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祝!二周年!自分へダイブですわ!

 ごきげんいかがでしょうか、お嬢様修行中のわたくしです。

 本日で、note参加から二年が経過いたしました。

 今までの自分の投稿をざっと読み返してみましたけど、その未熟さ、無知さに赤面する思いでしたわ……
 でもきっと、三周年を迎える頃には、同じように過去の自分を振り返っては恥ずかしく思うのでしょうね。思うに人生とはその繰り返しなのでしょう。


 ……はっ!

 いきなりまとめめいたことを口走りましたわ!失礼いたしました!


 一周年のときは今までの自分の軌跡を思い出しつつ、自分のスタイルを確認しておりましたわね。ニ年目は大きな穴を開けた時期が二回あり、かつ途中でお嬢様にへん……変身?変質?したということもありますので、振り返りは割愛します。今回は自分の内面に目を向けることといたしましょう。





■酎愛零とは何者なのか……


 わたくしは現在の職業、観光案内コンシェルジュのお仕事を今年度いっぱいで退職することが決まっており、求職活動中でもあって、最近は「自分は何者なのか」という問いを自分自身に発し続けておりますの。職に就くにあたって、自分の強みや弱みを把握しておくことは大切ですからね。しかし、なんと申しますか、これは哲学的な問いのようでいて、なんともつかみどころのない問いでもありますわ。

 何をもって「自分」「自分らしさ」を定義するかは様々なものさしがございましょう……今回わたくしは、あるきっかけから、「性格」と「能力」とにカテゴライズして自分を分析してみることにいたしましたわ。そのきっかけというのが、フォローさせていただいているらくぼろさんのこちらの記事です。



 わたくしもnote界で「潜航モード」と「浮上航行モード」を使い分けておりますので、自分をよく知るために自分という海に潜ってゆく、という感覚には親近感を覚えますわ。

 今回は潜るにあたってのものさしとして、

・やりたいこと
・やりたくないこと
・できること
・できないこと
・やらないこと
・やらなければならないこと

 の六つを持ってゆきます。現在把握している性格や能力から、逆算するようにこれらを測ってゆこうという魂胆ですの。

 さあ、それでは今から、わたくしの「性格」と「能力」の深海へと、ダイブしてまいりますわよ。ご準備はよろしくて?





■酎愛零の「性格」……


 わたくしの性格の第一に挙げられるのは、まず「好奇心」、そして「行動力」。これは
・やりたいこと=知りたい
・やりたくないこと=時間をかける
・できること=移動にかかる費用を捻出できる、移動に費やす体力がある
・できないこと=我慢
・やらないこと=同じ所へ行く
・やらなければならないこと=下調べ
 というように測れますわ。

 我慢ができない……たしかに、自分ひとりしかいない状況でしたら、その気は大いにありますわね。とにかく、思い立ったらすぐにやらなければ気がすまないたちですわ。よく勘違いされがちですけども、「石橋を叩いて渡る」の「渡る」ではなく「叩く」に相当するところですから。もちろん、これは自分の行動に対してなので、ひとさまにいきなりキレたりはしませんのでご安心ください。
 そしてわたくしにとって好奇心と行動力は不可分です。どちらか一方だったら、また違った性格になっていることでしょう。



 次に、常々口にしている「鋼鉄のメンタル」あるいは「鋼の意志」。これは
・やりたいこと=負けたくない
・やりたくないこと=逃げること
・できること=強力な自己暗示
・できないこと=物理的に無理な問題
・やらないこと=弱気になる
・やらなければならないこと=観察・分析・理解・記憶・再現
 というように測れます。

 負けたくない、というのは、負けず嫌いとは少し違う気がしますわ……誰か競う相手がいて、その方に負けたくない、と思うのではなく、自分に負けたくない──自分が出来ることを証明して自分自身を褒め称えたい──という思いの発露だと思いますの。
 弱気になるのをやらない、というのはつまり、わたくしでも弱気になろうと思えばできるという意味です。と申しますか、意識していないと弱気の虫がいくらでもわいてまいりますわ。ただし、泥酔しているときでさえ「強力な自己暗示」と「観察・分析・理解・記憶・再現」は(正確性を欠きながらも)発現しますので、元来の内気な性格をむりやり押し込めている……ということではないと思います。





 最後に、相反する面がある、というところですわね。我ながらここが一番不可解ですわ。慎重↔大胆、冷徹↔涙もろい、マメ↔面倒くさがり、正義感つよつよ↔邪悪な思考。あくまでも自分の感覚では、ですけれども、把握しているかぎりではどれも正反対のように思えますの。これらは

・やりたいこと=万全を期したい、安心したい、安心させたい、寄り添いたい、早く実現したい
・やりたくないこと=人のために骨を折ること、自分が前に出る(上に立つ)こと
・できること=能力を活かして支援、自信があるフリをしてまわりの緊張を解く、怒りや憎しみをモチベーションに変える
・できないこと=共感
・やらないこと=許すこと
・やらなければならないこと=少し諦観を身につけること 
 というように測れますわね。

 ここで着目したいのは「できないこと=共感」とあることですわ。
 そうです……ありていに申し上げれば、わたくしは同情はしても、共感はほとんどいたしません。特にあらゆる意味で弱っている方に対してそれが顕著で、今、思い起こしてみれば『それができたら苦労しないよ』ということを言い放つことが多かった気がします。

 そして、「やらないこと=許すこと」となっているのもかなり人格に難ありですわね……お嬢様修行中の身として恥ずべきことですけれども、たしかに、許そうと思えば許せるようなこじれ方でも、わざと解決せずに放置して永遠に憎み続ける、というようなことをやったりいたしました。
 これはおそらく、これまでの人生で、怒りや憎しみを原動力として使うことが多かったことが原因だと思いますわ。少しお話は逸れますが、わたくしは容姿や性別、年齢や体格といった面であれこれ──女の子が虫とりなんて、とか、その服は似合わない、とか、古いアニメの話をしては『世代じゃないでしょ?!』と言われたりだとか──言われることが多く、慢性的にストレスが溜まっていたのだと思いますの。そのストレスを怒りと憎しみに変えて奮起し、今までどうにか乗り越えてきた部分も多いのですから。これが、「できること=怒りや憎しみをモチベーションに変える」の原点でしょう。

 この、(わたくしにあれこれ言う相手に対して)同情はするけど共感はしない、そういう相手に対して怒りや憎しみを燃やし続けることによってエネルギーを得てきた、という経験が、現在のわたくしの二面性を形作っているものと思われます。
 人並みに誰かの役に立ちたい、世の中に貢献したい、と思ってはいるものの、共感力に乏しく、また怒りと憎しみという増幅器ブースターの威力を知ってしまっているので、分かりあえない相手だと思った瞬間、ブースターの燃料として切り捨てる──これが、「人間関係をバッサリ断絶することに躊躇がない」の原因なのですね。

 これは……判断に悩みますわ。

 分かりあえない相手であっても学ぶべき点があり、愛すべき点があると頭で分かっていても、実利があるだろう?こいつを叩いたほうが力が出るだろう?と心がささやきます。まあ、一朝一夕でどうにかなるものとも思えませんし、今後の人生における課題ですわね。




■酎愛零の「能力」……


 自分の能力を客観的に把握するのも難しいですのに、それをSNS上で広報するなど至難の業ですわ!こう感じてしまうのは、今までいろいろな媒体で、プロフィール欄に誇らしげに肩書や能力を書いていらっしゃる方々のページを訪れてはそっ閉じ(何もリアクションせずにそっとそのページを閉じること)し続けてきた経験も影響しているでしょう。要は『は?全然できてないじゃん』『その程度で?』『口ではなんとでも言えるよなァ』と思われたくないのですわ……!

 でもやると申し上げた以上やるしかありません、まずは本物の客観視──わたくしがよそさまからよく言われることから拾ってまいりましょう。




●教え方が上手い、上手そう

 これは、わたくしが今まで最もよくかけられた言葉ですわ。特に例え話、それも食べ物に関する例え話が上手いと言われます。たしかに、さっき自分の投稿を見返したら、比較的そんな所が多かったです。
 これはおそらく、日常的に「観察・分析・理解・記憶・再現」を実行しているので、無意識のうちに教える相手がどの段階フェーズにいるのかを見ながら教えていることが原因だと思われます。あと、観光案内コンシェルジュというお仕事の上で、どうしてもわかりやすく、面白く、簡潔に話さざるをえないので、そこで鍛えられている面もあると思いますの。食べ物の例えが多いのは……単に食いしん坊だからでしょうか。高校生の頃にやった適職診断で3位に「教師」が入っていたので、才能があったのかもしれませんわね?


●子供やお年寄り、動物に好かれる

 自分で言うのもなんですけれども、子供に好かれる率はちょっと異常ですわ……昨年の夏休みには、明らかに他のコンシェルジュよりも大量の小中学生をさばいておりましたもの。
 お年寄りに話しかけられる率も高く、行く先々で道を訊かれたり、施設の使い方を尋ねられたり、またはふつうに世間話を振られたりします。ちなみに母もひとさまに話しかけられる率は高いと言っておりましたので、きっと遺伝的な何かがあるのだと思いますの。
 犬猫はもちろん、昆虫にも好かれるというところもたぶん能力ですわ。とにかく虫が寄ってきます。ハチ、アリ、チョウ、セミ、トンボが代表的なところですわね。チョウやトンボやミツバチはともかく、いつの間にか脚に這い上がっているアリや、服越しに肌をガッシとつかんでくるセミは困りますわね……猛虫スズメバチは言わずもがな、ハエにたかられるのだけは避けたいですわ!




 では、自分で能力だと思っている点です。

●相手の話、質問に多角的に答えられる

 わたくしには、持ち前の好奇心と行動力から蓄えた知識があります。ひとつの話題に対して正面から返す他にも、必要とあらば意外と思えるところからでも返すことができますわ。テニスや卓球に例えるなら、どんな球でも拾い、どこからでも相手の正面に打ち返せる、といったところでしょうか。
 これは幼少期、私のどんな質問にも面倒くさがらずに答えてくれた周りの大人たちの姿が色濃く反映されております。わたくしが博識を目指すのは、ひとりが全部知っていなければならないというわけではないけれど、それでもやはりひとりから得られる知識は多いに越したことはないだろうという理由から、そして何よりも、子供の「なぜ?」にはできるかぎり答えてあげたいという理由からですわ。
 そして、これを可能にするためには「知識」を「応用」するだけでなく「時と場所と空気をわきまえる」力が必要になってきます。でなければ、ただのウザい物知り女ですからね。叔父様の教え……しっかり活かされておりましてよ!


●飲み込みが早い、順応性が高い

 本稿で何度か出ております「観察・分析・理解・記憶・再現」。これを心がけているかぎり、新しい職場、未知の場所に行っても萎縮することはございませんわ!
 でも、もしかしたら、「これが通用しないところに行ったことがまだ無い」だけなのかもしれません。矛盾するようですけども、わたくしのやり方が通用しない所に行って、心折られてみたいという気持ちもありますの。そうすれば、そこからまた新たなやりかたを学べるかもしれませんもの。
 あと、ちょっと気をつけなければならないと思ったのは、友達どうしなど、近しい間柄ではこれはやらないほうがいいということですわね……家族なら成長を喜んでくれるかもしれませんけど、友達のできることを再現した場合──特にコピー元を上回る再現をした場合──、引かれて距離を置かれたりしますわ。(実体験)



 さあ、このあたりで浮上してまいりましょうか。

 わたくしの「性格」「能力」について、少し深めにダイブいたしました。あくまで自分による自分の分析なので、都合よく解釈しているところ、甘めに見積もっているところなどが多々ございましょうかと思われます。

 けれども、らくぼろさんはわたくしを評して「自分100%!が武器になるタイプ」「強みはそのままの存在がすでに作品のひとつなのではないか」とおっしゃってくださいました。

 最初は、ただの文章修行というふんわりした目的で入ってきたnote界ですけども、時を経るにしたがって、酎愛零という存在は「そのままの自分」と「なりたい自分」とのミックスに変容していきました。このお嬢様言葉が最たる例ですわ。いわばマンガやアニメのキャラクター、Vtuberなどのような存在に近くなってきていると思いますの。

 キャラクターというものはその存在そのものがエンターテインメントであり、影響力を持つものです。そもそも突き詰めて言えば、人はみな影響力を持つキャラクターなのですけれども、それを自他がはっきり認識しているかどうかが、強みになるかどうかの分かれ目になるのだと思いますわ。それも、思いますに『こういうキャラでやっていこう』と最初に何もかも決めてしまうよりも、最初はあやふやな形でも、試行錯誤と紆余曲折を経て、しだいしだいに形が明瞭になっていく──あたかも大理石のかたまりから像を彫り出していくように──ほうが、より強固で真実味のあるキャラづけができあがってゆく気がいたしますの。

 言い換えれば「自分100%の出力を出せる、自分という作品づくり」こそが、SNSを運用する際の軸のひとつであり、ひいては自分の人生をデザインする上での指標のひとつになりえると思います。



 とは言っても、まだまだ浅学の身。自分という作品の完成形どころか、どこに向かうのが最も適しているかすらもあやしいところですわ。この文章も、来年の今日に読み返しては恥ずかしく思うことになるかもしれません。


 なりたい自分になるために。


 自己に厳しく、人に優しく、天に恥じない生き方をしたいものですわ。そのためのお嬢様修行だと思いますので、これからもお嬢様キャラは続けてまいりますわよ!



 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。三年目の酎愛零も、どうぞよしなに。

 それでは、ごきげんよう。




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