知る為にも、自然という被写体はいい。

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