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ご縁ってあるよねって話。

運命とか縁とかって、目に見えるものではないけれど。
皆さんはそういうの信じますか?

こんにちは、もんぶらんです。私は昔からとあるモノが大好きです。
最近就活を終えたのですが、私の就活はソレとの縁を強く感じるものと
なったため、ここに書き残しておきたいと思います。
ソレが何なのかは、この記事の内容とは関係ないので明記しません。
各自、自分の好きなものに置き換えて考えてみてください。

〇ソレとの出会い

いつからソレを意識するようになったのかは定かではありません。
気が付いたらソレの魅力に惹かれ、ソレのことばかり調べていました。
ソレは、この世で最も私の知的好奇心をくすぐるものでした。

高校生の時には、ソレを趣味から仕事にしたいと考えていました。
ソレに関わる仕事がしたい、そのための大学に行きたい。
当時私は海外に住んでいて、幸い、そこにはソレの分野において
世界的に有名な大学がありました。
その大学に入学することだけを目標に、ひたすら必死に勉強しました。

〇挫折、そして運命の分かれ道

高校卒業まで残すところあと少しとなった頃のことでした。
突然日本への帰国が決まり、転校せざるをえなくなってしまったのです。
その大学への入学はほぼ不可能になりました。
全てが無駄になり、一時は外出できなくなるほど精神を病みました。
ソレは日本でも学ぶことができるものでしたが、
日本で受験勉強をすることだけで精一杯になってしまった自分には、
それだけの能力がありませんでした。

色々あって、結局ソレとは全く無関係の分野に進み、
ソレを仕事にするという夢は完全に過去のものとなりました。
悔しさも、時の流れと共にゆっくりと消えていきました。
ソレが好きだということも、周囲に話すことはほとんどありませんでした。

〇5年越しの再会

学生生活も最後の年となり、いよいよ始まった就活。
高校時代には微塵も考えていなかった業界に興味を持ち、
そこで一生を捧げるのだと考えていました。
一方で、いまいち心が晴れない自分もいました。
本当に人生をかけるほどやりたいことなのだろうか?

自己分析を進める中で、思い浮かんだのは”ソレ”の存在でした。
当時思い描いていた職につくことはもうできませんが、
今の自分の専門分野でもソレに関わる仕事はできると知りました。
こうして、ソレの最前線をいく企業にエントリーすることにしたのです。

「合格するわけないけれど、まぁ話のネタにはなるだろう」
非常に狭き門だったので、書類を提出した時は本当に軽い気持ちでした。
しかし、その後順調に選考が進むにつれ、自分はソレを諦めることが
できていなかったのだと思い知ることになります。
選考中はトキメキが止まらず、楽しくてたまりませんでした。
忘れていた情熱が一気に蘇り、他のことがどうでもよくなっていきました。

内定をいただいたときの気持ちは、言葉では言い表せません。
5年の時を経て、ソレは私のもとへ帰ってきてくれたのです。

〇最後に

夢を叶えられる人なんて本当に一握りですよね。
涙を呑んで、希望に沿わない人生を送る人も少なくないと思います。

私もつい最近まで、入る大学を間違えたと思っていました。
「あのとき帰国が決まっていなければ」
「憧れの大学に行けていたら」
何度そう考えたかわかりません。

しかし、あの時の挫折を含むこれまでの自分の選択の全てが
この瞬間に繋がっていたのだと、内定の電話を貰った時に感じたのです。
納得のいく結果になったから都合よくそう考えているのかもしれませんが、心が躍るほど惹かれるモノには、やはり何かしらのご縁があると思うのです。

今何かを諦めそうになっている人、すでに諦めてしまった人へ。
ソレがまだあなたの心をときめかせるのであれば、
もう少し希望を持ってみませんか。
人生って何が起きるかわからないのです、本当に。

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