堀さと

騎馬遊牧民が好きな歴史オタク。当該分野の小説を読みたくてしようがなくて、ついに自分で書…

堀さと

騎馬遊牧民が好きな歴史オタク。当該分野の小説を読みたくてしようがなくて、ついに自分で書いてKDPで公開してしまった。昨年、ミラーレスカメラを買ってようやくデジタル世界に追いついたアナログ野郎。フォトマスター検定一級を所持。

最近の記事

チンギス=ハンゆかりの地を訪ねてみた 後編

騎馬遊牧民が好きな歴史オタクが、チンギス=ハンについて調べているうちにいてもたってもいられなくなって、チンギス=ハンゆかりの地を聖地巡礼してきた旅行記の後編。 五日目 テムジン生誕の地を堪能する ダダル  朝4時起き。標高900m、外気温12℃。すごい晴れで空に雲一つなく、松の木の緑と幹の赤が映える。明け方はさすがに少し寒い。ずっと車に乗ってて腰が固まって痛いのでひたすら柔軟体操に励む。  8時半前に朝食、例のサワークリーム(仮称)と肉の粥を食べ、9時頃出発。  ツ

    • チンギス=ハンゆかりの地を訪ねてみた 前編

      昨年、縁あってチンギス=ハン紀を訳したことで、チンギスのことを実はよくわかっていなかったことを痛感。いてもたってもいられなくなって、チンギス=ハンがチンギス=ハンに即位する前、テムジンだった頃に過ごしたと思われる地域に行ってみた。 一日目 序章 成田→ウランバートル  モンゴルへは、20年以上前に行ったきり、海外旅行でさえ2011年以来である。今一つ実感がわかず、出発日になってもついうっかり普段通りの生活をしてしまいそうな漠然とした不安がつきまとっていた。しかし、それは

      • Velvia vs Velvia フィルムシミュレーションとフィルムを撮り比べてみた

        フィルムシミュレーションのヴェルヴィアを初めて使ってみた時、これちょっとヴィヴィッド過ぎないか、と思った。フィルムのヴェルヴィアを使ったことがあるけれども、こんな色だったかな、と疑問に思ったので、撮り比べてみた。 フィルムシミュレーションでヴェルヴィアを使った時の違和感  フジフイルムのカメラを買ってはじめて、フィルムシミュレーションでヴェルヴィアを使った時、緑がヴィヴィッド過ぎやしないかと思った。フィルムのヴェルヴィアを使った時、こんな色だったっけ?と違和感を感じた。

        • X100VI新発売に思う サブのコンデジに求めるもの

          以前ちょっと欲しいと思っていたFUJIFILM X100Vの後継機・X100VIが新発売になって数か月経った。「サブカメラにいいかも」と、漠然と考え、価格動向をそれとなく気にしていたが、とても「サブ」と言える値段ではなかった。 FUJIFILM X100VI新発売!とはいうものの  数か月前、高級コンパクトデジタルカメラ(高級コンデジ) FUJIFILM X100VIが発売されたと聞き、ひょっとしてサブのカメラに良いかな、と思って価格動向を見ていたら……30万円~40万円

        チンギス=ハンゆかりの地を訪ねてみた 後編

          もう夏なので粗粒子

          暑い。もう夏だ。夏の暑苦しい写真といえば、きめの粗い写真というイメージがあるので、ちょっと早いが撮ってみた。 トキナー SZX400mmF8 Reflex MF + ACROS + グレイン・エフェクト  暑い。幸いまだカラッとしているけれども、やはりこの雰囲気は粗粒子だ。  今年は、画質が粗い感じのするトキナー SZX400mmF8 Reflex MF があるので、こいつでグレインエフェクトを試してみた。ちなみに場所は、千葉市動物公園。  風太君は小屋の中で寝ていた

          もう夏なので粗粒子

          廃桟橋? 謎の廃施設のある海岸を散歩

          幕張の浜を歩いていると、目立つ謎の施設。いったい何だろうと前から不思議に思っていた。 錆びた何かの施設  前からいったい何だろうと思っている謎の施設があるんだよねぇ。マリンスタジアムのすぐ後ろ、幕張の浜にあるんだけれど。どこをどう調べればでてくるのやら。  マリンスタジアムのすぐ後ろだから、海の駅とか停留所みたいなものがあったのかな? ここに航路があったことなんてあったっけ?  ビッグサイトのうしろの方にも船着き場があって、日の出桟橋に行く水上バスがあり、乗るとちょっと

          廃桟橋? 謎の廃施設のある海岸を散歩

          チンギス=ハンゆかりの地を訪ねたい

          昨年、ある人の依頼で『集史』チンギス=ハン紀を訳した。しかし、チンギス=ハンのセリフ部分がどうにも訳しにくい。なぜだろう? それは、そもそもチンギス=ハンがどんな人か、良く知らないからではないだろうか。 これは!テムジンが生まれ育ち!!その基礎的性格を育んだ場所を!!!訪ねなければなるまい!!!! ……とかなんとか言いつつ、ヘッダの生成画像はテムジンというより、ボドンチャル=ムンカクだな。 コミケに棲息する歴ヲタ、モンゴル史の根本史料を訳す  昨年、作家の百田尚樹さんに

          チンギス=ハンゆかりの地を訪ねたい

          初めてのミラーレスで10か月 そろそろ令和に追いついた?

          昨年、初めてミラーレスカメラを買って本格的にデジタルの世界に入ってから、もう少しで1年になろうとしている。買った時は、「これでようやく平成の時間軸に追いついた」なんて言っていたが、そろそろ令和に追いついてきただろうか。 ミラーレス1周年を前にして  昨年の夏にミラーレスカメラを買って、これでようやく平成に追いついた、なんて言っていたが、どうだろう、そろそろ令和に追いついてもいい頃なのではないだろうか。  とはいえ、自分ではよくわからない。フィルムのカメラと同じような使い

          初めてのミラーレスで10か月 そろそろ令和に追いついた?

          都会の空を飛ぶチュウシャクシギ オーストラリア→シベリアの旅の途中谷津干潟に立ち寄る

          谷津干潟でチュウシャクシギの塒入りを観察するイベントがあったので参加してみた。  たまたま谷津干潟でチュウシャクシギの塒(ねぐら)入りを観察するイベントがあることを知った。  チュウシャクシギ? なにそれ?  昼間谷津干潟に行った時には、その辺でよく見る鳥しか見かけなかったので、興味が湧いて参加してみることにした。  チュウシャクシギとは、オーストラリアで越冬し、繁殖地のシベリアに渡る途中、春と秋に日本を通過する渡り鳥だそうだ。谷津干潟には、渡りの途中で立ち寄る。昼は

          都会の空を飛ぶチュウシャクシギ オーストラリア→シベリアの旅の途中谷津干潟に立ち寄る

          マニュアルフォーカスはいいぞ! 望遠レンズで撮ったその辺の鳥 2024年前半

          最近は、すっかりオートフォーカス(AF)に慣れてしまい、マニュアルフォーカス(MF)のレンズを使うことに、少しためらいがあった。しかし、いざ使ってみると何だかとっても良い感じ! トキナー SZX400mmF8 Reflex MFの試し撮りはまだまだ続く  手頃な値段で35mm換算600mmという結構な望遠レンズであるトキナー SZX400mmF8 Reflex MFを買おうかどうしようかと迷った時に、マニュアルフォーカス(MF)であることで大丈夫かな、という思いがあった事

          マニュアルフォーカスはいいぞ! 望遠レンズで撮ったその辺の鳥 2024年前半

          トキナー SZX400mmF8 Reflex MF 試し撮り③桜

          先日買った望遠レンズ・トキナー SZX400mmF8 Reflex MF は、まだまだ距離感がつかめていない。その練習もかねて、ようやく桜が満開になってきた桜を撮ってみた。 今年は木によって咲く時期がばらばら  トキナー SZX400mmF8 Reflex MF は、望遠レンズでもマクロレンズ的な撮り方もできる、とのことで、桜が咲いたら近くや遠くで撮ってみたいと思っていたが、雨続きだったり気温が低かったりで、4月になってもなかなか満開にならなかった。  同じソメイヨシノ

          トキナー SZX400mmF8 Reflex MF 試し撮り③桜

          ご近所富嶽三十六景

          パスポートに富嶽三十六景の模様が入っているのを知り、これはと思って頁を繰ってみたのだが……。肝心の「登戸浦」が入っていないではないか! 千葉県の旅券事務所の近所なのに!! 富嶽三十六景の登戸浦はここだったのか!  最近、こういう道しるべに気がついた。  この変な道は、単なる旧道の屈曲の名残か何かかと思っていたが、登渡神社(とわたりじんじゃ)、通称登戸神社(のぶとじんじゃ)の参道だったのか。  確かに、ここからは海岸段丘と思われる台の上に登渡神社の屋根が見える。 海中

          ご近所富嶽三十六景

          トキナー SZX400mmF8 Reflex MF 試し撮り②月

          望遠レンズと言えば、やはり月表面を撮ってみたいと思っていたものの、満月の日からしばらくは雨続きでその機会がなかった。昨日ようやく月が見えたので、トキナー SZX400mmF8 Reflex MF で月を撮ってみた。 トキナー SZX400mmF8 Reflex MF を手持ちで月を撮る  先日、思わず買ったトキナー SZX400mmF8 Reflex MF。望遠レンズと言えば、月を撮るのが定番?と思い、満月の日を待っていたが、あいにく雨だった。昨日も午前中、ものすごい風と

          トキナー SZX400mmF8 Reflex MF 試し撮り②月

          トキナー SZX400mmF8 Reflex MF 試し撮り①対岸

          ついつい買ってしまった望遠レンズ・トキナー SZX400mmF8 Reflex MF。35mm換算600mmの望遠って、どのくらい遠くが写るんだろうと思い、東京湾の向こう側を撮ってみた。ちなみに上の写真は、東京ゲートブリッジ。 東京湾岸の日常風景で望遠レンズ試し撮り  先日入手した望遠レンズ・トキナー SZX400mmF8 Reflex MFがどんな具合なのか、軽く試し撮りしてみた。  リングぼけがおもしろいように出るわ出るわ。ピントリングをゆっくり回していくと、大きな

          トキナー SZX400mmF8 Reflex MF 試し撮り①対岸

          理性、物欲に破れる

          昨年、初めてのミラーレスカメラを買って以来、ことあるごとに望遠レンズ欲しい、しかし、望遠レンズは高い……と、もにょもにょしていたが、ついに?早くも?物欲に負けて、望遠レンズを買ってしまった。選んだのは、レフレックスレンズ・トキナー SZX 400mmF8 Reflex MF。 ケンコー・トキナーが望遠レンズを出していた  先日、いつものようにカメラ売り場をウインドショッピングしている時に、ガラスケースの中に鎮座している、とあるレンズが目に入った。  サードパーティ製のレ

          理性、物欲に破れる

          なぜ単焦点レンズを選んだか

          はじめてのミラーレスカメラにフジフイルムのカメラ、その中でもX-T4を選んだ理由は、以前書いた。そのカメラ用に買ったレンズは、今のところ全て単焦点レンズ。ミラーレス/一眼レフカメラ売り場では「ズームキット」「ダブルズームキット」のように、ズームレンズとセットで売っていることが多いのになぜ、ズームレンズを選ばなかったのか。 はじめてのミラーレスのために選んだレンズは全て単焦点  昨年、ミラーレスカメラを買い、ようやく本格的デジタルカメラの世界に足を踏み入れた訳だが、そのカメ

          なぜ単焦点レンズを選んだか