都会の空を飛ぶチュウシャクシギ オーストラリア→シベリアの旅の途中谷津干潟に立ち寄る
谷津干潟でチュウシャクシギの塒入りを観察するイベントがあったので参加してみた。
たまたま谷津干潟でチュウシャクシギの塒(ねぐら)入りを観察するイベントがあることを知った。
チュウシャクシギ? なにそれ?
昼間谷津干潟に行った時には、その辺でよく見る鳥しか見かけなかったので、興味が湧いて参加してみることにした。
チュウシャクシギとは、オーストラリアで越冬し、繁殖地のシベリアに渡る途中、春と秋に日本を通過する渡り鳥だそうだ。谷津干潟には、渡りの途中で立ち寄る。昼は周辺のどこかで餌を探して食べているが、夕方になると群で集まってきて、谷津干潟の島等で眠る。
島と言っても、見た所、数十㎝くらいしか高さのない凸なのだが、満潮でもギリギリ水没しない。干潟のこういう場所こそ、渡り鳥にとっては重要だったのに、東京湾を始め世界中で干潟の干拓が進み、渡り鳥の休める所がなくなってしまったのだという。
渡り鳥の中継地として重要な谷津干潟
谷津といえば、ある年齢以上の千葉県民なら誰でも、谷津遊園が思い浮かぶに違いない(千葉県習志野市)。谷津干潟は、その跡地の近くにある。というか、「ある年齢以上の千葉県民」なら、この辺り、海水浴場だったよね、と思い浮かぶかも知れない。また、読売巨人軍発祥の地としても有名だ。
夕方になるといろいろな鳥が集まってくる
日中は、ダイサギやアオサギ、カワウ等湾岸でよく見る鳥しか見つけられなかったが、夕方、解説を聞きながらじっくり見ると、いろいろな鳥が干潟に嘴を刺している様子が観察できた。
朝もえさ場に飛び立つ前の鳥がいろいろいるらしい。
6月10日は谷津干潟の日
なお、1993年6月10日に、谷津干潟がラムサール条約に登録されたことを記念して6月10日は「谷津干潟の日」なんだそうな。今年は6月8日、9日は谷津干潟の日フェスが開催され、その日は谷津干潟自然観察センターは入場無料!
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