梅香る南関東をゆく：大倉山公園梅林 その2
大倉山公園梅林つづき。しだれ梅はまだまだ、ぜんぜん。
今までは丘の斜面を下ってきました。今度は池を回りこんで、反対側の山を登ってみましょう
池端に立つとコイがわらわら集まってきますわ！エサなど持っておりませんわよ！(；^ω^)
しょうが入り甘酒の力を借りずとも、体はぽかぽか！上着もたたんでしまってしまいましょう
「野梅」。心の中のマイクロ出川が『やばいよ……やばいよ……』と申しておりますわ(・∀・)
冗談はさておき、大倉山公園梅林の主力はこの「野梅」でまちがいないと思いますわ
あら、「白加賀（しろかが）」！ほかの個体はまだ咲いていないのに、この子だけ！
こちら側の斜面に来ると、電線や民家が写り込むので、撮るのがむつかしくなりますわね……
元気の良い「唐梅」ですわ！
……この子は。
ねじれ、裂け、大穴が開いています
こんなになってまで、花を咲かせるのですか。こんなになっても、花は咲くのですか。
自然の営みに意味や意義を勝手に見出すのは人間の傲慢かもしれません。けれど、たとえ人生の終盤であっても、怪我や病で身心を損なっても、伸ばした手の先から、わずかでも美しいものを光にかざしたい──そう思えるのは、悪くないと思いますの
ぬぬ！暗いですわ！
松の大木の陰になってしまっているのですわね
しかし、それならそれで、光と影の綾なすラグランジュポイントを探すまでですわ
そう、影もまた美……
酸いも甘いも噛み分けるには、まだまだ経験を積まなくては、ですわ！(・_・;)
満開、「玉牡丹（ぎょくぼたん）」。近くでは人生の大先輩方が車座になってお食事を楽しんでいらっしゃいます
趣味を同じくする友が近くにいることの幸せよ、どうかいつまでも
まだまだこれから、「見驚（けんきょう）」。咲き誇る日はもうすぐそこ！
こちらもこれから、「八重旭（やえあさひ）」。今にも弾けそうなつぼみが愛おしいですわ！
ああ……春の神々がやってくる……！
薫風が優しく髪を撫でる中、わたくしはひとりお日さまの下を歩んでゆきます
なんという自由、なんという喜び
いつかあの切り株のように、太く満足して生きたという証を残したい
今はまだつぼみでも、いづれ花開く時を夢見て努力を続けましょう！
わたくしが花を愛する理由、それは花におのが生き方を重ねているからかもしれませんわ
大倉山公園梅林、噂にたがわぬ梅花の名所でございました。自信をもっておすすめできますわ。それではまた、どこかの梅林でお目にかかりましょう。ごきげんよう～サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります！より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります！