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夫婦円満を長く保てる秘訣を聞いてみた

先日、結婚生活21年を迎えた日に、良い夫婦関係が長く保てる秘訣はなんだろうって、自分自身にインタビューしてみました。

それはそれは、

「20年以上も一緒に住んでいれば私たちもいろんなことありましたよ。」

このテーマ、言語化するのが難しいのですが、やってみます。

私たちの夫婦の関係が今でもうまくいっている一番の理由を分析してみたのですが、まず一つは、人生の失敗や教訓、成功などを一緒に重ねて、時と共にお互いに人間的に自己成長してこれたということ。

そして、もう一つは、お互い思ったことや意見はできるだけ隠さずに、早い段階で相手を傷つけない程度になんでも伝え合ってきたこと。

最初は、夫に指摘されたりすることは嫌だなって思うことも正直ありで、あんまりいい気分がしない時もありましたが、でもそれは結婚生活を通して、お互いに自己成長、そして自己理解することとして、効果的だったのです。

もちろん、指摘されたとしてもそれを自分の欠点と思わずに、最終的にはそこを変えていくか、逆に自分の強みであると判断するか、自分で決めるのが良いとは思いますが、改善した方が心地良いかもとおもう部分は、実は自分が長年直したいと思って治せなかった癖であったりもするので、その時は改善していけばいいと思います。

そのため、素直になれば改善していける、自己成長にもつながるとも思っています。

それから、意見や生活スタイル、価値観が違っても、お互いに尊重し合い、尊敬し合い、なるべく心地良い雰囲気や空間に調整していくことも大切かな、と思います。

あとは、直接、愛情を言葉で表現するとよいと思います。

夫婦喧嘩もたくさんしましたが、最近は成長したのか、私たちがとしをとったのか、お互いに無駄なエネルギーを燃焼することをしなくなり、喧嘩はしなくなりました。

そして、私たちは、お姑さん、とか、近所に住む親戚との人間関係で悩むことは全くなく、独立して自由に生活しているのでそれも気が楽。そういうファミリー内のモヤモヤ人間関係の理由で喧嘩することもなかったので、幸せです。

ドイツでは、海外出身で外国人である私たちとしては、特に多くの親御さんが悩むテーマである、「子供の将来や入学させる学校選び」については、ドイツで育ってないということもありで手探り、困難な課題も多かったのですが、昨年の夏で娘も高校卒業し、教育も子育ても一応一段落したところです。

今思えば、結果的には通わせてた中高校も良くて、入学試験も受験もほぼ全てうまく行ったし、私たちもよくやった!子供達にも十分協力できた!という気持ちでいっぱいです。

家庭内もずっと平穏ってわけではなかったですが、だからこそ、問題発生後には私たち家族が暮らしやすいと思う方向へその都度改善されて、お互いに支え合いつつ、心地よい家庭が築かれたともいえます。

子供がいたからこそ、逆に長く続いた夫婦関係ともいえるかも。

ご夫婦の中には、逆に子供がいたために夫婦関係がうまくいかなかったケース、子供が産まれなかったために別れたケースなど、色々なケース、問題があるかと思います。

ご夫婦の価値観、性格やライフスタイルによって変わってくると思うので、これだ!といえる、万人用の結婚生活を成功させるレシピはないなとも、思います。

結局、他人同士が一緒に生活していく上で、家族間の人間関係をよく保つ小さな努力を毎日してみるということです。

日常生活では、自分の機嫌は自分で直すようにするという、シンプルな(当たり前だけど難しい時もある)ことをすることもいいのかな。

それから、大切なことは、お金の話をお互いにきちんとすること。

特に我が家の場合は、夫がファイナンス系の職についていることもあり、職業柄その点は他の家庭に比べて公開型、むしろファイナンスプランまで夫がしっかりオーガナイズしてくれています。

現在の貯蓄額や将来のプラン、夢の旅行の予算プランなどは夫のエクセルにきちんと記録されていますし、もちろん数字は頭の中にすでにきっちり入っているよう。

時々貯蓄額の報告もあります。毎月お給料が入ると、夫からメールで今月の生活費予算プランがエクセルシートで送られてくるほどです。

しかし、現実にはドイツでも日本でも、他のご夫婦関係を見ていると、夫婦間でお金についてきちんと話しあっているってご夫婦も少なく、なかなか難しいテーマのようです。

日本でもドイツでも、具体的なお金や数字の話を出すことはなんとなくタブーなテーマというように育てられてきた方がほとんどで、なんとなく避けてきたテーマでもあるのではないかと思います。

付き合い始めてから1年以内で入籍し、海外生活と国際結婚であったのですが、私は結婚するときはなぜかわからないのですが、不安とか、マリッジブルーみたいなのが全くなかったのを覚えています。

結婚した当時は今ほどお互いのことをよくわかっていなかったから、逆に冷たい水に飛び込んだ形?で、結婚できたのかもしれません。

新婚の頃がラブラブで、その後はだんだんと冷めていくというのとは逆に、私たちの場合は20年経った今の方がお互い細かいことは気にしなくなってきているし、自分らしさを表すこともできて、昔よりラブラブだと思います。

いい距離を持ちながら、お互いが必要としているところを補い合いながら、歳を重ねるごとに、さらにいい夫婦関係と家庭を築いてこれたように思います。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

もし、ドイツから欲しい情報やテーマのリクエストがありましたら、ぜひコメントで教えてください!






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