なぜ単焦点レンズを選んだか
はじめてのミラーレスカメラにフジフイルムのカメラ、その中でもX-T4を選んだ理由は、以前書いた。そのカメラ用に買ったレンズは、今のところ全て単焦点レンズ。ミラーレス/一眼レフカメラ売り場では「ズームキット」「ダブルズームキット」のように、ズームレンズとセットで売っていることが多いのになぜ、ズームレンズを選ばなかったのか。
はじめてのミラーレスのために選んだレンズは全て単焦点
昨年、ミラーレスカメラを買い、ようやく本格的デジタルカメラの世界に足を踏み入れた訳だが、そのカメラ用にそろえた最初のレンズは、パンケーキレンズの XF27mmF2.8 と、標準レンズの XF35mmF1.4 R だった。更に買い足したもう一つのレンズは、超広角レンズの XF8mmF3.5 R WR。全て単焦点だ。
そういえば、フィルムの一眼レフカメラの時に使っていたのも全部単焦点レンズだったな。
なぜ単焦点か 主な理由は単純
深い理由がありそうに見えて、実は簡単な話で、単焦点レンズの方が一般的にコンパクトで軽いからだ。もちろん、非常に明るいレンズや望遠レンズでは、単焦点でも重いレンズはあるが、まぁ、手軽に買えない高級レンズだよね。
体力のある人なら気にならないのだろうが、握力が弱く腕力の無い自分にとって、重いレンズをずっと持ち歩くことは、地味にダメージがある。疲れて撮る意欲が減ってしまうのでは、本末転倒だ。
また、コンパクトであることで、バッグに入れていつでも持って歩ける。
ミラーレスや一眼レフがスマートフォンのカメラに劣る最大の欠点が、持ち歩くのが邪魔な図体の大きさだと、自分では思っている。ミラーレス+パンケーキレンズのコンパクトさなら、ちょっとは邪魔だけど、まぁ、バッグには入る。その手軽さで、スマホカメラとは段違いの撮影の自由度が得られるとしたら、それは大きな利点ではないだろうか(コンパクトデジタルカメラという選択肢もあるが)。
単焦点レンズの副次的効果
そして、それが目的で選ぶのではないが、単焦点レンズは焦点距離ごとのレンズの特性がわかりやすいところが好き。
何mmならどのくらいの歪みがあるか、被写界深度はどのくらいか。単焦点レンズを付けて写真を撮ると、レンズの付け替えをそう簡単にはできないから、同じ条件のたくさんの写真を並べて見直すことができて、その特徴をつかみやすい。場面場面でズームしたり戻したりした写真は、絞り具合か、焦点距離か、シャッタースピードや感度はどうだったのか、どの条件でこういう写真が撮れたのか、ぱっと見わかりにくい。まぁ、Exifを見ればわかるけど、面倒くさいもんね。
こんなまとめ方だと、主な理由が「面倒くさいから」になっちゃうのか? いやいや、そんなことはない。軽くて小さくてお手軽に使えるうえに、焦点距離ごとの特徴をつかみやすいから、単焦点レンズを選んだのだ。
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