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【読書メモ】#30『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』 byアンドリュー・O・スミス(著)桜田直美(訳)

🏁結論🏁
「お金」は人生を豊かにする一つの手段でしかない。
大切なのは人生とお金に対して真剣に向き合い学び考えること。
自分のお金の面倒を見るのは自分しかいない!


📌ポイント📌
① お金の計画の基本
・自分のお金の面倒を見るのは自分しかいない。
・周りにいる全ての人が、あなたのお金を奪おうとしている。
⇒守ることが大切。
・本当に大切なのは喜びと幸せに満ちた意義深い人生を送ること。お金はその手段でしかない。
☆お金はあくまでも人生を豊かにする手段!

② お金とキャリア設計
・「恒常所得仮説」:人々が障害で使うお金は、給料などの恒常的所得で決まる。
⇒目先の収入だけでなく生涯を通じた収入に基づいて消費行動を決める。
⇒身の丈にあった消費行動を!
・生涯所得を決めるためにはキャリアを見つめなおす必要がある。
・知識や経験、スキルといった「人的資本」を高めることが大切。
☆生涯所得を意識して人的資本を高めよう!

③ 老後資産
・子どもの大学資金よりも自分の老後資金を優先させるべき。
・貯金は働いて稼いでいるときにしなければならない。
・老後の資金作りは、早く始めるほど大きな複利効果が期待できる。
☆準備するのは今だよ!!自分を大切に!!


👀MyView👀
保険や社会福祉、借金や収支、金融詐欺など、本当に網羅的に書かれた内容だったので、個人的に最も大切だと思った章からポイントをまとめました。
そして、思い切って投資に関する章はすべてはずしてみました。
それくらい、お金に関する前提が大切だということです。

お金とは手段。だから、人生設計やキャリアなどのゴール設計が必要。
ここを見誤ると、お金がゴールになってしまい、足元すくわれたり、稼いでも稼いでも満たされなくなってしまう。

本当に大切なことを、網羅的にまとめてくれている良い本でした!
「お金の基本」の章に書いていた、周りが自分のお金を奪おうとしている事実を受け止め、まずは、大切なお金を守る必要がある。
この辺は、与沢翼さんの「お金の真理」と共通点を感じた。

子どもの教育費<老後の資金

という、優先順位で考える必要があり、そう考えると、やはり投資は若いうちから行うべきだなと改めて腹落ちした。

また、消費行動は「恒常所得仮説」に基づき、長期的な収入の予想で購買行動をしてしまいがちだが、これは身の丈に合わない消費に繋がってしまうことが予想されてしまうため、気を付けなければならないところ。
対して、投資に関して言えば、特にリターンを追う上で大切なことは『長期的に捉えること』である。

さまざまな投資が世の中には存在するが、老後資金をまかなう上で長くリターンをもたらせてくれる資産が必要である。そう考えると、最も効率の良い運用は株式投資であると思う。

資本主義の前提が崩れない限りマーケットはあり続けるだろう。

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