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イーロンマスクさん見ててパワハラ経営者を思い出した話

LRです、こんにちは。

ここしばらく、ツイッターでは『イーロンマスク騒動』みたいなのがよくトレンドに上がってます。

ツイッターって僕みたいなうつ病持ってる人たちにとって居場所みたいなところがあって、有料化したり無くなってしまうとメンタル的にキツいものがあるので、なんとか上手く続けてほしいものです。

それで、イーロンマスクさんの

「週80時間労働か退職か」

みたいな発言を読んで、「あーこれって最高に資本主義だな」って思いました。

資本”原理”主義と言っても良いんですけど、資本主義に基づいた会社経営って『いかに株主に利益還元するか』がすべてなんですよね。

日本は社会主義的な、みんなの雇用を守るって時代が長かったから勘違いされがちなんですけど、会社は経営者のためでも労働者のためでもなく、株主(資本家)のためにあります。

だから株主に利益還元できない会社に存在価値はないし、極論、利益還元のためなら雇われ経営者や社員がどうなってもいいわけです。

この『純粋な資本主義の考え方』って日本ではITベンチャーでよく見かけるわけですけど、そういえば僕が会社を辞めるキッカケとなったパワハラ経営者(兼オーナー)も、純粋な資本主義の申し子でした。

利益がすべてで合理的で、人の感情を使ったマネジメントが苦手そうでした。本人はスーパープレイヤーだったけど同じ基準を周りにもドライに押し付けるので、育てた人がガンガン周りから去っていくタイプでもありました。

その辺り、超人イーロンマスクを見てると、めちゃくちゃ被る部分があるなーって。(そういう人が資本原理主義の社会では成功しやすいのかもしれないけど)

でももし資本主義が、建前通りにより良い社会のための制度なのであれば、

資本原理主義は社会の退行

で、建前に反していると僕は思うんですよね。

より良い社会の定義が何かにもよりますけど、少なくとも世界中の人々に必要最低限の衣食住が行き渡って、社畜も含めた奴隷的生活を強いられる人が一人もいなくなる社会が、ひとまずのより良い社会なんだと思います。

でもグローバリズムが発展してアメリカ型資本主義もどんどん日本に浸透してきて「週80時間労働か退職か」のミニバージョンみたいな選択を強いられる人も増えてきて、

働ける人と働けない人の二極化

が起きつつあるのが今の日本なのかなと思ったり。

スキルアップとかビジネス的自己成長に興味のある人は働けるけど、そうじゃない人はパワハラとかうつ病で働けなくなっちゃうみたいな。

・資本原理主義社会で生き残ろうとする人
・ゲームから降りて無敵の人を目指す人

にどんどん二極化していってしまうと思っています。

だから個人的にはなんですけど、これ以上のグローバル化はやめて、

日本は日本で独自の資本主義の形を目指した方が良い

ような気がしています。

例えば会社は社員の幸福のためにあって、その上で株主にも一定の利益還元できる方法を考えるみたいな。国民主権ならぬ社員主権です。

資本家も経営者も労働者もみな平等であくまで役割(ポジショニング)が違うだけ。でもそれだとお金出してる側が強いから、主権は一番弱い労働者に与えておく、みたいな考え方です。

(世の中はルールを作る人が一番強いので、アメリカルールをそのまま日本に入れてしまうと、アメリカなどの外資に吸い取られるだけになります。だから日本独自のルールを作ろうという話です。)

……とはいえ、ダムの壁を取っ払ったら水が一方向に流れるのと一緒で、一度方向づけされてしまったものは止まらないのが普通です。

金融によって貧富の差が大きく拡大したのと同じで、ごくわずかな生き残ったお金持ちと、多くの無敵の人が生まれる社会になります。

その社会のひずみが閾値を超えた時に、なんらかの大決壊が起こるんじゃないかなと思ってますが、日本の歴史を考えればその大決壊はデモなどの内圧ではなく、戦争などの外圧なのかもしれません。

庶民に出来るのは選挙行くか発信するかデモするかぐらいしかないですが、資本家さんや政治家さんにはより良いかじ取りをお願いしたいところです。

ということで、イーロンマスクさんの話からだいぶ話が逸れてしまったけど、うつ病とかで無職になってしまった人もなるべく生きていきやすい社会になっていったらいいなあと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

LRでした、みんなまたね~!

いつも応援ありがとうございます!