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フィルムシミュレーションで遊ぶ ヴェルヴィアちょっとヴィヴィッド過ぎない?

あこがれのフィルムシミュレーション。いろいろなフィルムをシミュレートして楽しみたい。まずはヴェルヴィアであれこれ撮ってみた。ヴィヴィッドな発色が特徴とは言うものの、それにしてもこれ、緑色がヴィヴィッド過ぎる気がしない?

フィルム時代にも使っていたヴェルヴィア

FUJIFILM Vervia

 天気の良い日に写真を撮れば、たいていのフィルムで綺麗に撮れた。逆に雨の日や曇りの日は、彩度の低い写真になりがちだから、発色が派手めのヴェルヴィアを選ぶことが多かった。だから、ああいう色合いを再現出来るのなら、フィルムシミュレーションはおもしろそう、と思ったのだ。

フィルムシミュレーションで遊ぶ

 それにしても、いろいろなフィルムがあるものだなぁ。これらにそれぞれ特徴があるなんてすごくない? 何に使ったらぴったりの雰囲気になるかな? まずは、割と記憶がはっきりしているヴェルヴィアであれこれ撮ってみよう。

ゼリーみたいになってる こんなにぷるぷるした色じゃない

 ……と、撮り始めた最初の感想は、ちょっと緑?黄?がヴィヴィッド過ぎる? 被写体によっては、色飽和みたいな感じになっている。ヴェルヴィアってこんな色だったっけ?

 もやもやした感じでいたところ、取扱説明書を眺めている時に、カラークローム・エフェクトという設定がある事に気づいた。おお、やっぱり、ヴィヴィッド過ぎるように感じるのは自分だけじゃなかった。ちゃんと対処法が用意されているではないか。

フィルムシミュレーションBKTで他のフィルムと比べてみる

 カラークローム・エフェクトを試すその前に、最近知ったばかりのフィルムシミュレーション・ブラケティングを使って、他のフィルムと比べてみる。

左上PROVIA 右上Vervia 左下クラシッククローム やはり緑の違いが目立つ

 余談だが、フィルムシミュレーションBKTを始めて使ってみて、シャッターが切られるのは一回だったので、ちょっと面食らってしまった。今までAEブラケティングしか使ったことなく、その時は三回シャッターが切られるので、あれ、次は?としばらくじっと待ってしまった。

 つまり、これは撮ってる映像は一つだが、カメラ内現像で違う色味の画像を作ってるってことか。もし、自分に画像補正の知識と技術があるなら、RAWで記録しておいて自分で現像すれば、好きな色味が出せるのだ。

 ただ、カメラ任せで自分好みの画を作ってくれるなら、その方が良い。このカメラ相性ぴったりってことなんだから。

ヴェルヴィア+カラークローム・エフェクト

上 Vervia 下 Vervia+カラークローム・エフェクト

 と、いうわけで、カラークローム・エフェクトも試してみた。一番すっとんでいた箇所が改善されている。まだ、全体的にヴィヴィッド過ぎる感じはするが、ヴェルヴィアはこう、という個性といっても良いのかも。なんてったって、落ち着いた色調にしたいのなら、他のもあるし。

上 Vervia 下 クラシッククローム

 どんな場面でどれがぴったりくるのかはケースバイケースだろうから、いざというときにピンときてすぐ使えるように、もっともっとフィルムシミュレーションをシミュレートして遊ぼうっと。

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