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【ワクワクするビジネス_No17~経営に重要な数字力とは何か】

FA宣言で中日ドランゴンズから又吉投手がソフトバンクに移籍しました。
ソフトバンクは球団経営まですごいですね!!
中日ファンの私にとっては残念ですが、
新天地で又吉選手の活躍を期待している会計士のいとけんです。

そんな経営に関連して、

会社経営は数字そのものといっても過言ではなく、
経営者の数字力が、そのまま会社の業績に直結することが多いです。

従って、会社の数字を無視した経営を推し進めると、
破たんリスクが著しく高まります。

数字を活用して経営判断をするために必要な管理会計について、
中小企業における導入率は赤字経営率と相関関係があり、
会社の数字力が経営成績を左右する重要な要素であることが分かります。

会社の数字を無視した経営者は、
目隠しをして車を運転しているドライバーのようなもので、

どんなに慣れた車、どんなに慣れた道であっても、
目隠しで事故なく運転できるドライバーなどいません。

どんなに慣れた商売、どんなに慣れた顧客や市場であっても、
勘と経験だけで成功し続ける経営者はほとんどおらず、
成功社長ほど数字力に長けています


数字に強い経営者として有名なソフトバンクの孫正義社長は、

「考える前に数えろ! 議論する前に数えろ! 」
といった考えで経営を進めているそうです。

どんな報告や相談にしろ、数字に基づいて話せない人間は評価されません。
今日の売上や利益はなぜこの数字で、その理由や原因は何か。

次は何を実行すれば、何%の数値改善が見込めるのか。

すべてを数字で語れなければ、それこそ「次から君は来なくていい!」
と言われて即刻退場だそうです。

経営者は誰もが数字を気にするものですが、
孫社長のこだわりぶりは群を抜いていました。

そして本人も、もちろん数字にとても強く、
社員が何日もかけて作り上げた複雑な資料も、

ひと目見ただけで「この数字はおかしい」と鋭く間違いを指摘するので、
社員たちは戦々恐々としているそうです。

ビジネスに必要な数字力というと、
「決算書」を読む力を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかし、ソフトバンクの孫社長は「決算書はバックミラー」と言って、
意思決定上あまり重視していませんでした。

決算書には、過去にやったことが反映されます。
それを見て経営するのはバックミラーを見て運転するようなもので、
役に立たないどころか危険というわけです。

かつての日本なら、決算書重視の経営でも問題ありませんでした。
時代の変化が少なく、整備された一本道を運転するようなものだったからです。

しかし、いまは変化が急です。
少なくても三カ月単位で方向を見直していく必要があります。

ならばクオータリーの決算を見ればいいのかというと、それも違います。
方向を変えて実行に移すのに、少なくとも三カ月はかかります。

大切なのは、バックミラーではなくフロントガラスを見て運転すること。
つまり「今起きていること」を数字としてリアルタイムに把握することで、
事故を減らせるのです。


では、リアルタイムに把握すべき数字とは何か。
ひと言でいえば、中間成果物の数字です。

最終的に成果物が完成する前に、
中間成果物としてカウントできるものがあるはずです。

これらの数を把握しておけば、完成する前に最終商品の数を予測できます。
それを完成させるにはいつから取りかかり、
どのくらいのペースで進めれば良いのかが予測できるはずです。

このような中間成果物を数値化して
把握して未来を予測して、
そこから逆算して今必要な施策を実行していくことが重要ということです。


このように、単に数字力を高めるだけではなく、
リアルタイムで現状を数値化して事実を把握することを意識するということが、
変化の激しい今必要な能力なのだと共感できますね!!!

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