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オリンピックの誹謗中傷に学ぶ・捉え方のカスタマイズを子ども世代から培う時代の到来

こんにちは。
カリフォルニア州ベイエリア在住の元超熱血ママのyasugoです。



パリオリンピック直前、勢いに乗る日本勢の活躍を見た子ども達がワクワクして、自分もこんな選手になりたいな!と大きな夢を抱くと思うと私は期待に胸が高鳴りました。




実際に、男子バスケと男子バレーでは大金星まであと1歩という展開に日本中が大興奮!!


勝利に手が掛かっていただけに、その落胆たるや相当なものでしたが、同時に世界の強豪と互角の試合ができる日本代表の現在地を噛み締めることができたのです。


世界中から沢山の人々が選手を労い、感動をありがとう!!でSNSは溢れました。


しかしながら、一部の人たちの誹謗中傷が直に選手に届いてしまいました。これは競技を超えて、誹謗中傷の連鎖が止まらないという異様な事態に…。


「ミスをしたら責められる」


そんな日本代表になる怖さまでリアルに子ども達に見せてしまい、夢が始まる前に諦めてしまう子もいるのでは…と心配になります。


今の時代は、誰しもがSNSとの距離感は注意が必要ですが、スポーツはそれまでの努力が結果に繋がらないことがあるだけに、選手にとっての誹謗中傷は人生の否定に匹敵するダメージになり得ます。


一流選手のミスとは、強気でギリギリを攻めた末の結果が多く、その全体像が見えていない視聴者が「引退しろ」や批判以上の屈辱的な言葉を選手にわざわざDMする現状には絶句しました。


普段からメンタルトレーニングをしている選手たちとは言え、3年間もしくはもっと長い期間、オリンピックのために準備をしてきた中で、誰よりもミスを悔いているタイミングでの心無い言葉に選手が立ち直れない程のダメージを受けてしまうかもしれないと思うとやるせません。


しかしながら、期待を集める選手になればなるほどその反動も大きくなって誹謗中傷にも遭いやすく、もはや有望な選手は避けて通れない話なのです。



子ども達がスポーツをやる上でも、周囲の期待や失望に敏感になってしまうことがあります。
親が喜んでくれたり、指導者に褒められると嬉しかったりするのは当前の反応ですが、


プレーが楽しい!
上手くできたら嬉しい!!



常に自分がどう感じているのかに集中できること。それが自然にできるようになると、周囲の期待は嬉しいけれどもメインではなくて、自分が楽しくて嬉しいがまず1番!!


周囲の失望を気にしないのは難しいことですが、ミスをして落ち込みそうな時でも、自分の思考に主導権があったら

「この失敗を糧にする!!悔しいで終わらせないぞ!!とすぐに前を見る選手である」と自分が思えば、そうなれるのです。


他の誰かに何を言われても、それが自分の思う「セルフイメージ」と違ったら、自分事に感じないので誹謗中傷が目に入っても心には入って来ない最大の防御策になります。


人は自分が思ってもいないことを言われても、心に響かずにスルーできてしまうので、それをポジティブ活用するのが効果的です。


逆に自己肯定感が低いと、周囲のどんな褒め言葉や励ましの言葉も自分のことだと思えずに心に届かなくなってしまうので、常にセルフトークをポジティブにすることを心掛けることが大切なのもここ通じています。



たとえ誰かにマイナスなことを言われても「自分事」に捉えずに、自分の信じる「セルフイメージ」を崩さずにいられるように、物事の捉え方を自分流にできる思考の持ち方を子ども時代から教えていかなければ、どんなに才能がある選手も守れない時代なのだとパリオリンピックで痛感しました。


自分は負けた経験も糧にできる!!悔しさはバネになる!!それがコアとなり、どんな誹謗中傷もダメージが出る程に心の奥まで届かないように。


多く届いた応援の声には感謝をして、ほんの一部の誹謗中傷は心に入れないことが唯一選手を守る方法です。


自分が楽しめているか?に貪欲に、自分の心に向き合う癖をつけること。自分はどうしたいのか?を基準に思考を働かせることで、他者からの影響もいいとこ取りできます。





自分の可能性を否定する声は軽々とスルーして、自分の成長に繋がる情報だけを取りに行ける思考を持てたら、選手としてだけでなく生き方自体が楽になるので、スポーツを通じて幸せな人生を歩める大人へと成長できるでしょう。


他者主導だと周囲から入る情報をどのように受け取るかの自己コントロールを難しくします。



日々の練習の中で、技術と同時に自分のセルフイメージを高めることを習得できる環境作りを、日本中にいる未来の日本代表のために「今」から整えていく重要性をこれからも発信していこう!!と改めて思えたオリンピックとなりました。


オリンピックに出場したすべての選手の皆さん、お疲れさまでした!!


感動をありがとう!!




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