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Velvia vs Velvia フィルムシミュレーションとフィルムを撮り比べてみた

フィルムシミュレーションのヴェルヴィアを初めて使ってみた時、これちょっとヴィヴィッド過ぎないか、と思った。フィルムのヴェルヴィアを使ったことがあるけれども、こんな色だったかな、と疑問に思ったので、撮り比べてみた。

フィルムシミュレーションでヴェルヴィアを使った時の違和感

アンナプルナ(フィルムシミュレーション)
ウィンナシャルメ(フィルム)

 フジフイルムのカメラを買ってはじめて、フィルムシミュレーションでヴェルヴィアを使った時、緑がヴィヴィッド過ぎやしないかと思った。フィルムのヴェルヴィアを使った時、こんな色だったっけ?と違和感を感じた。

 その違和感がずっと続いていたので、同じような条件でフィルムとフィルムシミュレーションのヴェルヴィアを撮り比べてみた。

 ……と、いうことで、後は並べてみれば良いだけの話なのだが、実際にやってみて、同じにはならない原因がわかってしまった。フィルムスキャナーで取り込む時点で自分の思う色に調整しているからだ。ドライバの性能もあるし、自分のやり方の下手さもある。そりゃ、同じにはならんわなー。

似たような条件で撮るように努めたが

 撮影も、FUJIFILM X-T4のセンサーサイズがAPS-Cである以上、フィルムのカメラとは全く同じにはならない。なるべく近くなるようにフィルムのカメラ・Canon F1は50mm、X-T4は35mmレンズを使ったのだが、そもそも X-T4の一番低い感度はISO160だった。フィルムのヴェルヴィアは ISO100だ。

なんならカメラ自体の厚みはフィルムのカメラの方が薄い(重さは重い)

 久々に現像が上がってきたフィルムを見て、フィルムで撮るってやっぱり良いなぁ、と思ったが、それをきれいに取り込む面倒くささと難しさが身にしみた。特に黄色い花がうまく取り込めなかった。

 でもやはり、フィルムシミュレーションのVelviaは緑が緑過ぎる気がするんだよなぁ。とはいえ、苦労せずにバランスの良いきれいな画が自動的に出てくるフィルムシミュレーションって、改めて便利なもんだと思った。

フィルムのVelviaとフィルムシミュレーションのVelviaの画像はこちら

 ちなみに撮影地は、谷津バラ園。毎年5月6月はいろいろな品種のバラが咲いている。品種名はメモを見つつ……。

ギィドゥモーパッサン(フィルム)
ギィドゥモーパッサン(フィルムシミュレーション)
快挙(フィルム)
快挙(フィルムシミュレーション)
ヘルムート シュミット(フィルム)
ヘルムートシュミット(フィルムシミュレーション)
ツル ショーガール(フィルム)
ツル ショーガール(フィルムシミュレーション)
プリンセスサヤコ(フィルム)
プリンセスサヤコ(フィルムシミュレーション)
ユメオトメ(フィルム)
ユメオトメ(フィルムシミュレーション)
ジークフリート(フィルム)
ジークフリート(フィルムシミュレーション)
プリンセスドゥモナコ(フィルム)
プリンセスドゥモナコ(フィルムシミュレーション)
ピンクスプレー(フィルム)
ピンクスプレー(フィルムシミュレーション)
ジャスミーナ(フィルム)
ジャスミーナ(フィルムシミュレーション)
ティップントップ(フィルム)
ティップントップ(フィルムシミュレーション)
フォーランマリア(フィルム)
フォーランマリア(フィルムシミュレーション)
ザンブラ`93(フィルム)
ザンブラ`93(フィルムシミュレーション)
ウィンナシャルメ(フィルム)
ウィンナシャルメ(フィルム)
ウインナシャルメ(フィルムシミュレーション)
ウインナシャルメ(フィルムシミュレーション)

久々にフィルムで撮ってみて

 Velvia 高い。フィルムで撮りたいのは山々だが、フィルム2本買って現像したら、1万円を越えるってのはちょっとなぁ……。しかも、現像に3週間もかかった。バラの季節終わっちゃうよ~。

フィルムは高級品

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